登録販売者 過去問 解答 平成25年
スポンサーリンク
- 医薬品の中には、人体に直接使用されないものであっても、人の健康に影響を及ぼすおそれがあるものがある。
- 医薬品は、人の生命や健康に密接に関連するものであるため、高い水準で均一な品質が保証されていなければならない。
- 医薬品が人体に及ぼす作用は複雑かつ多岐に渡るが、一般用医薬品については、そのすべてが解明されている。
【 解答:3 】
- 医薬品の副作用には、眠気や口渇等の比較的よく見られるものは含まれない。
- WHO(世界保健機関)の定義によれば、医薬品の副作用とは「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。
- 薬理作用がない添加物も、アレルギーを引き起こす原因物質となりえる。
【 解答:3 】
※なお、同じアルファベットの欄には同じ字句が入ります。
【 解答:4 】
- 副作用は、血液や内臓機能への影響等のように、直ちに明確な自覚症状として現れないこともある。
- 医薬品の副作用は、薬理作用による副作用とアレルギー(過敏反応)に大別することができる。
- 一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が強く現れやすくなる。
【 解答:1 】
- 相互作用を回避するには、通常、ある医薬品を使用している期間やその前後を通じて、その医薬品との相互作用を生じるおそれのある医薬品や食品の摂取を控えなければならない。
- 酒類(アルコール)は、医薬品の吸収に影響を与えることがあるが、代謝には影響を与えない。
- 一般用医薬品は、複数の成分が配合されていることが多いが作用が著しくないため、他の医薬品と併用した場合に、同様な作用を持つ成分が重複しても、作用が強く出過ぎることはない。
【 解答:5 】
- 医薬品を服用後、代謝によって産生する物質に薬効があるものはない。
- 食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在することがあるので、それらの物質を含む医薬品を食品と一緒に服用すると過剰摂取となることがある。
- 医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られており、母乳を介して乳児が医薬品の成分を摂取することがある。
【 解答:4 】
【 解答:2 】
- 一般用医薬品は習慣性・依存性がある成分を含んでいるものがあり、乱用されることもある。
- 一般用医薬品は作用が著しくないため、乱用の繰り返しによっても、慢性的な臓器障害等までは生じない。
- 登録販売者は、一般用医薬品の大量又は頻回購入者に対し、積極的に事情を尋ねたり、販売を差し控えるなどの対応は信頼を損なうことがあるので避けるべきである。
【 解答:4 】
- 一般用医薬品を小児に服用させる場合には、成人用の医薬品の量を減らして小児に与えるような安易な使用は避け、必ず年齢に応じた用法用量が定められているものを使用する。
- 小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が低い。
- 小児は、大人に比べて循環血液中の医薬品の成分が脳に達しにくいため、中枢神経系に影響を与える医薬品であっても副作用を起こしにくい。
【 解答:1 】
- 一般に、生理機能が衰えつつあるので、一般用医薬品を使用する際は、原則として、定められた用量の範囲よりも少ない用量で使用しなければならない。
- 医薬品の使用上の注意等において、「高齢者」という場合には、おおよその目安として70歳以上を指している。
- 基礎疾患を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化することもある。
【 解答:5 】
スポンサーリンク
- 便秘薬には、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがある。
- 妊婦が一般用医薬品を使用しても、胎盤関門によって、その成分が胎児に移行しないことが確認されている。
- ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まる。
【 解答:3 】
- 一般用医薬品は、購入後すぐに使用されるとは限らないため、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売等がなされるべきである。
- 医薬品の品質が劣化すると、効き目は低下するが、人体に好ましくない作用をもたらす物質が生じることはない。
- 医薬品に配合されている成分が光(紫外線)によって品質の劣化を起こすことはない。
【 解答:4 】
- 結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをいう。
- プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいもの(効果)だけであり、不都合なもの(副作用)はない。
- プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもあるが、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。
【 解答:3 】
- 殺菌消毒
- 健康状態の自己検査
- 軽度な疾病に伴う症状の改善
- 妊娠の確定診断
- 健康の維持・増進
【 解答:4 】
- WHO(世界保健機関)によればセルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」こととされている。
- 一般用医薬品の使用は、医療機関での治療を受けるほどではない体調の不調や疾病の初期段階、あるいは日常において、生活者が自らの疾病の診断、治療若しくは予防又は生活の質(QOL)の改善・向上を図ることを目的としている。
- 一般用医薬品の利用のほか、生活習慣の改善を含めた健康維持・増進全般についてセルフメディケーションという場合もある。
【 解答:1 】
- 家庭における常備薬として医薬品を購入する者に対しては、実際に使用する際に、改めて添付文書等に目を通すよう促す必要はない。
