登録販売者 過去問 解答 平成25年
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- 医薬品回収の措置は、医薬品の製造販売業者の責任により行われるものであり、医薬品の販売を行う者は、回収の情報に注意を払う必要はない。
- 医薬品は、必要な情報が適切に伝達されることを通じて、購入者が適切に使用することにより、その役割を十分に発揮する。
- 薬事法では、健康被害の発生の可能性がない場合に限り、医薬品に異物等の混入、変質等があってもよい旨を定めている。
- 一般用医薬品は、相対的に医療用医薬品ほど作用は強くないので、保健衛生上のリスクに注意する必要はない。
【 解答:2 】
- 免疫機構が過敏に反応して、体の各部位に生じる炎症をアレルギー症状という。
- アレルギーは、内服薬だけではなく外用薬でも引き起こされることがある。
- 医薬品を使用してアレルギーを起こしたことがある人は、その医薬品に対して免疫ができているため、次回から使用しても問題ない。
- アレルギーには体質的・遺伝的な要素もあり、アレルギーを起こしやすい体質の人や、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には、注意が必要である。
【 解答:3 】
- 医薬品を使用する人が副作用をその初期段階で認識することにより、副作用の種類に応じて速やかに適切に処置し、又は対応し、重篤化の回避が図られることが重要である。
- 副作用は、直ちに明確な自覚症状として現れないこともあるので、継続して使用する場合には、購入者に対して、定期的に検診を受けるよう、医薬品の販売等に従事する専門家から促していくことも重要である。
- 副作用の兆候が現れても、通常はその疾病が治るまで同じ一般用医薬品を継続して使用することとされている。
- 医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等から副作用の発生の経過を十分に聴き、その状況次第では、速やかに適切な医療機関を受診するよう勧奨する必要がある。
【 解答:2 】
- 「薬はよく効けばよい」、「多く飲めば早く効く」等と短絡的に考えて、定められた用量を超える量の医薬品を服用すると有害事象につながる危険性が高い。
- 一般用医薬品に対する誤解や認識不足による不適正な使用や、それに起因する有害事象の発生の防止を図るには、医薬品の販売等に従事する専門家が、購入者等に対して、正しい情報を適切に伝えることが重要となる。
- 症状を一時的に緩和するために、一般用医薬品を漫然と使い続けていても、有害事象を招くおそれはない。
- 人体に直接使用されない医薬品は、使用する人の誤解や認識不足によって使い方や判断を誤っても、有害事象につながることはない。
- a,b
- a,c
- b,d
- c,d
【 解答:1 】
- 医薬品の乱用を繰り返すと、慢性的な臓器障害を生じるおそれがある。
- 一般用医薬品には、習慣性のある成分を含んでいるものはない。
- 一般用医薬品により薬物依存が形成されても、そこから離脱することは容易である。
- 医薬品の販売等に従事する専門家は、必要以上の大量購入や頻回購入などを試みる不審な購入者等には慎重に対処する必要がある。
【 解答:2 】
- 複数の医薬品を併用した場合、又は医薬品と特定の食品(保健機能食品や、いわゆる健康食品を含む。)を一緒に摂取した場合に、医薬品の作用が増強したり、減弱したりすることを相互作用という。
- かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、アレルギー用薬では、成分や作用が重複することはないため、通常、これらの薬効群に属する医薬品の併用を避ける必要はない。
- 医療機関で治療を受けている人は、一般用医薬品を併用しても問題ないかどうかについて、治療を行っている医師又は歯科医師若しくは処方された医薬品を調剤する薬剤師に確認する必要がある。
- 複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれ医薬品が使用される場合が多く、医薬品同士の相互作用に関して特に注意が必要となる。
【 解答:2 】
- 医薬品と食品との相互作用は、専ら飲み薬(内服薬)の使用に際して注意を要する。
- カフェインやビタミンA等のように、食品中には医薬品の成分と同じ物質が存在する場合があり、それらを含む医薬品と食品を一緒に服用すると過剰摂取となるものがある。
- 生薬成分が配合された医薬品は、生薬成分を含有する食品と合わせて摂取すると、効き目や副作用が増強されることがある。
- 酒類(アルコール)は、主として小腸で代謝されるため、医薬品の吸収や代謝に影響を与えることはない。
【 解答:4 】
- 一般に乳幼児は、容態が変化した場合に、自分の体調を適切に伝えることが難しいため、医薬品使用後の乳幼児の状態を保護者等がよく観察することが重要である。
- 乳児向けの用法用量が設定されている一般用医薬品であっても、乳児は医薬品の影響を受けやすく、また、状態が急変しやすく、その医薬品の使用の適否が見極めにくいため、基本的には医師の診療を受けることが優先される。
- 小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が低い。
- 医薬品の販売等に従事する専門家においては、保護者等に対して、成人用の医薬品の量を減らして小児へ与えるような安易な使用は避け、必ず年齢に応じた用法用量が定められているものを使用するよう説明することが重要である。
【 解答:2 】
- 高齢者は、医薬品の説明を理解するのに時間がかかる場合があるので、情報提供や相談対応においては特段の配慮が必要となる。
- 高齢者は持病(基礎疾患)を抱えていることが多いが、一般用医薬品を用法用量どおりに使用していれば、基礎疾患の症状悪化や治療の妨げになることはない。
- 一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が強く現れやすくなるが、既定用量の下限で使用していれば注意する必要はない。
- 医薬品の使用上の注意等において「高齢者」という場合には、おおよその目安として65歳以上を指す。
- a,c
- b,c
- b,d
- a,d
【 解答:4 】
- 妊婦が医薬品を使用した場合、医薬品成分の胎児への移行は、胎盤関門によってすべて防御される。
- 妊婦における一般用医薬品の使用については、その使用上の注意で「相談すること」とされているものが多い。
- 授乳婦が医薬品を服用しても、医薬品成分が乳汁中に移行することはない。
- ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。
【 解答:3 】
