登録販売者 北関東・甲信越共通問題 過去問 平成29年 第74問
血中コレステロール及び高コレステロール改善薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 高コレステロール改善薬は、血中コレステロール異常の改善、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として使用される医薬品である。
  2. コレステロールの産生及び代謝は、主として腎臓で行われる。
  3. リポタンパク質は比重によっていくつかの種類に分類されるが、そのうち高密度リポタンパク質(HDL)は、コレステロールを腎臓から末梢組織へ運ぶリポタンパク質である。
  4. 医療機関で測定する検査値として、HDLが140 mg/dL 以上、低密度リポタンパク質(LDL)が40 mg/dL 未満、中性脂肪が150 mg/dL 以上のいずれかである状態を、脂質異常症という。

    【 正答:3 】

    解説

    1.  選択肢の通り
    2.  コレステロールの産生及び代謝は、主として肝臓で行われる。
    3.  リポタンパク質は比重によっていくつかの種類に分類されるが、そのうち低密度リポタンパク質(LDL)は、コレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポタンパク質である。高密度リポタンパク質(HDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポタンパク質である。
    4.  医療機関で測定する検査値として、LDLが140 mg/dL以上、HDLが40 mg/dL未満、中性脂肪が150 mg/dL以上のいずれかである状態を、脂質異常症という。