登録販売者 茨城 過去問 平成30年 第94問
歯槽膿漏薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 患部局所に適用する外用薬はあるが、内服で用いる歯槽膿漏薬はない。
  2. カミツレは、キク科のカミツレの頭花を基原とする生薬で、抗炎症、抗菌などの作用を期待して用いられる。
  3. 炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用を期待して、アラントインが配合されている場合がある。
  4. 冷感刺激を与えて歯周組織をひきしめることで、炎症を和らげることを目的として、セチルピリジニウム塩化物が配合されている。

    【 正答:4 】

    解説

    1. 患部局所に適用する外用薬のほか、内服で用いる歯槽膿漏薬もある。内服薬は、抗炎症成分、ビタミン成分等が配合されたもので、外用薬と併せて用いると効果的である。
    2. 選択肢の通り
    3. 選択肢の通り
    4. 冷感刺激を与えて知覚神経を麻痺させることによる鎮痛・鎮痒の効果を期待して、メントール、カンフル、ハッカ油、ユーカリ油等の冷感刺激成分が配合されている場合もある。セチルピリジニウム塩化物は、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として配合される。