- 登録販売者は、購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい場合でも必要な情報提供を行えるよう、コミュニケーション技術を身につけるべきである。
- 情報提供は必ずしも医薬品の販売に結びつけるのでなく、医療機関の受診を勧めたり(受診勧奨)、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合がある。
【 解答:3 】
- その医薬品を使用するのは情報提供を受けている当人か、又はその家族等が想定されるか。
- その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか。
- その医薬品を使用する人が相互作用や飲みあわせで問題を生じるおそれのある他の医薬品や食品を摂取していないか。
【 解答:1 】
- 医薬品は、人体にとって本来異物であり、治療上の効能・効果とともに何らかの有害な作用(副作用)等が生じることがある。
- 医薬品が十分注意して使用された場合、薬害は発生しない。
- 医薬品の販売に従事する専門家を含め関係者が、医薬品の安全性の確保に最善の努力を重ねていく必要がある。
【 解答:1 】
- サリドマイド訴訟は、妊娠している女性がサリドマイド製剤を使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対する損害賠償訴訟である。
- スモン訴訟は、催眠鎮静剤として販売されていたキノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
- HIV訴訟は、血友病患者が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料血漿から製造された血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
【 解答:3 】
- CJDの原因は、ウイルス感染によるものである。
- CJD訴訟を契機として、1979年、医薬品副作用被害救済制度が創設された。
- CJDは、次第に認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病である。
【 解答:3 】
- a,b
- a,d
- b,c
- b,d
- c,d
【 解答:1 】
- かぜの時に消耗しやすいビタミン又はビタミン様物質を補給することを目的として、アスコルビン酸やリボフラビンが配合されている場合がある。
- ケイ酸アルミニウムは、発熱や痛みを和らげることを目的として用いられる。
- トラネキサム酸は、凝固した血液を分解されにくくする働きがある。
【 解答:3 】
- グアイフェネシン
- アスピリン
- アセトアミノフェン
- 塩酸ジセチアミン
- イブプロフェン
【 解答:3 】
- 下肢の痙攣性疼痛(いわゆる「足がつる」症状やこむらがえり)、急な腹痛や胃痙攣の痛み等のような、急激に起こる筋肉の痙攣を伴う疼痛に適するとされる。ただし、症状があるときのみの服用にとどめ、連用を避けることとされている。
- 関節痛、神経痛に適するとされるが、のぼせが強く赤ら顔で体力が充実している人では、動悸、のぼせ、ほてり等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
- みぞおちが膨満して手足が冷えやすい人における、頭痛及び頭痛に伴う吐き気、しゃっくりに適するとされる。
【 解答:4 】
- ブロモバレリル尿素(ブロムワレリル尿素)については、胎児障害の可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けることが望ましい。
- 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として、慢性的に不眠症状がある人を対象としたものである。
- ジフェンヒドラミン塩酸塩(塩酸ジフェンヒドラミン)は、催眠鎮静薬以外の医薬品にも配合されていることがあるので、これらの成分を含有する医薬品や、他の催眠鎮静薬が併用されると、効き目が増強されるおそれがある。
【 解答:4 】
- かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために、眠気防止薬を使用するのは適切でない。
- 成長期にある小児の発育には睡眠が重要であり、眠気防止薬に小児向けの製品はない。
- 細菌やウイルスなどに感染したときに生じる眠気は、生体防御の重要な一端を担っている生理的反応であり、そのようなときに眠気防止薬を使用して睡眠を妨げると、病気の治癒を遅らせるおそれがある。
【 解答:4 】
※なお、同じアルファベットの欄には同じ字句が入ります。
【 解答:1 】
- 桂枝加竜骨牡蛎湯
- 柴胡加竜骨牡蛎湯
- 抑肝散加陳皮半夏
- 抑肝散
- 小建中湯
【 解答:2 】
この鎮咳去痰薬に含まれている成分とその配合目的に関する次のa~cの関係の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
【 解答:3 】
- デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物(臭化水素酸デキストロメトルファン)は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
- 去痰成分は、気道粘膜からの分泌を促進する作用を示すものと、痰の中の粘性蛋白質に作用してその粘りけを減少させるものの2つに大別される。
- 自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させる成分として、塩酸メトキシフェナミンがある。
【 解答:5 】
スポンサーリンク
- 妊娠中に摂取されたヨウ素の一部は胎盤関門を通過して胎児に移行するため、長期間に渡って大量に使用された場合には、胎児にヨウ素の過剰摂取による甲状腺機能障害を生じるおそれがある。
- グルコン酸クロルヘキシジンが配合された含嗽薬は刺激が少ないので、口腔内に傷やひどいただれのある人にも、安心して使用することができる。
