登録販売者 過去問 解答 平成27年 大阪
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- 医薬品は本来、人体にとっては異物(外来物)である。
- 医薬品が人体に及ぼす作用は複雑かつ多岐に渡るが、一般用医薬品については、そのすべてが解明されている。
- 医薬品である殺虫剤の中には、誤って人体がそれに曝されれば健康を害するおそれがあるものもある。
【 解答:3 】
- 一般用医薬品は、効能効果、用法用量、副作用等の必要な情報が適切に伝達されることを通じて、適切に使用することにより、初めてその役割を十分に発揮するものである。
- 購入者が、一般用医薬品を適切に選択し、適正に使用するためには、薬剤師や登録販売者が関与し、専門用語を分かりやすい表現で伝えるなどの適切な情報提供を行うことが不可欠である。
- 一般用医薬品は、市販後にも安全性の確認が行われる仕組みにはなっているが、有効性の確認が行われる仕組みにはなっていない。
【 解答:5 】
- WHO(世界保健機関)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。
- ヒトを対象とした臨床試験における効果と安全性の評価基準には、国際的にGood Clinical Practice (GCP)が制定されており、これに準拠した手順で安全な治療量を設定することが新規医薬品の開発に関連する臨床試験(治験)の目標の一つである。
- 医薬品に対しては、製造販売後の調査及び試験の実施の基準としてGood Vigilance Practice(GVP)と製造販売後安全管理の基準としてGood Postmarketing Study Practice(GPSP)が制定されている。
【 解答:2 】
- アレルギーには、体質的な要素はあるが、遺伝的な要素はない。
- 医薬品によるアレルギーは、薬理作用等とは関係なく起こり得る。
- 医薬品の添加物は、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)とはならない。
【 解答:2 】
- 副作用は、眠気や口渇等の比較的よく見られるものから、日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じる重大なものまで様々である。
- 副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりでなく、血液や内臓機能への影響等のように、直ちに明確な自覚症状として現れないこともある。
- 一般用医薬品は、通常、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。
【 解答:1 】
- 一般用医薬品の不適正な使用には、使用する人の誤解や認識不足に起因するものがある。
- 一般用医薬品には、習慣性・依存性のある成分を含んでいるものがあり、それらの医薬品が乱用されることがあるので、注意が必要である。
- 一般用医薬品は作用が著しくないため、乱用を繰り返しても、慢性的な臓器障害等までは生じない。
【 解答:2 】
- 複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれ医薬品が使用される場合が多く、医薬品同士の相互作用に関して特に注意が必要となる。
- 副作用や相互作用のリスクを減らす観点から、緩和を図りたい症状が明確である場合には、なるべくその症状にあった成分のみが配合された医薬品が選択されることが望ましい。
- 外用薬は、食品によってその医薬品の作用や代謝の影響を受けることが全くない。
【 解答:1 】
【 解答:4 】
- 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、一般的に肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、体内から医薬品が速く消失して十分な薬効が得られなくなることがある。
- カフェインを含む医薬品とコーヒーを一緒に摂取すると、カフェインの過剰摂取となることがある。
- 一般用医薬品において、かぜ薬と鎮咳去痰薬では、成分や作用が重複することが多く、通常、併用は避けることとされている。
【 解答:1 】
- 喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。
- 持病(基礎疾患)を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化する場合がある。
- 医薬品の使用上の注意等において「高齢者」という場合には、おおよその目安として65歳以上を指す。
【 解答:3 】
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- 一般用医薬品において、多くの場合、妊婦が使用した場合における安全性に関する評価は困難である。
- 便秘薬には、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがある。
- 授乳婦が医薬品を使用する場合、通常の用量であれば、母乳を介して乳児が医薬品成分を摂取することはない。
【 解答:1 】
【 解答:5 】
- 医薬品は、高温、多湿、直射日光等の下に置かれることのないように保管・陳列に留意される必要がある。
- 医薬品は、適切な保管・陳列をすれば、経時変化による品質の劣化は起こらない。
- 医薬品は、剤型や包装形態にかかわらず、開封して使用を開始した後も、表示されている「使用期限」まで品質が保証される。
【 解答:4 】
- 「セルフメディケーション」には、専門家による適切なアドバイスの下、身近にある一般用医薬品を利用する考え方がある。
- 医薬品販売等に従事する専門家が行う情報提供は、必ずしも医薬品の販売に結びつけるのではなく、医療機関の受診を勧めたり(受診勧奨)、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合がある。
- 一般用医薬品で対処可能な範囲は、乳幼児や妊婦等、医薬品を使用する人によって変わってくるものである。
【 解答:1 】
- 情報提供は、説明した内容が購入者等にどう理解され、行動に反映されているかなどの実情を把握しながら行うことにより、その実効性が高まる。
