登録販売者 茨城 過去問 平成29年 第100問
殺虫剤・忌避剤及び衛生害虫に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 殺虫剤・忌避剤は人体に対する作用が緩和なため、医薬品として扱われることはなく、すべて医薬部外品として扱われる。
  2. ハエ蛆症とは、人の体内や皮膚などに幼虫(ウジ)が潜り込み、組織や体液や消化器官内の消化物を食べて直接的な健康被害を与える症状のことである。
  3. シラミの防除には、殺虫成分としてフェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる。
  4. ツメダニ類等の屋内塵性ダニに対して殺虫剤を散布する場合は、エアゾール、粉剤の使用は避け、水で希釈する薬剤を用いることが望ましい。

    【 正答:2 】

    解説

    1.  殺虫剤・忌避剤のうち、人体に対する作用が緩和な製品については医薬部外品として製造販売されているが、原液を用時希釈して用いるもの、長期間にわたって持続的に殺虫成分を放出させる又は一度に大量の殺虫成分を放出させるもの、劇薬に該当するもの等、取扱い上、人体に対する作用が緩和とはいえない製品については医薬品として扱われる。
    2.  選択肢の通り
    3.  選択肢の通り
    4.  ツメダニ類等の屋内塵性ダニに対して、殺虫剤を散布する場合には、湿度がダニの増殖の要因になるため、水で希釈する薬剤の使用は避け、エアゾール、粉剤が用いられることが望ましい。医薬品の散布が困難な場合には、燻蒸処理等が行われる。