- 含嗽薬の使用後すぐに食事を摂ると、殺菌消毒効果が薄れやすい。
【 解答:3 】
- ミカン科キハダの樹皮で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。
- クスノキ科のシナニッケイ又はその他同属植物の樹皮及び周皮の一部を除いたものを用いた生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。
- 胆汁の分泌を促す作用(利胆作用)があるとされ、消化を助ける効果を期待して用いられる。
【 解答:3 】
※なお、同じアルファベットの欄には同じ字句が入ります。
【 解答:5 】
- ピコスルファートナトリウム水和物(ピコスルファートナトリウム)
- 次硝酸ビスマス
- タンニン酸アルブミン
- ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)
- ベルベリン塩化物(塩化ベルベリン)
- a,b,c
- a,b,e
- a,d,e
- b,c,e
- c,d,e
【 解答:4 】
- 抗コリン作用を有する成分を含有する医薬品どうしが併用された場合、抗コリン作用が増強され、目のかすみや異常な眩しさ、眠気、口渇、下痢等の副作用が現れやすくなる。
- ブチルスコポラミン臭化物(臭化ブチルスコポラミン)は、自律神経系を介した作用ではなく、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すとされ、胃液分泌を抑える作用は見出されない。
- 胃腸鎮痛鎮痙薬に配合されている成分は、胃腸以外に対する作用も示すものがほとんどであり、複数の胃腸鎮痛鎮痙薬が併用された場合、泌尿器系や循環器系、精神神経系などに対する作用(副作用)が現れやすくなる。
【 解答:5 】
- 薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。
- グリセリンが配合された浣腸薬が、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。
- 炭酸水素ナトリウムは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられる。
【 解答:2 】
- センソ
- ジャコウ
- ゴオウ
- ロクジョウ
- リュウノウ
【 解答:1 】
- 大豆油不鹸化物(ソイステロール)、ポリエンホスファチジルコリン(大豆から抽出・精製したレシチンの一種)等はいずれも脂溶性物質であるため、悪心(吐き気)、胃部不快感、胸やけ、下痢等の消化器系の副作用が現れることがある。
- ビタミンE(酢酸トコフェロール)は、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされる。
- リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなった場合は、使用を中止し、医療機関を受診するよう促すべきである。
【 解答:2 】
※なお、同じアルファベットの欄には同じ字句が入ります。
【 解答:解答なし 】
- ユビデカレノンは、軽度な心疾患により日常生活の身体活動を少し越えたときに起こる動悸、息切れ、むくみの症状に用いられる。
- ルチンは別名コエンザイムQ10とも呼ばれるビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。
- ヘプロニカートは、末梢の血液循環を改善する作用を示す。
- 七物降下湯は、比較的体力があり、のぼせ気味で、顔面紅潮し、精神不安で、便秘の傾向のある人における、高血圧に伴う諸症状、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症に適するとされる。
- a,b
- a,c
- b,c
- b,d
- c,d
【 解答:2 】
【 解答:5 】
【 解答:2 】
- エストラジオールは、長期連用により血栓症を生じるおそれがある。
- センキュウはセリ科のセンキュウの根茎であり、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和する。
- 五積散は、慢性に経過し、症状の激しくない胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、冷え症、更年期障害、感冒に適するとされるが、体の虚弱な人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、不向きとされる。
【 解答:1 】
- 鼻炎用内服薬において、アドレナリン作動成分は主に、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を拡張させることによって、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる目的で配合されている。
- 赤血球から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分(抗ヒスタミン成分)として、メキタジン等がある。
- 鼻炎用内服薬では、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として、ベラドンナが配合されている場合がある。
【 解答:4 】
- a,b
- a,c
- a,d
- b,d
- c,d
【 解答:3 】
この鼻炎用点鼻薬に含まれている成分とその配合目的・作用の関係が正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- a,b
- a,c
- a,d
- b,c
- c,d
【 解答:5 】
- 点眼の際には、容器の先端を眼瞼(まぶた)につけて、薬液が確実に目の中に入るように注意しながら、1滴ずつ正確に点眼することとされている、
- エフェドリン塩酸塩(塩酸エフェドリン)は、緑内障と診断された人では、眼圧の上昇をまねき、緑内障を悪化させたり、その治療を妨げるおそれがある。
- ネオスチグミンメチル硫酸塩(メチル硫酸ネオスチグミン)は、アセチルコリンの働きを抑えることで、目の調節機能を改善する効果を目的として配合される。