- 必ずしも情報提供を受けた購入者当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえ、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。
- 購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい場合には、コミュニケーションを図る必要はない。
【 解答:1 】
- 一般用医薬品を使用する人が、過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験がないことを確認した。
- かぜ薬の購入者(患者)に対し、一定期間使用しても症状が改善しない場合には、倍量のかぜ薬を服用するよう説明した。
- 一般用医薬品を使用する人が、医療機関で治療を受けていないことを確認した。
【 解答:3 】
- サリドマイドは、貧血用薬として承認された。
- サリドマイドの副作用として、血管新生を妨げる作用がある。
- サリドマイドによる薬害事件は、世界的に問題となったため、WHO(世界保健機関)加盟国を中心に市販後の副作用情報の収集の重要性が改めて認識され、各国における副作用情報の収集体制の整備が図られることとなった。
【 解答:4 】
- スモンの原因物質であるキノホルム製剤は、当初、結核の特効薬として販売されていた。
- スモン訴訟は、キノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
- サリドマイド訴訟、スモン訴訟を契機として、医薬品副作用被害救済制度が創設された。
【 解答:5 】
【 解答:4 】
※ CJDとはクロイツフェルト・ヤコブ病をいう。
- CJDの原因は、ウイルス感染によるものである。
- CJDは、次第に認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病である。
- CJD訴訟は、国、輸入販売業者及び製造業者を被告として提訴された。
【 解答:4 】
- かぜの約8割は細菌の感染が原因である。
- エテンザミドが配合されたかぜ薬は、水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児への使用を避ける必要がある。
- トラネキサム酸には、凝固した血液を溶解する働きがある。
【 解答:5 】
- 葛根湯
- 小青竜湯
- 小柴胡湯
- 柴胡桂枝湯
- a,b
- a,d
- b,c
- b,d
【 解答:1 】
- アスピリンは、体内でのプロスタグランジンの産生を促進する成分である。
- アセトアミノフェンは、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。
- 芍薬甘草湯は、体力に関わらず、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適するとされている。
【 解答:5 】
- 痛みや発熱を一時的に和らげる対症療法ではなく、その原因を根本的に解消することを目的としている。
- 頭痛の症状が軽いうちに服用すると効果的であるが、症状が現れないうちに予防的に使用することは適切でない。
- イブプロフェンは、潰瘍性大腸炎やクローン氏病(クローン病)の既往歴がある人が服用した場合、これらの疾患の再発を招くおそれがある。
【 解答:2 】
- 妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、ホルモンのバランスや体型の変化等が原因であり、抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬の主な適用対象となる症状ではない。
- 小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。
- 15歳未満の小児では、抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は原則、避けることとなっている。
- 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として、慢性的に不眠症状がある人を対象としたものである。
【 解答:4 】
また、安全使用の観点から留意すべき作用として、胃液の分泌を( c )させる作用や、心筋を興奮させる作用などがある。
【 解答:2 】
- ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
- スコポラミン臭化水素酸塩水和物(スコポラミン臭化水素酸塩)は、抗ヒスタミン成分であるメクリジン塩酸塩と比べて作用の持続時間が短い。
- 乗物酔いの発現には不安や緊張などの心理的な要因による影響も大きく、それらを和らげることを目的として、ブロムワレリル尿素のような鎮静成分が配合されている場合がある。
【 解答:1 】
- 小児の疳を適応症とする生薬製剤は、古くから伝統的に用いられているため、作用が穏やかで小さな子供に使っても副作用は全くない。
- カンゾウは、小児の疳を適応症とする生薬製剤では主として健胃作用を期待して用いられる。
- 小建中湯は、体力虚弱で疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてり、冷え、ねあせ、鼻血、頻尿及び多尿などを伴うものの小児虚弱体質、疲労倦怠、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児夜尿症、夜なきに適するとされている。
【 解答:3 】
- トリメトキノール塩酸塩水和物(トリメトキノール塩酸塩)は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
- ジプロフィリンは、自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させる働きがある。
- メチルシステイン塩酸塩は、痰の切れを良くすること(去痰作用)を目的として用いられる。
【 解答:1 】
- グリチルリチン酸二カリウム
- デカリニウム塩化物
- グリセリン
- ポビドンヨード
- a,b
- a,c
- a,d
- b,c
【 解答:5 】
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- 胃粘膜保護・修復成分として、テプレノンが配合される場合がある。
- 消化管内容物中に発生した気泡の分離を抑制することを目的として、ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)が配合されている場合がある。