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【 解答:1 】
- 医薬品は、高い水準で均一な品質が保証されていなければならない。
- 医薬品は、未開封であれば、高温や多湿、光(紫外線)によって品質の劣化(変質・変敗)を起こすおそれはない。
- 医薬品は、適切な保管・陳列がなされない場合、医薬品の効き目が低下するおそれはあるが、人体に好ましくない作用をもたらす物質を生じることはない。
- 一般用医薬品は、薬局又は店舗販売業において購入された後、すぐに使用されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売等がなされることも重要である。
- a,b
- b,c
- c,d
- a,d
【 解答:4 】
- 重度な疾病の治療
- 生活の質(QOL)の改善・向上
- 健康状態の自己検査
- 健康の維持・増進
【 解答:1 】
- 一般用医薬品は、薬事法上「医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの」(第25条第1項)と定義されている。
- 情報提供は、医薬品の販売促進に結びつけることのみを目的としている。
- 一般用医薬品で対処可能な範囲は、医薬品を使用する人の年齢によって変わるものではない。
- 一般用医薬品を、一定期間使用して症状の改善がみられない又は悪化したときには、医療機関を受診して医師の診療を受けることが望ましい。
- a,b
- b,c
- c,d
- a,d
【 解答:4 】
- 購入者が医薬品を使用する本人で、かつ、現に症状等がある場合であっても、その人の状態や様子全般から得られる情報は、状況把握につながる重要な手がかりとはならない。
- 購入者が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とする等、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮がなされることも重要である。
- すぐに医薬品を使用する状況にない場合には、実際に使用する際に、販売時になされた情報提供の内容を思い起こしながら、改めて添付文書等に目を通すよう購入者に対して促すことが重要である。
- 情報提供は、説明した内容が生活者にどう理解され、その行動にどう反映されているか、などの実情を把握しながら行うことにより、その実効性が高まるものである。
【 解答:1 】
- サリドマイド訴訟とは、催眠鎮静剤等として販売されたサリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常が発生したことに対する損害賠償訴訟をいう。
- サリドマイド製剤は、1961年、西ドイツ(当時)のレンツ博士から副作用について警告が発せられ、日本では、同年速やかに販売停止及び回収措置がとられた。
- サリドマイドは、光学異性体のS体に血管新生を妨げる作用がある。
- サリドマイド製剤は、一般用医薬品としても販売されていた。
【 解答:5 】
- スモン訴訟は、解熱鎮痛薬として販売されていたキノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
- スモンの症状は、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に下半身の痺れや脱力、歩行困難等が現れる。
- スモン訴訟は、未だ和解が成立していない。
- スモン患者に対しては、治療研究施設の整備、治療法の開発調査研究の推進、施術費及び医療費の自己負担分の公費負担等が講じられている。
【 解答:4 】
【 解答:2 】
- 献血時の問診の充実が図られた。
- エイズ治療研究開発センターが整備された。
- 製薬企業に対し、従来の副作用報告に加えて感染症報告が義務づけられた。
- 緊急に必要とされる医薬品を迅速に供給するための「緊急輸入」制度が創設された。
【 解答:5 】
- CJD訴訟とは、脳外科手術等に用いられたヒト乾燥硬膜を介してCJDに罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
- CJDは、次第に認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病である。
- CJDは、ウイルスの一種であるプリオンが原因とされる。
- CJD訴訟を契機に生物由来製品による感染等被害救済制度の創設がなされた。
【 解答:3 】
- かぜとよく似た症状が現れる疾患は多数あり、急激な発熱を伴う場合や、症状が4日以上続くとき又は悪化するようなときは、かぜではない可能性が高い。
- かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、体内から取り除くものではなく、咳で眠れなかったり、発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それら諸症状の緩和を図るものである。
- 季節や時期などによって、かぜの原因となるウイルスの種類は異なるが、いずれも上気道の粘膜から感染し、それらの部位に急性の炎症を引き起こす。
- かぜであるからといって必ずしもかぜ薬(総合感冒薬)が選択されるのが最適ではなく、発熱、咳など症状がはっきりしている場合には、効果的に症状の緩和を図るため、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬などが選択されることが望ましい。
【 解答:5 】
- 小柴胡湯は、かぜのひき始めから数日たって症状が少し長引いている状態で、疲労感があり、食欲不振、吐き気がする場合に適すとされる。
- 小青竜湯は、かぜのひき始めで、寒気がして発熱、頭痛があり、体のふしぶしが痛い場合に適すとされる。
- 柴胡桂枝湯は、まれに重篤な副作用として間質性肺炎、肝機能障害を生じることが知られている。
- 葛根湯は、かぜのひき始めにおける諸症状、頭痛、肩こり、筋肉痛、手足や肩の痛みに適すとされる。
【 解答:2 】
- アセトアミノフェンは、主として中枢性の作用によって解熱・鎮痛をもたらすと考えられている。なお、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は比較的少ないとされる。
- d-マレイン酸クロルフェニラミンは、鶏卵の卵白から抽出した蛋白質であるため、鶏卵アレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
- 臭化水素酸デキストロメトルファンは、非麻薬性鎮咳成分とも呼ばれ、延髄の嗽咳中枢に作用する。
