登録販売者 北関東・甲信越共通問題 過去問 平成30年 第82問
健胃薬に含まれている生薬成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  1. オウバクは、ミカン科のキハダ又はフェロデンドロン・キネンセの周皮を除いた樹皮を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。
  2. センブリは、クスノキ科のシンナモムム・カッシアの樹皮又は周皮の一部を除いたものを基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。
  3. ユウタンは、クマ科のヒグマその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられるほか、消化補助成分として配合される場合もある。
  4. ゲンチアナは、モクレン科のホオノキ等の樹皮を基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。
  1. (a、c)
  2. (a、d)
  3. (b、c)
  4. (b、d)

【 正答:1 】

解説

  1. 選択肢の通り
  2. 選択肢は、ケイヒに関する記述である。センブリは、リンドウ科のセンブリの開花期の全草を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。
  3. 選択肢の通り
  4. 選択肢は、コウボクに関する記述である。ゲンチアナは、リンドウ科のゲンチアナの根及び根茎を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。