- ピレンゼピン塩酸塩水和物(ピレンゼピン塩酸塩)は、消化管の運動にほとんど影響を与えずに胃液の分泌を抑える作用を示すとされる。
【 解答:2 】
- 収斂作用のほか、腸内で発生した有害物質を分解する作用も持つとされる。
- 腸管の運動を低下させる作用を示し、胃腸鎮痛鎮痙薬との併用は避ける必要がある。
- 殺菌作用のほか、局所麻酔作用もあるとされる。
【 解答:4 】
- 腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめる(収斂)。
- 結腸での水分の吸収を抑えて、糞便のかさを増大させる働きがあるとされる。
- 胃や小腸で消化されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激して瀉下作用をもたらすと考えられている。
- 腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促す。
【 解答:3 】
※なお、同じアルファベットの欄には同じ字句が入ります。
【 解答:4 】
- 食事を摂って消化管内に内容物があるときに使用すると、消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収が高まることから、空腹時に使用することとされているものが多い。
- カイニン酸は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排泄させることを目的として用いられる。
- サントニンは、回虫の自発運動を抑える作用を示すとされている。
【 解答:1 】
- センソは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされている。
- ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。
- リュウノウは、ウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待して用いられる。
【 解答:5 】
- 高密度リポタンパク質(HDL)とは、コレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポタンパク質である。
- 高コレステロール改善成分であるポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
- 高コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品である。
【 解答:4 】
- 鉄製剤を服用すると便が黒くなることがある。
- 補充した鉄分を利用してヘモグロビンが生産されることを助ける目的で、硫酸銅が配合されている場合がある。
- ビタミンCは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。
【 解答:2 】
- エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、別名ビタミンB6とも呼ばれる。
- 軽度な心疾患により日常生活の身体活動を少し越えたときに起こる動悸、息切れ、むくみの症状に用いられる。
- 1カ月以上使用して症状の改善が認められない場合であっても、長期間継続して使用することが重要である。
【 解答:5 】
この一般用医薬品の効能又は効果として、最もふさわしいものを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 咳を鎮め、痰の切れを良くする
- 胃痛、胸やけの改善
- 乗物酔いによるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和
- 禁煙時のイライラ感、集中困難、落ち着かない等のニコチン離脱症状の緩和
【 解答:1 】
- グリチルレチン酸
- ヒドロコルチゾン酢酸エステル
- リドカイン
- ベンザルコニウム塩化物
- a,b
- a,c
- b,c
- b,d
【 解答:1 】
- 竜胆瀉肝湯は、構成生薬としてカンゾウを含んでいる。
- ウワウルシ(ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬)は、利尿作用のほかに、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。
- 猪苓湯は、体力に関わらず、排尿異常があり、ときに口が渇くものの排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみに適するとされる。
【 解答:1 】
- エチニルエストラジオールは、妊婦が摂取しても全く問題がない。
- エストラジオールは、吸収された成分の一部が乳汁中に移行することが考えられ、母乳を与える女性では使用を避けることが望ましいとされている。
- 柴胡桂枝乾姜湯は、まれに重篤な副作用として、間質性肺炎を生じることが知られている。
【 解答:3 】
- アゼラスチンは、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。
- パンテノールは、依存性がある成分であり、長期間にわたって連用された場合、薬物依存につながるおそれがある。
- フェニレフリン塩酸塩は、副交感神経を刺激して、血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的としている。
- ジフェンヒドラミン塩酸塩は、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。
- a,b
- a,c
- a,d
- b,d
【 解答:3 】
- ナファゾリン塩酸塩が配合された点鼻薬は、過度に使用されると二次充血を招き、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。
- クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、アレルギー性でない鼻炎に対して効果が高い。
- ベンザルコニウム塩化物は、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示し、結核菌にも効果がある。
【 解答:2 】