【 解答:4 】
- コンドロイチン硫酸ナトリウムは、自律神経系の伝達物質の産生に重要なビタミン成分であり、目の調節機能の回復を促す効果がある。
- 結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として、ビタミンB12(シアノコバラミン)が用いられる。
- 細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として、サルファ剤が用いられる。
【 解答:5 】
- ステロイド性抗炎症成分は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎の緩和を目的とするものであり、体の一部分に生じた湿疹・皮膚炎等の一時的な皮膚症状には使用しない。
- ステロイド性抗炎症成分は、末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示すので、水痘(水疱瘡)、みずむし、たむし等又は化膿している患部の症状を悪化させる恐れがあり、使用を避ける必要がある。
- 非ステロイド性抗炎症成分であるケトプロフェンは、まれに重篤な副作用として、アナフィラキシー様症状、接触性皮膚炎、光線過敏症を生じることがある。
【 解答:4 】
- イオウは、角質軟化作用を示し、併せて抗菌、抗真菌作用も期待され、にきび用薬に配合されている場合がある。
- 塩化カルプロニウムは、末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した作用(コリン作用)を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。
- 硝酸オキシコナゾールは、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。
【 解答:1 】
スポンサーリンク
- 炎症を起こした歯周組織からの出血を抑えることを目的として、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロルヘキシジンが配合されている場合がある。
- 歯周組織の炎症を和らげることを目的として、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸が配合されている場合がある。
- 歯肉溝での細菌の繁殖を抑える作用を期待して、カルバゾクロムが配合されている場合がある。
【 解答:5 】
- 口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して、アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)が配合されている場合もある。
- 口内炎や舌炎は、通常であれば1~2週間で自然寛解するが、一度に複数箇所に発生して食事に著しい支障を来すほどの状態であれば、医療機関を受診することが望ましい。
- 口内炎は栄養摂取の偏り、ストレスや睡眠不足などが要因であり、ウイルスによる感染や医薬品の副作用によって生じることはない。
【 解答:2 】
- 咀嚼剤は禁煙達成を早めるために、1度に2個以上使用することが望ましい。
- 喫煙を完全に止めたうえ使用することとされている。
- 咀嚼剤は噛むことにより、口腔内でニコチンが放出され、そのニコチンが口腔粘膜から吸収されて循環血液中に移行する。
【 解答:3 】
- ビタミンEは、目の乾燥感、夜盲症(とり目)の症状を緩和する作用がある。
- ビタミンDは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。
- ビタミンCは、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用がある。
- ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
- a,b
- a,d
- b,c
- b,d
- c,d
【 解答:4 】
- 患者の証(体質及び症状)に基づく考え方とは、体質を虚証と実証とに分類し、それに応じて処方を選択する考え方である。
- 五行陰陽説は、人体の臓器を五臓六腑に分け、それぞれの臓器が相互に作用し合って生体のバランスを取っている、という考え方に基づいて処方を選択する考え方である。
- 漢方薬は一般に作用が穏やかで、副作用が少なく、重篤な副作用は起きない。
【 解答:2 】
- ボウフウ
- ブクリョウ
- カッコン
- ブシ
- レンギョウ
【 解答:3 】
- エタノールは、アルコール分が微生物の蛋白質を変性させ、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示す。
- クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対して比較的広い殺菌消毒作用を示す。
- 次亜塩素酸ナトリウムやサラシ粉などの塩素系殺菌消毒成分は、有機物の影響を受けやすいので、殺菌消毒の対象物を洗浄した後に使用した方が効果的である。
【 解答:2 】
【 解答:5 】
- 採尿の仕方としては、出始めの尿を採取することが望ましい。
- 尿蛋白の場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とする。
- 通常、尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。
【 解答:2 】
- 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日を過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。
- 尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、温度の影響を受けない。
- 子宮外妊娠や胞状奇胎などを生じている場合には、妊娠しているにもかかわらず検査結果が陰性となることがある。
【 解答:2 】
