登録販売者 栃木 過去問 平成29年 第69問
鎮咳去痰薬に含まれる成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  1. コデインリン酸塩は、妊娠中に摂取された場合、吸収された成分の一部が血液-胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている。
  2. ジヒドロコデインリン酸塩には、胃腸の運動を低下させる作用があり、副作用として便秘が現れることがある。
  3. メチルエフェドリン塩酸塩は、副交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
  4. マオウの中枢神経系に対する作用は、同じ気管支拡張成分であるメトキシフェナミン塩酸塩に比べ弱く、依存性の心配はない。
  1. ab
  2. ad
  3. bc
  4. cd

【 正答:1 】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  選択肢の通り
  3.  メチルエフェドリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
  4.  マオウの中枢神経系に対する作用は、同じ気管支拡張成分であるメトキシフェナミン塩酸塩に比べ強いとされ、依存性がある成分であることに留意する必要がある。