- コンタクトレンズをしたままでの点眼は、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズに関わらず、添付文書に使用可能と記載されてない限り行うべきでない。
- 点眼後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じて、薬液を結膜嚢内に行き渡らせるが、その際、目頭を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ、効果的とされる。
- 点眼の際には、容器の先端を眼瞼(まぶた)につけて、薬液が確実に目の中に入るように注意しながら1滴ずつ正確に点眼することとされている。
【 解答:1 】
- a,b
- a,c
- a,d
- b,c
【 解答:3 】
- ケトプロフェン
- デキサメタゾン
- フェルビナク
- インドメタシン
【 解答:2 】
- テルビナフィン塩酸塩は、菌のDNA合成を阻害することにより、その増殖を抑える。
- オキシコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。
- 湿疹か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合には、抗真菌成分が配合された医薬品が第一選択薬として使用される。
【 解答:4 】
- フィトナジオン(ビタミンK1)
- アミノ安息香酸エチル
- カルバゾクロム
- チモール
- a,b
- a,c
- b,c
- b,d
【 解答:2 】
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- 口内炎の再発を繰り返す場合、ベーチェット病などの可能性も考えられるので、医療機関を受診するなどの対応が必要である。
- 口内炎用薬に配合されるアズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、患部からの細菌感染を防止することを目的としている。
- 口内炎用薬に配合されるシコンは、口腔粘膜の組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。
【 解答:2 】
- 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。
- 大量に使用しても禁煙達成が早まるものでなく、かえってニコチン過剰摂取による副作用のおそれがあるため、1度に2個以上の使用は避ける必要がある。
- 噛むことにより、口腔内でニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収されて循環血液中に移行する。
【 解答:4 】
- ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
- ビタミンEは、体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける栄養素であり、血流を改善させる作用もある。
- ビタミンDの過剰症としては、低カルシウム血症が知られている。
- ビタミンC主薬製剤は、目の乾燥感、夜盲症(とり目)の症状の緩和に用いられる。
- a,b
- a,d
- b,c
- b,d
【 解答:1 】
- アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、細胞の機能が正常に働くために重要な物質であり、肝臓機能を改善する働きがあるとされる。
- システインは、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を抑える働きがあるとされる。
- ヘスペリジンは、ビタミン様物質のひとつで、滋養強壮保健薬のほか、かぜ薬等にも配合されている場合がある。
【 解答:3 】
- 漢方薬はすべからく作用が緩やかで、副作用が少なく、重篤な副作用は起きない。
- 用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。
- 聖散防風通は、構成生薬としてマオウを含む。
【 解答:3 】
- ブシ
- レンギョウ
- カッコン
- ボウフウ
【 解答:5 】
- クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対して比較的広い殺菌消毒作用を示す。
- エタノール(消毒用エタノール)は、アルコール分が微生物のタンパク質を変性させ、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対する殺菌消毒作用を示す。
- 次亜塩素酸ナトリウムは、アルカリ性の洗剤・洗浄剤と反応して有毒な塩素ガスが発生するため、混ざらないように注意する必要がある。
【 解答:4 】
高濃度又は多量に曝露した場合(特に、誤って飲み込んでしまった場合)には、神経の異常な興奮が起こり、( c )、呼吸困難、筋肉麻痺等の症状が現れるおそれがある。
【 解答:2 】
- 出始めの尿では、尿道や外陰部等に付着した細菌や分泌物が混入することがあるため、中間尿を採取して検査することが望ましい。
- 通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で弱酸性~中性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。
- 尿糖値に異常が生じる要因は、一般に高血糖と結びつけて捉えられることが多いが、腎性糖尿のように高血糖を伴わない場合もある。
【 解答:2 】
- 絨毛細胞が腫瘍化している場合には、妊娠していなくてもヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が分泌され、検査結果が陽性となることがある。
- 尿中hCGの検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、温度の影響を受けない。
- 妊娠が成立していたとしても、正常な妊娠か否かについては、妊娠検査薬による検査結果では判別できない。
【 解答:3 】
- 消化には、消化腺から分泌される消化液による機械的消化と、咀嚼(食物を噛み、口腔内で粉砕すること)や消化管の運動による化学的消化とがある。
- 歯槽骨の中に埋没している歯の部分を歯根、歯頚(歯肉線のあたり)を境に口腔に露出する部分を歯冠という。
