登録販売者 栃木 過去問 平成29年 第105問
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. カプセル剤は、冷蔵庫内から取り出したときに湿気を帯びるおそれはなく、冷蔵庫内での保管が適当である。
  2. すぐに使用できるよう、小児用解熱鎮痛薬を小児の枕元に保管することは適当である。
  3. 医薬品を別の容器へ移し替えると、誤用の原因となるおそれがある。
  4. 点眼薬は、長期間の保存に適さないので、家族で共用し、できる限り早期に使い切ることが望ましい。

    【 正答:2 】

    解説

    1.  錠剤、カプセル剤、散剤等では、取り出したときに室温との急な温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵庫内での保管は不適当である。
    2.  乳・幼児は好奇心が強く、すぐ手を出して口の中に入れることがある。また、家庭内において、小児が容易に手に取れる場所(病人の枕元など)、又は、まだ手が届かないと思っても、小児の目につくところに医薬品が置かれていた場合に、誤飲事故が多く報告されている。
    3.  選択肢の通り
    4.  別の人が使用している点眼薬は、容器の先端が睫毛(まつげ)等に触れる等して中身が汚染されている可能性があり、共用することは避けることとされている。