- 機械的消化とは、消化液に含まれる消化酵素の作用によって飲食物を分解することである。
- 歯冠の表面は象牙質で覆われ、体で最も硬い部分である。
- 唾液によって口腔内のpH はほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
【 解答:5 】
- 膵臓は、胃の後下部に位置する細長い臓器で、弱アルカリ性の膵液を十二指腸へ分泌する。
- 膵臓は、消化腺であるとともに、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)を血液中に分泌する内分泌腺でもある。
- 小腸の運動によって、内容物が消化液(膵液、胆汁、腸液)と混和されながら大腸へと送られ、その間に消化と栄養分の吸収が行われる。
【 解答:1 】
- 胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、脂質の消化を容易にする。
- 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等のほか、ビタミンB6 やB12 等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。
- ブドウ糖からのグリコーゲン生成は、骨格筋の組織のみで行われる。
- 胆汁に含まれるビリルビン(胆汁色素)は、過剰のコレステロールが分解されてできた老廃物である。
- a,b
- a,c
- b,c
- b,d
- c,d
【 解答:1 】
- 鼻汁にはリパーゼが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
- 肺自体には肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われている。
- 喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管支という。
【 解答:4 】
- 血漿は90%以上が水分からなり、アルブミン、グロブリン等の蛋白質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む。
- 赤血球は、リンパ節、脾臓等のリンパ組織で増殖し、細菌、ウイルス等の異物を認識したり、それらに対する抗体を産生する。
- 脾臓の主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった白血球を濾し取って処理することである。
【 解答:4 】
- 動脈にかかる圧力は比較的低いため、動脈の血管壁は静脈よりも薄い。
- 四肢を通る静脈では静脈弁が発達して血液の逆流を防いでいる。
- 毛細血管では、酸素と栄養分が血液中から組織へ運び込まれ、それと交換に二酸化炭素や老廃物が組織から血液中へ取り込まれる。
- 高脂血症や動脈硬化症に伴う血行障害は、血液自体の粘稠性によるものであり、血管の病変によるものとは直接関係しない。
- a,b
- a,c
- b,c
- b,d
- c,d
【 解答:3 】
- 眼瞼の裏側と眼球前方の強膜(白目の部分)とを結ぶように覆って組織を保護している。
- 色を識別する細胞と、わずかな光でも敏感に反応する細胞の二種類からなる視細胞が密集している。
- 周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になる。
【 解答:4 】
- 鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態を鼻炎といい、鼻汁過多や鼻閉(鼻づまり)などの症状を生じる。
- 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
- 蝸牛は渦巻き形をした器官で、内部は血液で満たされている。
【 解答:2 】
- 皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものであるが、毛の色についてはメラニン色素の量による影響を受けない。
- 真皮には、毛細血管や知覚神経は通っていない。
- 皮下脂肪層は、外気の熱や寒さから体を守るとともに、衝撃から体を保護するほか、脂質としてエネルギー源を蓄える機能がある。
【 解答:5 】
- 骨吸収は一生を通じて行われるが、骨形成は高齢になると行われない。
- すべての骨の骨髄が造血機能を担っている。
- 骨の関節面は弾力性に富む柔らかな軟骨層(関節軟骨)に覆われ、これが衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにしている。
【 解答:5 】
- 筋組織は筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできているため、伸縮性はあまりない。
- 心筋は不随意筋であり、骨格筋のような横縞模様はない。
- 平滑筋は体性神経系に支配されるのに対して、骨格筋は自律神経系に支配されている。
- 骨格筋の疲労は、運動を続けることでエネルギー源として蓄えられているグリコーゲンが減少し、酸素や栄養分の供給不足が起こるとともに、グリコーゲンの代謝に伴って生成する乳酸が蓄積して、筋組織の収縮性が低下する現象である。
- a,b
- a,d
- b,c
- b,d
- c,d
【 解答:2 】
- 脳の血管は末梢に比べて物質の透過に関する選択性が低い。
- 汗腺を支配する交感神経線維の末端では、アドレナリンとノルアドレナリンが伝達物質として放出される。
- 延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある。
【 解答:4 】
- a,b
- a,c
- b,c
- b,d
- c,d
【 解答:2 】
- 一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品の成分を取り込むのではなく、濃い方から薄い方へ拡散していくことによって消化管にしみ込んでいく現象である。
- 点鼻薬は鼻腔粘膜への局所作用を得るために用いられているため、全身性の副作用を生じることは無い。