- 唾液は、リゾチーム等の殺菌・抗菌物質を含んでおり、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等の作用もある。
【 解答:3 】
- 小腸は管状の臓器で、十二指腸、空腸、盲腸の3部分に分かれる。
- 膵臓から分泌される膵液は、弱酸性である。
- 膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化する酵素の供給を担っている。
【 解答:4 】
- 小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。
- アミノ酸が分解された場合等に生成するアンモニアは、肝臓において尿素へと代謝される。
- 肝機能障害や胆管閉塞などを起こすとビリルビンが循環血液中に滞留して、黄疸を生じる。
【 解答:1 】
- 鼻腔の入り口(鼻孔)にある鼻毛は、空気中の塵、埃等を吸い込まないようにするフィルターの役目を果たしている。
- 鼻汁にはリパーゼが多く含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
- 扁桃はリンパ組織(白血球の一種であるリンパ球が密集する組織)が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。
- 肺胞は、粘液層や線毛によって保護されており、侵入してきた異物や細菌は、粘液にからめ取られ、線毛運動によって排出される。
- a,b
- a,c
- b,c
- b,d
【 解答:2 】
- 心臓の内部は上部左右の心室、下部左右の心房の4つの空洞に分かれている。
- 血液が血管中を流れる方向は一定しており、心臓から拍出された血液を送る血管を動脈、心臓へ戻る血液を送る血管を静脈という。
- 血漿中の過剰なコレステロールが血管の内壁に蓄積すると、血液が流れにくくなるとともに、動脈ではその弾力性が損なわれてもろくなる。
【 解答:4 】
- 体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担うタンパク質。
- 中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。
- 白血球のうち、最も数が多く、その約60%を占めている。
【 解答:1 】
- 食品から摂取されたビタミンEは、腎臓で活性型ビタミンEに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
- 副腎皮質では、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す作用があるアルドステロンが産生・分泌される。
- 女性は尿道が短いため、尿道へ細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じやすい。
【 解答:5 】
- 眼球は紫外線を含む光に長時間曝されると、角膜の上皮に損傷を生じることがある。
- 目の充血は血管が拡張して赤く見える状態であるが、結膜の充血では白目の部分だけでなく眼瞼(まぶた)の裏側も赤くなる。
- 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
- 前庭は、内耳にある平衡器官であり、乗り物酔いに関係する。
【 解答:5 】
- 真皮
- 皮下組織
- 皮脂腺
- 毛乳頭
【 解答:1 】
- 身体の成長が停止すると、骨の破壊(骨吸収)と修復(骨形成)も停止する。
- 骨には、カルシウムやリン等の無機質を蓄える貯蔵機能がある。
- 骨格筋は、不随意筋である。
【 解答:3 】
脳内には多くの血管が通っているが、タンパク質などの大分子や小分子でもイオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行( c )。
【 解答:3 】
- 医薬品の有効成分が皮膚から浸透して作用する場合、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無や程度などによって影響を受ける。
- 一般に、内服薬は、消化管が積極的に医薬品成分を取り込むのではなく、濃度の低い方から高い方へ拡散していく現象により吸収される。
- 一般用医薬品の点鼻薬は、鼻腔粘膜への局所作用を目的として用いられているため、循環血液中に移行することは全くない。
【 解答:3 】
- 消化管で吸収され血液中に移行した医薬品の有効成分は、全身に循環する前に、脾臓に存在する酵素の働きにより代謝を受けることになる。
- 肝機能が低下した人では医薬品を代謝する能力が低いため、内服薬では、正常な人に比べて全身循環に到達する有効成分の量がより多くなりやすい。
- 腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄が遅れるため、全ての医薬品において、血中濃度が下がりやすい。
【 解答:5 】
- 口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができる。
- 軟膏剤とクリーム剤を比べると、一般的に、患部が乾燥していたり、患部を水で洗い流したい場合等は、軟膏剤を用いることが多い。
- シロップ剤は粘りがあって容器に残りやすいので、残った部分を水ですすいで、すすぎ液も飲むなどの工夫が必要である。
【 解答:4 】
- 医薬品が原因であるアナフィラキシーは、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人では起きる可能性が低い。
- 皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)は、発症機序の詳細は不明であり、また、発症の可能性がある医薬品の種類も多いため、発症の予測は極めて困難である。
- 無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ等の基礎疾患のある人で発症するリスクが高いとされる。
【 解答:5 】
- 医薬品の副作用による偽アルドステロン症は、小柄な人や高齢者で生じやすいとされている。
- 医薬品の使用が原因で血液中の白血球(好中球)が減少し、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなり、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感等の症状を生じることがある。
