登録販売者 北関東・甲信越共通問題 過去問 平成30年 第68問
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 副作用が強く現れるおそれがあるので、かぜ薬やアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)等との併用は避ける必要がある。
  2. 乗物酔い防止薬に6歳未満の小児向けの製品はない。
  3. 乳幼児が乗物で移動中にむずがるような場合には、気圧変化による耳の痛みなどの要因を考慮するべきであり、乗物酔い防止薬を安易に使用することのないよう注意する必要がある。
  4. アミノ安息香酸エチルは、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分である。

    【 正答:2 】

    解説

    1. 選択肢の通り
    2. 3歳未満では自律神経系が未発達であるため、乗物酔いが起こることはほとんどないとされている。乗物酔い防止薬に3歳未満の乳幼児向けの製品はなく、そうした乳幼児が乗物で移動中にむずがるような場合には、気圧変化による耳の痛みなどの他の要因が考慮されるべきであり、乗物酔い防止薬を安易に使用することのないよう注意される必要がある。
    3. 選択肢の通り
    4. 選択肢は、スコポラミン臭化水素酸塩水和物に関する記述である。