- 皮膚に適用する医薬品は、多くの場合、有効成分が皮膚から浸透して作用し、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無や程度などによって影響を受ける。
【 解答:1 】
- チュアブル錠は、口の中や喉に対して薬効を期待する場合が多く、飲み込まずに口の中で医薬品を舐めて徐々に溶かして使用する。
- 錠剤のように大きく固形状に固めずに、粉末状としたものを散剤、粒状としたものを顆粒剤という。
- 坐剤は、肛門から挿入すると直腸内で溶け、有効成分が循環血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が緩やかに現れる。
【 解答:5 】
- 医薬品の使用によって中枢神経系が刺激され、物事に集中できない、落ち着きがなくなる、不眠、不安、震え(振戦)、興奮等の症状を生じることがある。
- 医薬品の使用が原因で血液中の白血球(好中球)が減少し、病気等に対する抵抗力が弱くなり、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感等の症状を生じることがある。
- 前立腺肥大等の基礎疾患がある男性に限らず、それらの基礎疾患のない男性や、女性においても、副交感神経系を抑制する作用がある成分が配合された医薬品の使用によって、排尿困難や尿閉等の症状が現れることがある。
【 解答:1 】
- 消化性潰瘍は自覚症状が乏しい場合があり、突然の吐血・下血や貧血の検査を受けたときに発見されることもある。
- 一般用医薬品は、安全性が高いため長期連用しても消化性潰瘍を生じることはない。
- 医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられると、激しい腹痛やガス排出(おなら)の停止、嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れることがある。
【 解答:2 】
- 肺胞と毛細血管の間でのガス交換効率が上昇して、血液に酸素が十分取り込めずに低酸素状態となる。
- かぜ、気管支炎等の症状と区別することが容易である。
- 悪化すると肺線維症となる場合がある。
【 解答:5 】
- 偽アルドステロン症とは、体内にカリウムと水が貯留し、体からナトリウムが失われたことに伴う症状である。
- 循環器系に悪影響を生じるおそれが特に大きい医薬品においては、高血圧や心臓病等の診断を受けた人は使用しないこととされている。
- 皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)は、高熱(38℃以上)を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が、比較的短期間に全身の皮膚、口、目の粘膜に現れる病態である。
- 無菌性髄膜炎は、早期に原因となった医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、比較的予後は良好であることが多い。
- 抗コリン作用がある成分が配合された医薬品の使用によって眼圧上昇が誘発され、眼痛、目の充血とともに急激な視力低下を起こすことがある。
【 解答:1 】
- 医薬品を使用してから1~2週間までの間に起きることが多いが、長期間服用してから生じることもある。
- アレルギー体質の人でなければ現れない。
- あらゆる医薬品で起きる可能性があり、また、同じ医薬品でも生じる発疹型は様々である。
【 解答:4 】
【 解答:4 】
- 医薬品の販売業の許可は、薬局、店舗販売業、配置販売業の三種類である。
- 調剤を実施する薬局は、医療法で医療提供施設と位置づけられている。
- 店舗販売業の許可を受けた店舗には「薬局」の名称を付してもよい。
【 解答:1 】
- 薬局で勤務する登録販売者は、調剤を行うことができる。
- 薬局開設者は、自らがその薬局を管理しない場合、その薬局で薬事に関する実務に従事する薬剤師又は登録販売者のうちから管理者を指定して、その薬局を実地に管理させなければならない。
- 薬局開設者は、薬局の管理者の意見を尊重しなければならない。
【 解答:4 】
- 店舗販売業の店舗に従事する薬剤師は、その店舗において調剤を行うことができる。
- 店舗管理者は、保健衛生上支障を生ずるおそれがないように、その店舗の業務につき、店舗販売業者に対し必要な意見を述べなければならない。
- 店舗販売業者が医薬品を配置販売しようとする場合には、別途、配置販売業の許可を受ける必要がある。
【 解答:3 】
- 配置販売業とは、購入者の居宅に一般用医薬品(配置販売品目)を予め預けておき、購入者がこれを使用した後でなければ代金請求権を生じない販売形態である。
- 配置販売業者又はその配置員は、医薬品販売業許可証を携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない。
- 配置販売業者は、医薬品を開封して分割販売することができない。
【 解答:3 】
- 医薬品の副作用によるものと疑われる健康被害を知った場合には、薬事法第77条の4の2第2項の規定に基づいて都道府県知事にその旨を報告しなければならない。
- 厚生労働省令で定める事項を記載した書面を用いて、適切な情報提供を行えば第一類医薬品を販売することができる。
- 配置販売業における区域管理者になることができる。
【 解答:4 】
医薬品は、その全部若しくは一部が有毒若しくは有害な物質からなつているためにその医薬品を保健衛生上危険なものにするおそれがある物とともに、又はこれと同様のおそれがある容器若しくは被包(内袋を含む。)に収められていてはならず、また、医薬品の容器又は被包は、その医薬品の( a )方法を誤らせやすいものであつてはならない。
2 前項の規定に触れる医薬品は、販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で製造し、輸入し、( b )し、若しくは( c )してはならない。
【 解答:3 】
- 服用時期、服用間隔、服用量等の医薬品的な用法用量の記載は、医薬品に該当する要素である。
- 錠剤、丸剤、カプセル剤の形状については、食品である旨を明記しても全て無承認無許可医薬品と判断される。