- 医薬品の副作用によって中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きがなくなる、不眠、不安、震え(振戦)、興奮等の症状を生じることがある。
【 解答:1 】
- 消化性潰瘍は、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。
- 消化性潰瘍は自覚症状が乏しい場合があり、突然の吐血・下血や貧血の検査を受けたときに発見されることもある。
- イレウス様症状(腸閉塞様症状)は、激しい腹痛やガス排出(おなら)の停止、嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れる。
【 解答:2 】
- 間質性肺炎は、一般的に、医薬品の使用開始から半年から1年程度で起きることが多い。
- 間質性肺炎は、悪化すると肺線維症(肺が線維化を起こして硬くなってしまう状態)となる場合がある。
- 医薬品の副作用による喘息は、重症化することはない。
【 解答:5 】
- 鬱血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
- 不整脈の種類によっては失神(意識消失)することもある。
- 不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導には異常があるが、心臓の拍動リズムは正常な状態である。
【 解答:2 】
- 眼球内の角膜と水晶体の間を満たしている眼房水が排出されにくくなると、眼圧が上昇して視覚障害を生じることがある。
- 外用薬による光線過敏症は、医薬品が触れた部分に生じるもので、全身に広がることは決してない。
- 薬疹では、皮膚以外に、眼の充血や口唇・口腔粘膜に異常が見られることもある。
【 解答:3 】
- 日本薬局方に収載されている医薬品の中には、一般用医薬品として販売されているものはない。
- 日本薬局方に収められている物はすべて医薬品に該当する。
- 法において、一般用医薬品は、「医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであつて、薬剤師その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの(要指導医薬品を除く。)をいう。」と規定されている。
【 解答:2 】
- 一般用医薬品の効能効果の表現は、診断疾患名(例えば、胃炎、胃・十二指腸潰瘍等)で示される。
- 人体に直接使用されない検査薬のうち、検体の採取に身体への直接のリスクを伴うもの(例えば、血液を検体とする検査薬)は、一般用医薬品としては認められていない。
- 一般用医薬品において、医師等の診療によらなければ一般に治癒が期待できない疾患(がん等)に対する効能効果は認められていない。
【 解答:3 】
- 劇薬は、18歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。
- 毒薬を貯蔵し、又は陳列する場所には、かぎを施さなければならない。
- 劇薬については、その直接の容器又は直接の被包に白地に赤枠、赤字をもって、当該医薬品の品名及び「劇」の文字が記載されていなければならない。
- 劇薬とは、法第44条第2項の規定に基づき、劇性が強いものとして厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定する医薬品をいう。
【 解答:1 】
- 用法用量
- 「一般用医薬品」の文字
- 製造番号又は製造記号
- 重量、容量又は個数等の内容量
- a,b
- a,d
- b,c
- b,d
【 解答:5 】
- 法に基づき医薬品の添付文書への記載が義務付けられた事項は、邦文でされていなければならない。
- 法の規定に基づき医薬品の直接の容器又は被包に必要な事項が記載されていれば、外部の容器又は被包を透かしてその記載が容易に見ることができない場合であっても、外部の容器又は被包に同様の事項を記載する必要はない。
- 法第54条で規定されている医薬品に添付する文書への記載禁止事項は、店舗販売業者が販売に際して添付する文書は対象外である。
【 解答:3 】
- 医薬部外品は医薬品ではないため、医薬品的な効能効果を表示・標榜することは、いかなる場合も認められない。
- 医薬部外品を一般の生活者に対して販売する場合には、医薬部外品販売業の許可が必要である。
- かつては医薬品であったが、医薬部外品へ移行された製品群がある。
【 解答:4 】
- 人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものである。
- 効能効果として、「皮膚の清浄・殺菌・消毒、体臭・汗臭及びにきびを防ぐ」がある。
- 店舗販売業者は、医薬品と化粧品を区別して貯蔵し、又は陳列しなければならない。
【 解答:3 】
- 錠剤、カプセル剤の形状の物は、食品である旨が明示されていたとしても、すべて医薬品とみなされる。
- 特定保健用食品とは、身体の生理学的機能等に影響を与える保健機能成分を含む食品で、健康増進法の規定に基づき、特定の保健の用途に資する旨の表示の許可等を受けたものである。
- 食品として販売等されている製品であっても、効能効果又は用法用量の標榜内容等に照らして医薬品とみなされる場合には、無承認無許可医薬品として取締りの対象となる。
【 解答:4 】
- 店舗販売業の許可を受けた店舗において、薬剤師が従事していれば、すべての医薬品を販売することができる。
- 卸売販売業の許可を受けた者は、一般の生活者に対して直接医薬品を販売することができる。
- 法第25条に規定される医薬品の販売業の許可は、店舗販売業の許可、配置販売業の許可又は卸売販売業の許可の3種類に分けられている。
【 解答:4 】
- 登録販売者は、薬局の管理者となることができる。
- 店舗販売業で勤務する登録販売者は、要指導医薬品を販売することができる。
- 店舗管理者は、その店舗の所在地の都道府県知事(店舗販売業の店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長)の許可を受けた場合を除き、その店舗以外の場所で業として店舗の管理その他薬事に関する実務に従事する者であってはならない。
【 解答:4 】
- 一般用医薬品を陳列する場合、第一類医薬品、第二類医薬品及び第三類医薬品について、効能効果が同一の場合に限り、混在させることが認められている。