- dl-塩酸メチルエフェドリンは、抗コリン作用によって鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として、かぜ薬に配合されるが、依存性がある成分であるため注意が必要である。
- a,b
- a,c
- b,d
- c,d
【 解答:2 】
- イブプロフェンは、体内でのプロスタグランジンの産生を抑える作用があり、消化管粘膜の防御機能を高める。
- エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが中心である他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みの伝わりを抑える働きが優位であるとされている。
- 現在では、イソプロピルアンチピリンが一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分となっている。
- アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む。)、サザピリンは、一般用医薬品では、小児(15歳未満)に対して使用することができる。
- a,c
- b,c
- b,d
- a,d
【 解答:2 】
関節痛、筋肉痛に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心・嘔吐、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
- 加味帰脾湯
- 半夏厚朴湯
- 薏苡仁湯
- 人参湯(理中丸)
- 六君子湯
【 解答:3 】
- カフェインは、脳に強い興奮状態を引き起こす作用を示し、眠気や倦怠感を長期的に抑える効果が期待できる。
- カフェインには、反復して摂取すると習慣になりやすい性質がある。
- 眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして200mg、1日摂取量では500mgが上限とされている。
- カフェインは、腎臓での水分の再吸収を促進するとともに、膀胱括約筋を収縮させる働きがあり、尿量の増加(利尿)をもたらす。
【 解答:1 】
- 塩酸ジフェニドールは、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
- ジメンヒドリナートは、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示し、専ら乗物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分である。
- ブロムワレリル尿素は、脳に軽い興奮状態を起こさせるとともに、末梢では消化管の緊張を低下させる作用がある。
- アミノ安息香酸エチルは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐き気を抑えることを目的として配合される場合がある。
【 解答:3 】
【 解答:5 】
【 解答:4 】
- 解熱鎮痛薬は、頭痛の症状が軽いうちに服用するのが効果的ともいわれるが、症状が現れないうちに予防的に使用することは適切でなく、解熱鎮痛薬を連用することによって、かえって頭痛が常態化することがあると説明した。
- ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬は、ビタミンCが含まれる飲料で希釈すると殺菌作用が増強すると説明した。
- 咳がひどく、痰に線状の血が混入している症状に対し、一般用医薬品の鎮咳去痰薬を勧めた。
- 用時水で希釈又は溶解して使用する含嗽薬は、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られないと説明した。
- a,c
- b,c
- b,d
- a,d
【 解答:4 】
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- メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは、胃酸の中和作用のほか、胃粘膜にゼラチン状の皮膜を形成して保護する作用もあるとされるが、アルミニウムを含む成分であるため、透析療法を受けている人では使用を避ける必要がある。
- 塩酸ピレンゼピンは、味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高めることを目的として配合される。
- ウルソデオキシコール酸、デヒドロコール酸は、胆汁の分泌を促す作用(利胆作用)があるとされ、消化を助ける効果を期待して用いられる。これらの成分は肝臓の働きを高める作用もあるとされるが、肝臓病の診断を受けた人では、かえって症状を悪化させるおそれがある。
- リパーゼ、ジアスターゼは、胃粘液の分泌を促す作用や胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する作用を期待して胃の薬に配合される。
【 解答:3 】
- 次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマスは、腸粘膜の蛋白質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめる(収斂)ことにより、腸粘膜を保護し、炎症を鎮める目的で配合されている場合がある。
- タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれる蛋白質(カゼイン)から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
- ビサコジル、ピコスルファートナトリウムは、腸内細菌のバランスを整えることを目的として用いられる。
- 塩化ベルベリンは、腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として配合される。
- a,b
- a,c
- b,d
- c,d
【 解答:1 】
痩せ型で腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛又は腹痛があって、ときに胸やけ、げっぷ、食欲不振、吐き気などを伴う人における、神経性胃炎、慢性胃炎、胃アトニーに適するとされる。
まれに重篤な副作用として、肝機能障害を生じることが知られている。
- 麻黄湯
- 麦門冬湯
- 小建中湯
- 安中散
- 芍薬甘草湯
【 解答:4 】
- 臭化ブチルスコポラミンは、消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用はあるが、胃液分泌を抑える作用はない。
- 塩酸パパベリンは、胃酸過多や胸やけに対する効果を期待して用いられ、また、眼圧を上昇させる作用はないため緑内障の診断を受けた人にも使用できる。
- オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされる。
- ロートエキスは、副交感神経系の働きを抑えるが、消化管に限定されないため、散瞳による目のかすみや異常な眩しさ、口渇等の副作用が現れることがある。
- a,b
- a,c
- b,d
- c,d
【 解答:4 】
【 解答:3 】
- a,b
- b,c
- c,d
- a,d
【 解答:3 】
- センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエル又はヘリグロヒキガエルの毒腺の分泌物を集めたもので、微量で強い強心作用を示す。
- ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用があるとされる。
- ロクジョウは、シカ科のジャコウジカ又はその近縁動物の雄のジャコウ腺分泌物を乾燥したもので、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。
- シンジュは、ウグイスガイ科のアコヤガイ等の殻内肉組織中に形成される球状の塊を粉末にしたもので、鎮静作用等を期待して用いられる。
【 解答:2 】
- ビタミンB2(酪酸リボフラビン等)は、摂取により尿が黄色くなることがあるが、使用の中止を要する副作用等の異常ではない。
- パンテチンは、高密度リポ蛋白質(HDL)の分解を促し、低密度リポ蛋白質(LDL)を増加させる効果を期待して使用される。
- 大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。
- ビタミンE(酢酸トコフェロール)は、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として使用される。
【 解答:2 】
- 鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラルであり、不足した鉄分を補充する目的で、フマル酸第一鉄等が用いられる。
- マンガンは、赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸マンガンが配合されている場合がある。
- 銅は、ヘモグロビンの産生過程で鉄の代謝や輸送に重要な役割を持ち、補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で、硫酸銅が配合されている場合がある。
- コバルトは、糖質・脂質・蛋白質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で、硫酸コバルトが配合されている場合がある。
【 解答:3 】
- 高血圧や心疾患に伴う諸症状を改善する医薬品は、体質の改善又は症状の緩和を主眼としており、いずれも高血圧や心疾患そのものの治療を目的とするものではないことを説明した。
- 貧血用薬(鉄製剤)は、服用の前後30分以内にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が促進されるため、服用前後はそれらを摂取するよう勧めた。
- 下痢に発熱を伴う場合は、食中毒菌等による腸内感染症の可能性があり、また、虫垂炎や虚血性大腸炎のような重大な疾患に起因する場合もあるため、安易に止瀉薬を用いて症状を一時的に鎮めるのではなく、医療機関を受診するよう勧めた。
- 高コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではないことを説明した。
【 解答:2 】
- 裂肛は、肛門の出口からやや内側の上皮に傷が生じた状態であり、一般に、「切れ痔」(又は「裂け痔」)と呼ばれる。
- 直腸粘膜と皮膚の境目となる歯状線より下部の、肛門の出口側にできた痔核を外痔核と呼び、排便時にのみ、出血等の症状が現れる。
- カルバゾクロムは、毛細血管を補強、強化して出血を抑える働きがあるとされ、止血効果を期待して内用痔疾用薬に配合されている場合がある。
- 痔は、肛門部に過度の負担をかけることやストレス等により生じる生活習慣病であるため、痔疾用薬の使用と併せて、痔を生じた要因となっている生活習慣の改善等が図られることが重要である。
【 解答:5 】
- 塩酸ジブカインは、抗ヒスタミン成分であり、痔に伴う痒みを和らげることを目的として用いられる。
- クロタミトンは、局所への穏やかな刺激によって痒みを抑える効果を期待して配合されている場合がある。
- イソプロピルメチルフェノールは、組織修復成分であり、痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して用いられる。
- 塩酸ナファゾリンは、血管収縮作用による止血効果を期待して配合されていることがある。
- a,b
- a,c
- b,d
- c,d
【 解答:3 】
- コウブシは、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合されている場合がある。
- ソウジュツは、神経の興奮・緊張を和らげる作用を期待して配合されている場合がある。
- カノコソウは、香りによる健胃作用を期待して配合されている場合がある。
- センキュウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
【 解答:1 】
虚弱体質で肩がこり、疲れやすく、精神不安等の精神神経症状、ときに便秘の傾向のある女性における冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症に適すとされるが、胃腸の弱い人では悪心(吐き気)、嘔吐、胃部不快感、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
- 桂枝湯
- 酸棗仁湯
- 白虎加人参湯
- 大柴胡湯
- 加味逍遙散
【 解答:5 】
- シンイは、シソ科のケイガイの花穂を用いた生薬で、発汗、解熱、鎮痛等の作用を有するとされ、鼻閉への効果を期待して用いられる。
- トラネキサム酸は、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として用いられる。
- マレイン酸クロルフェニラミンは、抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。
- 塩酸プソイドエフェドリンは、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が弱く、不眠や神経過敏の副作用は現れない。
- a,b
- b,c
- c,d
- a,d
