登録販売者 栃木 過去問 平成29年 第67問
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に含まれる成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  1. 眠気を促す作用があるため、乗物の運転操作をするときは、抗コリン成分を含む乗物酔い防止薬の使用を控える必要がある。
  2. ジフェニドール塩酸塩は、抗ヒスタミン成分と共通する類似の薬理作用を示し、海外では制吐薬やめまいの治療薬として使われてきた。
  3. 抗コリン成分の主な副作用として、縮瞳がある。
  4. スコポラミン臭化水素酸塩は、抗ヒスタミン成分と比べて作用時間が長い。
  1. ab
  2. ad
  3. bc
  4. cd

【 正答:1 】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  選択肢の通り
  3.  抗コリン成分の主な副作用として、散瞳による目のかすみや異常な眩しさ、顔のほてり、頭痛、眠気、口渇、便秘、排尿困難等の副作用が現れることがある。
  4.  スコポラミン臭化水素酸塩は、肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は短い。