登録販売者 茨城 過去問 平成29年 第26問
医薬品の副作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  1. 世界保健機関(WHO)で定義する医薬品の副作用には、疾病の診断のために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応は含まれていない。
  2. 一般用医薬品は、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。
  3. 医薬品の作用には未知の部分が多いが、十分に注意して適正に使用されれば副作用が生じることはない。
  4. 眠気や口渇等の比較的よく見られるものも、副作用として扱われる。
  1. ab
  2. ac
  3. ad
  4. bc
  5. bd

【 正答:5 】

解説

  1.  世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。
  2.  選択肢の通り
  3.  副作用は、眠気、口渇等の比較的よく見られるものから、死亡や日常生活に支障を来すほどの重大なものまで、その程度は様々であるが、それまでの使用経験を通じて知られているもののみならず、科学的に解明されていない未知のものが生じる場合もあり、医薬品の副作用被害やいわゆる薬害は、医薬品が十分注意して使用されたとしても起こり得るものである。
  4.  選択肢の通り