次の記述は、医薬品と食品の相互作用に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
  1. 酒類(アルコール)をよく摂取する者は、一般的に、アセトアミノフェンが通常よりも代謝されにくい。
  2. カフェインのように、食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在する場合、それを含む医薬品と食品を一緒に服用すると過剰摂取になることがある。
  3. 食品(ハーブ等)として流通している生薬成分等については、生薬成分が配合された医薬品の効き目や副作用を増強させることはない。
  4. 外用薬や注射薬であっても、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性がある。
  1. a、b
  2. a、c
  3. b、d
  4. c、d

【 正答:3 】

解説

  1. アルコールは、主として肝臓で代謝されるため、酒類(アルコール)をよく摂取する者では、その代謝機能が高まっていることが多い。その結果、アセトアミノフェンなどでは、通常よりも代謝されやすくなり、体内から医薬品が速く消失して十分な薬効が得られなくなることがある。
  2. 選択肢の通り
  3. 生薬成分等については、医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていなければ、食品(ハーブ等)として流通可能なものもあり、そうした食品を合わせて摂取すると、生薬成分が配合された医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。
  4. 選択肢の通り