- 製品から専ら医薬品として使用される成分本質が検出されなくても、含有または配合されている旨が標榜・表示されている場合には、当該成分本質を含むものとみなして本基準が適用される。
【 解答:1 】
- 医薬部外品の製造販売業の許可を受けた者でなければ、業として、医薬部外品を製造販売してはならない。
- 化粧品において、医薬品的な効能効果を表示・標榜することは一切認められていない。
- 化粧品を製造販売する場合、すべて品目ごとに製造販売の承認を得る必要がある。
- 医薬部外品を販売する場合、薬事法上、販売業の許可は必要ない。
- 薬局や医薬品の販売業の店舗において、医薬品と併せて、医薬部外品や化粧品を販売する場合は、医薬品とこれら他の物品を区別して貯蔵又は陳列しなければならない。
【 解答:3 】
【 解答:4 】
- 人体に直接使用されない検査薬であっても、血液など検体の採取に身体への直接のリスクを伴うものは、一般用医薬品として認められていない。
- 薬局及び医薬品の販売業における販売規制の違いは、薬局のみが医療用医薬品を販売することができることである。
- 医療用医薬品に使用されていた有効成分を、一般用医薬品に初めて配合したものをスイッチOTCという。
【 解答:1 】
- 毒薬又は劇薬に該当する一般用医薬品はない。
- 劇薬を貯蔵、陳列する場所については、かぎを施さなければならない。
- 毒薬は、その直接の容器又は直接の被包に、黒地に白枠、白字をもって、その品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
- 劇薬は、14歳未満の者その他安全な取扱いをすることについて不安があると認められる者には交付してはならない。
- a,b
- a,d
- b,c
- b,d
- c,d
【 解答:5 】
- 店舗販売業者は、一般用医薬品を陳列する場合には、厚生労働省令で定めるところにより、第一類医薬品、第二類医薬品又は第三類医薬品の区分ごとに、陳列しなければならない。
- 一般用医薬品のうち、既存の一般用医薬品と有効成分、分量、用法用量、効能効果等が明らかに異なるもの(新一般用医薬品)は、承認後の一定期間は、第一類医薬品に分類される。
- 第三類医薬品は、第一類医薬品及び第二類医薬品と比べ保健衛生上のリスクが比較的低い医薬品であり、副作用等による身体の変調や不調が起こるおそれのない医薬品である。
【 解答:5 】
- 都道府県知事は、第一類医薬品及び第二類医薬品の指定に資するよう医薬品に関する情報収集に努めるとともに、必要に応じてこれらの指定を変更しなければならない。
- 一般用医薬品のリスク区分は、配合されている成分又はその使用目的等に着目して分類されており、医薬品製造販売業者が定めたものである。
- 第三類医薬品は、日常生活に支障を来たす程度の副作用を生じるおそれがあることが明らかとなった場合には、第一類医薬品又は第二類医薬品に分類が変更されることがある。
【 解答:4 】
- 一般用医薬品の直接の容器には、効能又は効果が記載されていなければならない。
- 一般用医薬品の直接の容器等には、保健衛生上危険がある用法、用量又は使用期間を記載してはならない。
- 一般用医薬品は、その添付文書、容器等又は外箱等のいずれかに、用法用量その他使用及び取扱い上必要な注意等が記載されていなければならない。
【 解答:1 】
2 医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器の効能、効果又は性能について、医師その他の者がこれを( b )したものと誤解されるおそれがある記事を広告し、記述し、又は流布することは、前項に( c )ものとする。
【 解答:4 】
- 一般用医薬品は、承認申請中であれば、その名称、製造方法、効能、効果又は性能を広告することができる。
- 薬局開設者や医薬品販売業者が作成するポスターやステッカー等のPOP広告は、「医薬品等適正広告基準」の対象である。
- 効能効果について、その効果が確実である場合は、使用前・使用後を示した図画・写真等を明示することができる。
【 解答:2 】
- 在庫処分等の販売側の都合で複数の医薬品をあらかじめ組み合わせて販売することは、不適正な販売方法とされている。
- 医薬品を懸賞や景品として授与することは、サンプル品を提供するような場合を除き、原則として認められていない。
- キャラクターグッズ等の景品類を提供して、医薬品を販売することは、不当景品類及び不当表示防止法の限度内であれば認められている。
【 解答:1 】
ただし、都道府県知事とあるのは、店舗販売業の店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長とする。
- 薬事法第69条第2項の規定に基づく薬事監視員の質問に対して、薬剤師や登録販売者を含む従業員が正当な理由なく答弁しなかったり、虚偽の答弁をした場合、五十万円以下の罰金に処することが規定されている。
- 都道府県知事は、薬事監視員に店舗販売業の店舗へ立入調査をさせ、無承認無許可医薬品、不良医薬品又は不正表示医薬品等の疑いのある物品を、試験のため必要な最少分量に限り、収去させることができる。
- 都道府県知事は、店舗販売業者に対して、薬事法の規定を遵守しているかどうかを確かめるために、必要な報告をさせることができる。
【 解答:2 】
ただし、都道府県知事とあるのは、店舗販売業の店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長とする。
- 医薬品の販売業者が、不正表示医薬品を販売した場合、懲役に処せられることがある。
- 区域管理者に薬事に関する法令に違反する行為があったときは、都道府県知事は配置販売業者に対して区域管理者の変更を命ずることができ、命令に違反した場合は懲役に処せられることがある。
- 都道府県知事は、店舗販売業の許可の基準として求めている事項に反する状態に該当するに至った時は、その許可を取り消すことができる。
【 解答:2 】
- 医薬品は、その適正な使用のために必要な情報(適正使用情報)を伴って初めて医薬品としての機能を発揮する。
- 一般用医薬品はその効能及び効果において、作用が著しくないため、一般用医薬品を使用した人が医療機関を受診する際には、使用していることを医師や薬剤師に相談する必要はない。
