登録販売者 茨城 過去問 平成29年 第27問
医薬品の適正使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 医薬品の乱用の繰り返しによって、慢性的な臓器障害等を生じるおそれがある。
  2. 一般用医薬品は、緊急時の場合、早く効かせるために、定められた用量を超える量を服用してもよい。
  3. 一般用医薬品には、習慣性・依存性がある成分が含まれているものはない。
  4. 医薬品の販売等に従事する専門家においては、必要以上の大量購入や頻回購入を試みる不審な購入者には慎重に対処する必要があり、積極的に事情を尋ねたり、状況によっては販売を差し控えるなどの対応が図られることが望ましい。

    【 正答:3 】

    解説

    1.  選択肢の通り
    2.  「多く飲めば早く効く」等と短絡的に考えて、定められた用量を超える量を服用したり、小児への使用を避けるべき医薬品を「子供だから大人用のものを半分にして飲ませればよい」として服用させるなど、安易に医薬品を使用するような場合には、特に有害事象につながる危険性が高い。
    3.  一般用医薬品にも習慣性・依存性がある成分を含んでいるものがあり、そうした医薬品がしばしば乱用されることが知られている。特に、青少年は、薬物乱用の危険性に関する認識や理解が必ずしも十分でなく、好奇心から身近に入手できる薬物を興味本位で乱用することがあるので、注意が必要である。
    4.  選択肢の通り