登録販売者 北関東・甲信越共通問題 過去問 平成30年 第63問
解熱鎮痛薬とその成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  1. アスピリンは、他の解熱鎮痛成分と比較して胃腸障害を起こしにくい。
  2. アセトアミノフェンは、内服薬のほか、専ら小児の解熱に用いる坐薬に配合されている場合もあるので、それらを併用することがないよう注意が必要である。
  3. 一般用医薬品の内服薬において、イブプロフェンは 15 歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはならない。
  4. 生薬成分のジリュウは、ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性の茎及び根茎を、横切したものを基原とするもので、鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待して用いられる。
  1. (a、b)
  2. (a、c)
  3. (a、d)
  4. (b、c)
  5. (c、d)

【 正答:4 】

解説

  1. アスピリンは、他の解熱鎮痛薬に比較して胃腸障害を起こしやすい。
  2. 選択肢の通り
  3. 選択肢の通り
  4. 選択肢は、ボウイに関する記述である。ジリュウは、フトミミズ科のPheretima aspergillum Perrier 又はその近縁動物の内部を除いたものを基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきた。ジリュウのエキスを製剤化した製品は、「感冒時の解熱」が効能・効果となっている。