登録販売者 長野 過去問 平成30年 第45問
脾臓及びリンパ系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  1. 脾臓の主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった白血球を濾し取って処理することである。
  2. リンパ液の流れは主に平滑筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。
  3. リンパ液は、血球の一部が毛細血管から組織の中へ滲み出て組織液となったもので、タンパク質を多く含む。
  4. リンパ管は互いに合流して次第に太くなり、最終的にもものつけ根にある動脈につながる。
  5. リンパ節の内部には、リンパ球やマクロファージ(貪食細胞)が密集しており、リンパ液で運ばれてきた細菌やウイルス等は、ここで免疫反応によって排除される。

【 正答:5 】

解説

  1. 脾臓の主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理することである。
  2. リンパ液の流れは主に骨格筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。
  3. リンパ液は、血漿の一部が毛細血管から組織の中へ滲み出て組織液となったもので、血漿とほとんど同じ成分からなるが、タンパク質が少なく、リンパ球を含む。
  4. リンパ管は互いに合流して次第に太くなり、最終的に鎖骨の下にある静脈につながる。
  5. 選択肢の通り