- 第三類医薬品は、第一類医薬品及び第二類医薬品以外の一般用医薬品である。
- 一度、区分された一般用医薬品のリスク区分は、他のリスク区分に変更されることはない。
【 解答:1 】
- 購入者の求めに応じて医薬品を開封して、その医薬品を分割販売することができる。
- 配置販売業者の配置員は、医薬品の配置販売に従事しようとするときは、配置販売業者の氏名、配置販売に従事しようとする区域その他厚生労働省令で定める事項を、あらかじめ、厚生労働大臣に届け出なければならない。
- 配置販売業者は、一般用医薬品のうち経年変化が起こりにくいことその他の厚生労働大臣の定める基準に適合するもの以外の医薬品を販売してはならない。
【 解答:4 】
※なお、同じアルファベットの欄には同じ字句が入ります。
【 解答:5 】
- 規則第1条第2項第4号で規定されている特定販売とは、その薬局又は店舗におけるその薬局又は店舗以外の場所にいる者に対する一般用医薬品又は薬局製造販売医薬品(毒薬及び劇薬であるものを除く。)の販売又は授与をいう。
- 店舗販売業者は、医薬品の直接の容器又は直接の被包に表示された使用の期限を超過した医薬品を、正当な理由なく、販売してはならない。
- リスク区分に応じた情報提供又は相談対応の実効性を高めるため、店舗販売業者は、当該店舗を利用するために必要な情報を、当該店舗の見やすい場所に掲示しなければならない。
【 解答:1 】
- 購入し、又は譲り受けようとする者が若年者である場合にあっては、当該者の氏名及び住所を書面で記録しなければならない。
- 購入し、又は譲り受けようとする者が、適正な使用のために必要と認められる数量を超えて当該医薬品を購入し、又は譲り受けようとする場合は、その理由を確認することとされている。
- 販売し、又は授与するときの確認は、必ず薬剤師が行うこととされている。
【 解答:4 】
- 薬剤師は、承認前の医薬品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して広告することができる。
- 店舗において販売促進のために用いられるチラシは、一般用医薬品の販売広告には含まれない。
- 何人も、医薬品の効能、効果に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告してはならない。
【 解答:4 】
- 複数の効能効果が承認されている医薬品の場合には、そのうちの1つのみを用いて特定の疾病や症状に対して特に優れた効果があるかのように広告を行うこともできる。
- 医薬品の有効性が確実であることを保証するため、使用前と使用後の写真は広告に掲載することができる。
- この基準においては、購入者等に対して、医薬品について事実に反する認識を得させるおそれがある広告のほか、過度の消費や乱用を助長するおそれがある広告についても不適正なものとされている。
【 解答:5 】
- キャラクターグッズ等の景品類を提供して医薬品を販売することは、いかなる場合も認められない。
- 医薬品を懸賞や景品として授与することは、サンプル品(試供品)を提供するような場合を除き、原則として認められない。
- 在庫処分等の販売側の都合で複数の医薬品をあらかじめ組み合わせて販売してもよいとされている。
- 医薬品を多量に購入する者等に対しては、積極的に事情を尋ねるなど慎重に対処し、状況によっては販売を差し控えるべきである。
- a,b
- a,d
- b,c
- b,d
【 解答:4 】
ただし、都道府県知事とあるのは、店舗販売業の店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長とする。
- 都道府県知事は、当該職員(薬事監視員)に、店舗販売業の店舗において、無承認無許可医薬品、不良医薬品又は不正表示医薬品等の疑いのある物品を、試験のため必要な最少分量に限り、収去させることができる。
- 都道府県知事は、当該職員(薬事監視員)に、店舗販売業の店舗へ立ち入り、その構造設備若しくは帳簿書類等を検査させ、従業員その他の関係者に質問させることができる。
- 都道府県知事は、店舗販売業者に対して、法の規定を遵守しているかどうかを確かめるために、必要な報告をさせることができる。
【 解答:2 】
ただし、都道府県知事とあるのは、店舗販売業の店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長とする。
- 都道府県知事は、店舗の構造設備によって不良医薬品を生じるおそれがある場合には、店舗販売業者に対して、その構造設備の改善を命じることができる。
- 都道府県知事は、店舗管理者について、その者に薬事に関する法令に違反する行為があったとき、又はその者が管理者として不適当であると認めるときは、店舗販売業者に対して、その変更を命ずることができる。
- 都道府県知事は、店舗販売業者に薬事に関する法令に違反する行為があった場合、その許可を取消し、または期間を定めてその業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。
【 解答:5 】
- 医薬品は、その適正な使用のために必要な情報(適正使用情報)を伴って初めて医薬品としての機能を発揮するものである。
- 登録販売者は、購入者等への情報提供及び相談対応を行うために添付文書や製品表示に記載されている内容を的確に理解しておく必要がある。
- 一般用医薬品の添付文書や製品表示に記載されている適正使用情報は、医師、薬剤師、登録販売者等の専門家だけが理解できるような表現で記載されている。
【 解答:2 】
- 医薬品の添付文書の内容は、有効性・安全性に係る新たな知見等に基づき、1年に1回定期的に改訂がなされている。
- 添付文書は開封時に一度目を通されれば十分というものではなく、必要なときにいつでも取り出して読むことができるように保管される必要がある。
- 「製品の特徴」とは、医薬品を使用する人にその製品の概要をわかりやすく説明することを目的として記載されている。
【 解答:1 】
- 守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。
- 重篤な副作用として皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)が掲げられている医薬品では、アレルギーの既往歴がある人等は使用しないこととして記載されている。
