登録販売者 北関東・甲信越共通問題 過去問 平成26年 第68問
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. 小児の疳は、痩せて血が少ないことから生じると考えられており、鎮静作用のほか、血液の循環を促す作用があるとされる生薬成分を中心に配合されている。
  2. ジャコウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。
  3. 症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。
  4. 鎮静と中枢刺激のように相反する作用を期待する生薬成分が配合されている場合もあるが、身体の状態によってそれらに対する反応が異なり、総じて効果がもたらされると考えられている。

    【 正答:4 】