登録販売者 北関東・甲信越共通問題 過去問 平成30年 第35問
一般用医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 登録販売者は、購入者に対して科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、常に一般用医薬品の購入を促すべきである。
  2. 高熱や激しい腹痛があるといった症状が重いときに、一般用医薬品を一定期間使用しても症状の改善がみられない場合、別の一般用医薬品を使用することは適切な対処である。
  3. 乳幼児や妊婦では、通常の成人の場合に比べ、一般用医薬品で対処可能な範囲が限られる。

    【 正答:2 】

    解説

    1. 一般用医薬品は、一般の生活者がその選択や使用を判断する主体であり、生活者が自らの健康上の問題等について一般用医薬品を利用して改善を図ろうとすること、すなわち生活者のセルフメディケーションに対して、登録販売者は、第二類医薬品及び第三類医薬品の販売、情報提供等を担う観点から、支援していくという姿勢で臨むことが基本となる
    2. 症状が重いとき(例えば、高熱や激しい腹痛がある場合、患部が広範囲である場合等)に、一般用医薬品を使用することは、一般用医薬品の役割にかんがみて、適切な対処とはいえない。体調の不調や軽度の症状等について一般用医薬品を使用して対処した場合であっても、一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化したときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。
    3. 選択肢の通り