【 解答:2 】
- 蕁麻疹や鼻炎等のアレルギー症状に対する医薬品の使用は、基本的に対症療法である。
- 一般用医薬品のアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)は、長期の連用は避け、5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受けることが望ましい。
- アレルギー症状が現れる前から予防的に一般用医薬品のアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)を使用することは適当でない。
- アレルギー症状を軽減するには、日常生活におけるアレルゲンの除去・回避といった根源的な対応が図られることが重要である。
【 解答:5 】
- 塩酸フェニレフリンは、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として用いられる。
- クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト(室内塵)等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として配合される。
- 局所麻酔成分であるリドカインは、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として配合されている場合がある。
- グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として用いられる。
【 解答:4 】
- 酢酸トコフェロールは、視細胞が光を感受する反応に関与していることから、視力調整等の症状を改善する効果を期待して配合されている。
- メチル硫酸ネオスチグミンは、コリンエステラーゼの働きを抑える作用を示し、毛様体におけるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として配合されている。
- コンドロイチン硫酸ナトリウムは、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用を期待して、配合されている。
- アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、新陳代謝を促し、目の疲れを改善する効果を期待して配合されている。
- a,c
- b,c
- b,d
- a,d
【 解答:3 】
- 人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感等に用いられる。
- アドレナリン作動成分を含む点眼薬は、緑内障と診断された人では、眼圧の上昇をまねき、緑内障を悪化させたり、その治療を妨げたりするおそれがある。
- 抗ヒスタミン成分を含む点眼薬は、鼻炎用点鼻薬と併用した場合には、眠気が現れることがあるため、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。
- スルファメトキサゾールは、細菌感染による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として配合されており、すべての細菌に対して効果を示す。
【 解答:4 】
【 解答:1 】
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- 歯痛薬は、歯の齲蝕(むし歯)による歯痛を応急的に鎮め、歯の齲蝕を修復する医薬品である。
- 歯膿漏槽薬は、歯肉炎、歯膿漏槽の諸症状(歯肉からの出血や膿、歯肉の腫れ、むずがゆさ、口臭、口腔内の粘り等)の緩和を目的とする医薬品である。
- 歯痛薬には、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として、クレオソート等の殺菌消毒成分が用いられるが、粘膜刺激を生じることがあるため、歯以外の口腔粘膜や唇に付着しないように注意が必要である。
- 内服で用いる歯膿漏槽薬は、同じ又は同種の成分が配合されたかぜ薬が併用された場合でも、副作用が現れやすくなるおそれはない。
- a,b
- b,c
- c,d
- a,d
【 解答:2 】
- 口内炎は、口腔粘膜に生じる炎症で、口腔の粘膜上皮に水疱や瘍潰ができて痛み、ときに口臭を伴う。
- 口内炎は、通常であれば1~2週間で自然寛解するが、一度に複数箇所に発生して食事に著しい支障を来すほどの状態であれば、医療機関を受診することが望ましい。
- 塩化セチルピリジニウムは、口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して用いられる。
- 一般用医薬品の副作用として口内炎が現れることがある。
【 解答:2 】
- コーヒーや炭酸飲料などの口腔内を酸性にする食品を摂取した後、しばらくは使用を避ける必要がある。
- 1年以上継続して使用する必要がある。
- 喫煙を完全に止めたうえで使用する必要がある。
- 妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避ける必要がある。
【 解答:2 】
- グルクロノラクトンは、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として配合される。
- アスパラギン酸ナトリウムは、髪や爪、肌などに存在するアミノ酸の一種で、皮膚におけるメラニンの生成を抑えるとともに、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働きがあるとされる。
- ガンマ-オリザノールは、生体内に存在する有機酸の一種であり、その働きは必ずしも明らかにされていないが、胃液分泌を促す、胃の運動を高める、胃壁の循環血流を増す等の作用があるとされ、胃の働きの低下や食欲不振の改善を期待して用いられる。
- ニンジンは、神経系の興奮や副腎皮質の機能亢進等の作用により、外界からのストレス刺激に対する抵抗力や新陳代謝を高めるとされる。
【 解答:1 】
腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素であり、製剤は骨歯の発育不良、くる病の予防等に用いられる。
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- ビタミンD
【 解答:5 】
- 陽陰五行説は、人体の臓器を五臓六腑に分け、それぞれの臓器が相互に作用し合って生体のバランスを取っている、という考え方に基づいて処方を選択する考え方である。
- 虚証とは、体内の臓器を働かせるエネルギーの貯蔵量が少ない体質(虚弱体質(体力の衰えている人、体の弱い人))をいい、実証とは、そうしたエネルギーの貯蔵量が多い体質(比較的体力がある状態)をいう。