- 薬剤師や登録販売者は、一般用医薬品の購入者等の状況に応じて、添付文書や製品表示に記載されている内容から、積極的な情報提供が必要と思われる事項に焦点を絞り、効果的かつ効率的に説明することが重要である。
【 解答:2 】
- 妊娠検査薬では、専門家による購入者等への情報提供の参考として、通常、検出感度も併せて記載されている。
- 添付文書の内容は、3年毎に改訂される。
- 添付文書は、開封時に一度目を通せば十分であり、保管の必要はない。
【 解答:3 】
- 使用上の注意は、「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」から構成され、適正使用のために重要と考えられる項目が前段に記載されている。
- 使用上の注意の「してはいけないこと」の欄には、守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。
- 「用法及び用量」の欄は、年齢区分、1回用量、1日の使用回数等について一般の生活者に分かりやすく、表形式で示されるなど工夫して記載されている。
【 解答:5 】
- リゾチーム塩酸塩(塩化リゾチーム)
- イブプロフェン
- トコフェロール
- リドカイン
- インドメタシン
【 解答:1 】
- a,b
- a,c
- a,d
- b,c
- c,d
【 解答:4 】
- トラネキサム酸
- アルジオキサ
- アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)
- ヘスペリジン
- タウリン
【 解答:2 】
- センナを主な成分とする瀉下剤の添付文書には、腸管粘膜への刺激が大きくなり、腸管粘膜に炎症を生じるおそれがあるため、「大量に使用(服用)しないこと」と記載されている。
- ケトプロフェンを主な成分とする外用鎮痛消炎薬の添付文書には、一定期間又は一定回数使用しても症状の改善がみられない場合は、他に原因がある可能性があるため、「長期連用しないこと」と記載されている。
- 塩酸ロペラミドを主な成分とする止瀉薬の添付文書には、服用後眠気を生じるおそれがあるため、「服用後、乗物または機械類の運転操作をしないこと」と記載されている。
【 解答:1 】
【 解答:5 】
- 「使用上の注意」の見出しには、他の記載と比べて目立つように、各社それぞれ独自に定めた標識的マークが記載されている。
- 医薬品の適用となる症状等に関連して、医薬品の使用のみに頼ることなく、日常生活上、どのようなことに心がけるべきかなどが記載されていることがある。
- 一般用検査薬では、検査結果が陰性であっても何らかの症状がある場合は、再検査するか又は医師に相談する旨等が記載されている。
【 解答:5 】
- 乳・幼児は好奇心が強く、すぐ手を出して口の中に入れることがあるため、医薬品は小児の手の届かないところに保管する必要がある。
- 散剤は、冷蔵庫内に保管することが望ましいとされている。
- 医薬品を旅行や勤め先へ携行する際は、品質保持のため、他の容器に入れ替える必要がある。
【 解答:2 】
- 製品には、薬事法で定められた表示事項以外記載してはならない。
- 外箱等には、「使用にあたって添付文書をよく読むこと」等、添付文書の必読に関する事項が記載されている。
- 表示された「使用期限」は、開封の有無にかかわらず品質が保持される期限である。
【 解答:2 】
【 解答:2 】
- 添付文書情報が掲載されている。
- 新医薬品(新一般用医薬品を含む。)等の承認情報が掲載されている。
- (独)医薬品医療機器総合機構では、医薬品・医療機器の安全性に関する情報が発出されたときに、当該ホームページへの掲載と同時に、その情報を電子メールにより配信するサービスを行っている。
【 解答:1 】
- 医薬品の適正な使用を確保するため、製造販売業者等から提供される情報の活用に努めなければならない。
- 医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づく報告を行う医薬関係者として位置づけられている。
- 製薬企業等が行う市販後の医薬品の品質、有効性及び安全性に関する情報収集に協力するよう努めなければならない。
【 解答:3 】
- 医薬品等によるものと疑われる、身体の変調・不調、日常生活に支障を来す程度の健康被害(死亡を含む。)について報告が求められている。
- 安全対策上必要があると認めるときは、医薬品の過量使用や誤用等によるものと思われる健康被害についても報告する必要がある。
- 報告すべき医薬品の副作用は、使用上の注意に記載されているものだけでよい。
【 解答:1 】
- 給付請求は、健康被害を受けた本人が行う他、家族でも行うことができる。
- 医薬品副作用被害救済制度は、生物由来製品を介した感染等による健康被害の迅速な救済を図ることを目的とした制度である。
- 救済給付業務に必要な費用は、国庫補助により全額賄われている。
【 解答:3 】
- 医療手当
- 慰謝料
- 障害年金
- 遺族一時金
- 葬祭料
【 解答:2 】
- 医療機関での治療を要しないような軽度の健康被害は給付の対象にならない。
- 医薬品を適正使用したにも関わらず、副作用によって一定程度以上の健康被害が生じた場合に、医療費等の諸給付を行う。
- 個人輸入により入手された医薬品による健康被害も給付の対象になる。
【 解答:1 】
- 医師の診断書
- 要した医療費を証明する書類(領収書等)
- 医薬品の販売業者等が作成した販売証明書
【 解答:1 】
- 毎年4月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」として、保健衛生の維持向上に貢献することを目的として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。
- 医薬品の適正使用のための啓発活動は、国や自治体、関係団体等による事業のため、登録販売者は参加することはできない。
- 一般用医薬品の乱用をきっかけとして、違法な薬物の乱用につながることもあるため、医薬品の適正使用の重要性等に関して、小中学生のうちから啓発が重要である。
【 解答:2 】