登録販売者 北関東・甲信越共通問題 過去問 平成27年 第85問
浣腸薬及び浣腸薬に含まれる成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. 直腸内で徐々に分解して微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して、グリセリンが注入剤の配合成分として、用いられる。
  2. グリセリンが配合された浣腸薬が、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。
  3. 直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦または妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきである。
  4. 浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して、炭酸水素ナトリウムが用いられる。

    【 正答:4 】