登録販売者 栃木 過去問 平成30年 第92問
外皮用薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 貼付剤(テープ剤、パップ剤)は、患部やその周囲に汗や汚れ等が付着した状態で貼付すると、有効成分の浸透性が低下するほか、剥がれやすくもなるため十分な効果が得られない。
  2. エタノールは、皮膚刺激性が強いため、患部表面を軽く清拭するにとどめ、脱脂綿やガーゼに浸して患部に貼付することは避けるべきとされている。
  3. クロルヘキシジングルコン酸塩は、一般細菌類、真菌類よりも、結核菌やウイルスに対して強い殺菌消毒作用を示す。
  4. 鎮痛を目的として用いるケトプロフェンは、紫外線による光線過敏症を起こすことはない。

    【 正答:3 】

    解説

    1. 選択肢の通り
    2. 選択肢の通り
    3. クロルヘキシジングルコン酸塩は、一般細菌類、真菌類に対して殺菌消毒作用を示すが、結核菌やウイルスに対しての効果はない。
    4. ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬は、使用中又は使用後しばらくしてから重篤な光線過敏症が現れることがあるため、「してはいけないこと」の欄に、使用中 及び使用後当分の間、塗布部を紫外線に当てないよう記載されている。