医薬品が原因となる肝機能障害に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
  1. 軽度の肝機能障害の場合は自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。
  2. 漫然と原因と考えられる薬物を使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもある。
  3. 肝機能障害のうち、アレルギー性のものは有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きるものである。
  4. 黄疸とは、ビリルビンが胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。

【 正答:3 】

解説

医薬品により生じる肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。