- 「服用前後は飲酒しないこと」については、小児では通常当てはまる内容ではないので、摂取されたアルコールによって、医薬品の作用の増強、副作用を生じる危険性の増大等が予測される成分が配合されていても小児に使用される医薬品には記載されていない。
【 解答:5 】
- カルシウム
- アミノ安息香酸エチル
- ビフィズス菌
- アセトアミノフェン
【 解答:2 】
- ヒマシ油
- アミノ安息香酸エチル
- フェルビナク
- リドカイン
【 解答:5 】
- インドメタシン
- ビサコジル
- トコフェロール
- イブプロフェン
【 解答:5 】
- アルジオキサ
- ケイ酸アルミン酸マグネシウム
- ジサイクロミン塩酸塩
- アスコルビン酸
【 解答:5 】
【 解答:4 】
- 次硝酸ビスマスを配合した一般用医薬品の添付文書には、「次の診断を受けた人」の項目内に、「胃・十二指腸潰瘍」が記載されている。
- グリチルリチン酸二カリウムを配合した一般用医薬品の添付文書には、「次の診断を受けた人」の項目内に、「腎臓病」が記載されている。
- dl-メチルエフェドリン塩酸塩(メチルエフェドリン塩酸塩)を配合した一般用医薬品の添付文書には、「次の診断を受けた人」の項目内に、「甲状腺機能障害」が記載されている。
【 解答:1 】
- カプセル剤は、変質しやすいため、冷蔵庫内に保管されるのが望ましい。
- 乳・幼児は好奇心が強く、すぐ手を出して口の中に入れることがあるため、医薬品は小児の手の届かないところに保管する必要がある。
- 医薬品を旅行や勤め先へ携行する際は、品質保持のため、他の容器に入れ替える必要がある。
【 解答:4 】
- 医薬品によっては、「用法、用量その他使用及び取扱い上必要な注意」等の記載を添付文書でなく、外箱等に行っている場合がある。
- 1回服用量中0.1mLを越えるアルコールを含有する滋養強壮を目的とした内服液剤については、アルコールを含有する旨及びその分量が記載されている。
- 適切な保存条件の下で製造後3年を超えて性状及び品質が安定であることが確認されている医薬品は、使用期限の法的な表示義務はない。
【 解答:1 】
- 医薬品又は医療機器について、緊急かつ重大な注意喚起や使用制限に係る対策が必要な状況にある場合に、発出されるものである。
- 都道府県からの指示に基づいて、製造販売業者等から医療機関や薬局等に対して配布される。
- A4サイズの黄色地の印刷物で、イエローレターとも呼ばれる。
- 一般用医薬品を除く医薬品と医療機器の情報が対象である。
- a,b
- a,c
- b,c
- b,d
【 解答:2 】
- 医薬品の承認情報が掲載されている。
- 医薬品等の製品回収に関する情報が掲載されている。
- 新たに許可を取得した医薬品製造販売業者の情報が掲載されている。
【 解答:3 】
- 医薬品の適正な使用を確保するため、製造販売業者等から提供される情報の活用に努めなければならない。
- 医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づく報告を行う医薬関係者として位置づけられている。
- 購入者等に対して、常に最新の知見に基づいた適切な情報提供を行うため、得られる情報を積極的に収集し、専門家としての資質向上に努めることが求められる。
【 解答:3 】
- 医薬品との因果関係が明確でない場合は、報告の対象とならない。
- 報告すべき医薬品の副作用は、使用上の注意に記載されているものだけでよい。
- 報告者に対しては、安全性情報受領確認書が交付される。
【 解答:2 】
- 医薬品副作用被害救済制度とは、一部の医薬品を除き、医薬品を適正に使用したにもかかわらず副作用による一定の健康被害が生じた場合に、医療費等の給付を行い、これにより被害者の迅速な救済を図ることを目的とした制度である。
- 健康被害を受けた本人(又は家族)の給付請求を受けて、医学的薬学的判断を要する事項について薬事・食品衛生審議会の諮問・答申を経て、厚生労働大臣が判定した結果に基づき各種給付が行われる。
- 救済給付業務に必要な費用は、全て製造販売業者等から年度ごとに納付される拠出金が充てられており、国庫補助は全く含まれていない。
【 解答:2 】
- 生物由来製品感染症等被害救済制度は、生物由来製品を介した感染等による健康被害の迅速な救済を図ることを目的とした制度である。
- 個人輸入により入手した医薬品の使用による健康被害については、医薬品副作用被害救済制度の救済給付の対象とならない。
- 遺族年金は、医薬品副作用被害救済制度による被害者の救済給付の種類に含まれない。
- 医薬品を適正に使用して生じた健康被害であっても、特に医療機関での治療を要さずに寛解したような軽度のものについては給付対象に含まれない。
【 解答:3 】
- 医薬品副作用被害救済制度の対象とならないケースのうち、製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合には、「医薬品PLセンター」への相談が推奨される。
- 医薬品又は医薬部外品に関する苦情(健康被害以外の損害も含まれる)について、申立ての相談を受け付けている。
- 消費者が、製造販売元の企業と交渉するに当たって、交渉の仲介や調整・あっせんを行い、裁判によらずに迅速な解決に導くことを目的としている。
【 解答:5 】
- アンプル入りかぜ薬の使用による重篤な副作用(ショック)で複数の死亡例が発生し、1965年、厚生省(当時)は関係製薬企業に対し、アンプル入りかぜ薬製品の回収を要請した。
- 2003年5月までに、一般用かぜ薬の使用によると疑われる間質性肺炎の発生事例が複数報告され、厚生労働省は、同年6月、一般用かぜ薬全般につき使用上の注意の改訂を指示した。
- 2003年8月までに、プソイドエフェドリン塩酸塩(PSE)が配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告され、厚生労働省は関係製薬企業等に対して、使用上の注意の改訂等を指示した。
【 解答:3 】
- 医薬品の適正使用のための啓発活動は、国や自治体、関係団体等による事業のため、登録販売者は参加することはできない。
- 保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。
- 「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するため、国、自治体、関係団体等により、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されている。
【 解答:4 】