- 一般用医薬品として販売される漢方処方製剤は作用が穏やかなので、重篤な副作用が起きることはない。
- 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。
【 解答:5 】
【 解答:1 】
- 塩素系殺菌消毒成分は、酸性の洗剤・洗浄剤と反応して有毒な塩素ガスを発生するため、混ざらないように注意する必要がある。
- イソプロパノールは、ウイルスに対する不活性効果がエタノールよりも高い。
- ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムは、塩素臭や刺激性、金属腐食性が強く、プールの殺菌・消毒に用いることができない。
- 日本薬局方に収載されているクレゾール石鹸液は、原液を水で希釈して用いられるが、刺激性が強いため、原液が直接皮膚に付着しないようにする必要がある。
- a,c
- b,c
- b,d
- a,d
【 解答:4 】
- 蚊(アカイエカ、シナハマダラカ等)は、吸血によって皮膚に発疹や痒みを引き起こすほか、日本脳炎、マラリア、黄熱、デング熱等の重篤な病気を媒介する。
- 燻蒸処理によりゴキブリの駆除を行う場合、ゴキブリの卵は医薬品の成分が浸透しない殻で覆われているため、殺虫効果を示さない。
- ヒョウヒダニ類やケナガコナダニはネズミを宿主として移動し生息場所を広げていく。吸血による刺咬のため激しい痒みを生じる。また、発疹熱などのリケッチア、ペストなどを媒介する。
- トコジラミは、シラミの一種でなくカメムシ目に属する昆虫で、ナンキンムシとも呼ばれる。刺されると激しい痒痛を生じ、アレルギー反応による全身の発熱、睡眠不足、神経性の消化不良を起こすことがある。
【 解答:3 】
- 体外診断用医薬品とは、専ら疾病の診断に使用されることが目的とされる医薬品のうち、人体に直接使用されるものをいう。
- 採取した尿を放置すると、雑菌の繁殖等によって尿中の成分の分解が進み、検査結果に影響を与えるおそれがあるので、なるべく採尿後速やかに検査がなされることが望ましい。
- 妊娠検査薬は、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるものである。
- 子宮外妊娠や胞状奇胎などを生じている場合には、妊娠しているにもかかわらず検査結果が陰性となることがある。
【 解答:4 】
- 消化管は食道から始まり、肛門まで続く管である。
- 消化液に含まれる消化酵素の作用によって飲食物を分解することを化学的消化という。
- 唾液腺は消化腺ではない。
- 口腔における咀嚼や、消化管の運動などによって消化管の内容物を細かくして消化液と混和し、消化を容易にすることを機械的消化という。
- a,b
- a,c
- b,d
- c,d
【 解答:3 】
- 胃は上腹部にある中空の臓器で、中身が空の状態では扁平に縮んでいる。
- 胃内壁の粘膜の表面には無数の微細な孔があり、胃腺につながって塩酸(胃酸)のほか、ペプシノーゲンなどを分泌している。
- 胃の粘膜表皮を覆う細胞から粘液が分泌され胃自体を保護しているため、胃液分泌と粘液分泌のバランスが崩れても、胃液により胃の内壁が損傷を受けることはない。
- 食道から送られてきた内容物は、胃の運動によって胃液と混和され、かゆ状となって小腸に送り出されるまで数時間、胃内に滞留する。
【 解答:5 】
- 胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。
- 胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、ビタミンCなどの水溶性ビタミンの吸収を助ける役割もある。
- 腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、再吸収されることなく糞便中に排出される。
- 胆汁には、古くなった赤血球や過剰のコレステロール等の再吸収を助ける役割もある。
【 解答:1 】
【 解答:2 】
- 心臓の内部は上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれている。心房で血液を集めて心室に送り、心室から血液を拍出する。
- 心臓から拍出された血液を送る血管を静脈、心臓へ戻る血液を送る血管を動脈という。
- 脾臓は、体内で も大きい臓器であり、横隔膜の直下に位置する。
- リンパ管は互いに合流して次第に太くなり、 終的に鎖骨の下にある静脈につながるが、途中にリンパ節と呼ばれる結節がある。
- a,b
- b,c
- c,d
- a,d
【 解答:4 】
- 副腎皮質
- ボウマン嚢
- 副腎髄質
- 膀胱
- 前立腺
【 解答:2 】
- 水晶体の前には虹彩があり、瞳孔を散大・縮小させて眼球内に入る光の量を調節している。
- 上下の眼瞼の縁にはまつげがあり、ゴミや埃等の異物をはじいて目に入らないようにするとともに、物が触れると反射的に目を閉じる触毛としての機能がある。
- 涙腺は涙液を分泌するが、涙液は起きている間は分泌されない。
- 結膜は、眼瞼の裏側と眼球前方の強膜(白目の部分)とを結ぶように覆って組織を保護している。
【 解答:3 】
- 鼻は、嗅覚情報の受容器官で、空気中を漂う物質を鼻腔内に吸い込み、その化学的刺激を感じとる。
- においに対する感覚は非常に鋭敏で、順応を起こしにくく、長時間同じにおいを嗅いでも、そのにおいを感じ続けることができる。
- 鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態を鼻炎といい、鼻汁過多や鼻閉(鼻づまり)などの症状を生じる。
- 副鼻腔は、鼻腔と異なり、線毛はなく、粘液を分泌する細胞も存在しない。
【 解答:4 】
- 骨は、頭部や内臓を支える身体の支柱としての機能の他、骨格内に臓器を収め、保護する機能もある。
- 成長が止まると、骨では骨吸収と骨形成が行われなくなる。
- 骨の関節面は強靭な硬い層に覆われている。
- 骨は、カルシウムやリン等の無機質を蓄えることができない。
【 解答:1 】
脳内には多くの血管が通っているが、脳の血管は末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高く、血液中から脳の組織へ移行できる物質の種類は限られている。これを( )という。
- 神経細胞
- 呼吸中枢
- 脊髄反射
- 免疫反応
- 血液脳関門
【 解答:5 】
- 内服薬には、有効成分が消化管で吸収された後、循環血液中に入って薬効をもたらす全身作用のものしかなく、局所作用を目的にしているものはない。
- 外用薬には、適用部位に対する局所的な効果を目的にしているものしかない。
