登録販売者 北関東・甲信越共通問題 過去問 平成29年 第63問
解熱鎮痛薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 腹痛を含む痙攣性の内臓痛に対し、一部の漢方処方製剤を除き、解熱鎮痛薬の効果は期待できない。
  2. 解熱鎮痛薬は、発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すものである。
  3. 一般用医薬品の解熱鎮痛薬は、複数の有効成分が配合されている製品が多く、他の解熱鎮痛薬やかぜ薬等が併用されると、同じ成分又は同種の作用を持つ成分が重複して、効き目が強く現れすぎたり、副作用が起こりやすくなったりするおそれがある。
  4. 解熱鎮痛薬は、頭痛に対し、症状が軽いうちに服用すると効果的であるので、予防として発症する前から積極的に使用するべきである。

    【 正答:2 】

    解説

    1.  選択肢の通り
    2.  解熱鎮痛薬とは、発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すものではなく、病気や外傷が原因で生じている発熱や痛みを緩和するために使用される医薬品(内服薬)の総称である。
    3.  選択肢の通り
    4.  解熱鎮痛薬は、頭痛の症状が軽いうちに服用すると効果的であるが、症状が現れないうちに予防的に使用することは適切でない。解熱鎮痛薬の連用により頭痛が常態化することがあるので注意を要する。