登録販売者 北関東・甲信越共通問題 過去問 平成29年 第86問
浣腸薬(注入剤)及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 注入する薬液は十分冷やしておくと、不快感を生じることが少ない。
  2. 半量を使用するような場合、残量を再利用すると感染のおそれがあるので使用後は廃棄する。
  3. グリセリンは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。
  4. 薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。

    【 正答:3 】

    解説

    1.  注入する薬液は人肌程度に温めておくと、不快感を生じることが少ない。
    2.  選択肢の通り
    3.  グリセリンは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激する作用を期待して用いられる。
    4.  選択肢の通り