- 局所作用を目的としている医薬品によって全身性の副作用を生じることはない。
- 一般用医薬品には、今のところ、全身作用を目的とした点鼻薬はない。
【 解答:4 】
- 一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品の成分を取り込むのではなく、濃い方から薄い方へ拡散していくことによって消化管にしみ込んでいく現象である。
- 消化管吸収において、医薬品の有効成分の吸収は、主として大腸でなされる。
- 直腸からは有効成分は吸収されづらいため、内服の場合よりも全身作用が遅く現れる。
- 皮膚吸収において、有効成分が皮膚から浸透して作用し、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無や程度によって影響を受けない。
【 解答:5 】
【 解答:1 】
- 錠剤(内服)は、胃、腸等で崩壊して、有効成分が溶け出して薬効をもたらす剤型である。
- 錠剤のように大きく固形状に固めずに、粉末状としたものを散剤、粒状としたものを顆粒剤という。
- 内服液剤は固形製剤に比べ、飲み込みやすいが、消化管からの吸収は遅くなる。
- 外用局所に用いる剤形として、適用部位を水から遮断する場合等にはクリーム剤を用い、水で洗い流しやすくする場合等では軟膏剤を用いなければならない。
【 解答:3 】
全身が広範囲にわたって赤くなり、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、高熱(38℃以上)、口唇の発赤・びらん、目の充血等の症状を伴う病態で、同症について 初に報告をした医師の名前にちなんでライエル症候群とも呼ばれる。
- ショック(アナフィラキシー)
- 肝機能障害
- 偽アルドステロン症
- 皮膚粘膜眼症候群
- 中毒性表皮壊死症
【 解答:5 】
- 医薬品の作用によって中枢神経系が刺激され、物事に集中できない、落ち着きがなくなる、不眠、不安、震え(振戦)、興奮等の症状を生じることがある。
- 精神神経障害は、医薬品の多量服用や長期連用、適用外の乳幼児への使用等の不適正な使用がなされた場合に限られ、通常の使用においては発生しない。
- 無菌性髄膜炎は、早期に原因となった医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、比較的予後は良好であることがほとんどであるが、重篤な中枢神経系の後遺症が残った事例も報告されている。
- 無菌性髄膜炎は、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人には発症しない。
- a,b
- a,c
- b,d
- c,d
【 解答:2 】
- 消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査を受けたときに発見されることもある。
- 消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜が障害され、組織が損傷した状態であり、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐き気、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状を生じる。
- イレウス様症状は、普段から便秘傾向のある人は発症リスクが低いとされている。
- 医薬品の消化器に対する影響によって、吐き気・嘔吐、食欲不振、腹痛などを生じることがある。
【 解答:3 】
- 喘息は、内服薬によって引き起こされ、外用薬で誘発されることはない。
- 合併症の有無にかかわらず、喘息の症状は、原因となった医薬品の成分が体内から消失しても寛解しない。
- 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎等の症状と区別が難しい。
- 間質性肺炎の症状は、一般的に医薬品の使用から1~2時間程度の間に起こり、必ず発熱を伴う。
【 解答:2 】
【 解答:3 】
- 外用薬の使用により、強い痒みを伴う発疹・発赤、腫れ、刺激感、水疱・ただれ等の激しい炎症症状(接触皮膚炎)が起きることがある。
- 接触皮膚炎は、原因となった医薬品との接触がなくなれば、通常は1週間程度で症状は治まる。
- 貼付剤の使用による光線過敏症の症状は、貼付剤を剥がした後でも現れることがあるが、医薬品が触れた部分に限られる。
- 薬疹は、皮膚以外に、目の充血や唇・口腔粘膜の異常が見られることがある。
【 解答:3 】
- 日本薬局方は医薬品の性状及び品質の適正を図るために定められている。
- 日本薬局方に収められている物は、薬事法において、医薬品と規定されている。
- 日本薬局方は厚生労働大臣の意見を聴いて定められる。
- 日本薬局方に収載されている一般用医薬品はない。
- a,b
- a,c
- b,d
- c,d
【 解答:1 】
- 調剤を実施する薬局は、医療提供施設としても位置づけられている。
- 薬局は、厚生労働大臣の許可を受けなければ、開設してはならない。
- 医薬品を取り扱う場所であって、薬局として開設の許可を受けていないものについては、病院又は診療所の調剤所を除き、薬局の名称を付してはならない。
- 薬局において、登録販売者による一般用医薬品の購入者等への情報提供及び相談対応は全く認められていない。
【 解答:4 】
- 店舗販売業者は、一般用医薬品以外の医薬品も販売することができる。
- 店舗販売業者は、第2類医薬品又は第3類医薬品については、薬剤師又は登録販売者に販売又は授与させなければならない。
- 店舗販売業者においては、特定の購入者の求めに応じて、医薬品を開封して分割販売することができる。
- 店舗販売業においては、薬剤師が従事している店舗では調剤を行うことができる。
- a,b
- b,c
- c,d
- a,d
【 解答:2 】
- 配置販売業の許可は、一般用医薬品を配置により販売又は授与する業務について、配置しようとする区域をその区域に含む都道府県ごとに、その都道府県知事が与えることとされている。
- 配置販売業者又はその配置員は、その住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、かつ、これを携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない。
- 配置販売業者は、一般用医薬品のうち経年変化が起こりにくいこと等の基準に適合するものについては、医薬品を開封して分割販売することができる。
- 店舗販売業者が一般用医薬品を配置により販売等をしようとする場合には、別途、配置販売業の許可を受ける必要がある。
【 解答:3 】
【 解答:2 】
イ ( a )その他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止
ロ ( b )、ただれ等の防止
ハ 脱毛の防止、育毛又は除毛
【 解答:4 】
【 解答:3 】
- ビタミン含有保健薬
- 殺鼠剤
- 整腸薬
- 浴用剤
- a,b
- a,c
- b,d
- c,d
【 解答:2 】
- 医薬部外品を業として製造販売する場合には、製造販売業の許可が必要であり、通常、品目ごとに承認を得る必要がある。
- 薬局の開設又は医薬品の販売業の許可を受けた者でなければ、業として、医薬部外品を販売してはならない。
- 医薬部外品には、化粧品としての使用目的を有する製品は一切ない。
- 効能・効果が類似したものに限り、医薬品と医薬部外品とを区別して陳列する必要はない。
【 解答:1 】
- 化粧品は、「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つ」の範囲内においてのみ効能効果を表示することが認められている。
- 化粧品の成分本質(原材料)については、原則として医薬品の成分を配合してはならないこととされており、配合が認められる場合であっても、添加物として使用されるなど、薬理作用が期待できない量以下に制限されている。
- 化粧品を業として製造販売する場合には、製造販売業の許可が必要であり、通常、品目ごとに承認を得る必要はない。
- 化粧品を販売する際は、薬局の開設又は医薬品の販売業の許可を受けている場合を除き、化粧品の販売業の許可が必要である。
【 解答:4 】
- 用量に関しては、医療用医薬品では、医師又は歯科医師が医学的見地から患者の状態を診て適宜増減することが認められている場合が多いが、一般用医薬品では、年齢に応じて服用量が定められているなど、それを使用する一般の生活者による判断の余地は少ない。
- 人体に直接使用されない検査薬において、血液を検体とするものも、一般用医薬品として認められている。
- 注射等の侵襲性の高い使用方法も、一般用医薬品の用法として用いられている。
- 一般用医薬品の効能効果の表現については、通常、診断疾患名ではなく、一般の生活者が判断できる症状で示されている。
- a,c
- b,c
- b,d
- a,d
【 解答:4 】
- 業務上毒薬又は劇薬を取り扱う者は、それらをその他の物と区別して貯蔵、陳列しなければならず、特に毒薬を貯蔵、陳列する場所については、かぎを施さなければならない。
- 毒薬については、それを収める直接の容器又は被包に、白地に黒枠をとって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が黒字で記載されていなければならない。
- 毒薬又は劇薬を、14歳未満の者に交付することは禁止されている。
- 毒薬又は劇薬を一般の生活者に対して販売又は授与する際は、当該医薬品を譲り受ける者から、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び職業が記入され、署名又は記名押印された書類の交付を受けなければならない。
【 解答:2 】
【 解答:1 】
- 一般用医薬品の外箱等には、当該医薬品が分類されたリスク区分ごとに定められた事項を記載することが義務づけられている。
- 薬局開設者又は店舗販売業者は、一般用医薬品を陳列する場合には、第1類医薬品、第2類医薬品又は第3類医薬品の区分ごとに陳列しなければならない。
- 配置販売業者は、一般用医薬品を陳列する場合には、第1類医薬品、第2類医薬品又は第3類医薬品の区分ごとに陳列する必要はない。
- 第3類医薬品に分類されている医薬品は、第1類医薬品又は第2類医薬品に分類が変更されることはない
【 解答:3 】
- 薬局において第1類医薬品を販売する際は、薬剤師が書面を用いて、その適正な使用のために必要な情報を提供しなければならない。ただし、購入者から説明を要しない旨の意思表明があった場合はこの限りではない。
- 配置販売業において第1類医薬品を配置する際は、薬剤師又は登録販売者が書面を用いて、その適正な使用のために必要な情報を提供しなければならない。ただし、購入者から説明を要しない旨の意思表明があった場合はこの限りではない。
- 第2類医薬品を購入した者から、当該医薬品に係る相談があった場合は、薬剤師又は登録販売者がその適正な使用のために必要な情報を提供しなければならない。
- 第3類医薬品を購入した者から、当該医薬品に係る相談があった場合は、薬剤師又は登録販売者がその適正な使用のために必要な情報を提供することは望ましいものの、特に法律上の規定は設けられていない。
- a,c
- b,c
- b,d
- a,d
【 解答:1 】
- 製造業者の氏名又は名称及び住所
- 製造年月日
- 日本薬局方に収載されている医薬品以外の医薬品における有効成分の名称及びその分量
- 重量、容量又は個数等の内容量
【 解答:3 】
- 病原微生物により汚染されている医薬品
- 習慣性があるものとして、厚生労働大臣が指定する医薬品
- 一部が変敗した物質から成っている医薬品
- 毒性が強いものとして、厚生労働大臣が指定する医薬品
【 解答:4 】
- 医薬関係者、医療機関等が公認、推薦等している旨の広告については、一般の生活者の当該医薬品に対する認識に与える影響が大きいことにかんがみて、仮に事実であったとしても、原則として不適当とされている。
- 医薬品の使用前・使用後を示した図画・写真を掲げることは、その効能効果の保証表現となる。
- 医薬品の効能効果又は安全性について、 大級の表現又はこれに類する表現を行うことは不適当とされている。
- チラシ、パンフレット等において、医薬品と、食品、化粧品等の医薬品ではない製品を同一紙面に掲載することは、禁止されている。
【 解答:4 】
- 複数の医薬品を組み合わせて販売する際は、効能効果が重複したものを選択することが適当である。
- 医薬品を懸賞や景品として授与することは、サンプル品を提供するような場合を除き、原則として認められていない。
- 配置販売業において、医薬品を先用後利によらず現金売りを行うことは配置による販売行為に当たらず、薬事法第37条第1項の規定に違反するものとして取締りの対象となる。
- キャラクターグッズ等の景品類を提供して販売することは、不当景品類及び不当表示防止法の限度内であっても、一切認められない。
- a,c
- b,c
- b,d
- a,d
【 解答:2 】
- 都道府県知事は、必要と認めるときは、店舗販売業者に報告をさせることができる。
- 都道府県知事は、薬事監視員に、不良医薬品の疑いのある物品を試験のため必要な 少分量に限り、収去させることができる。
- 行政庁の監視指導に対して、薬局開設者が虚偽の報告をした場合、50万円以下の罰金に処せられることがある。
- 厚生労働大臣は、医薬品を業務上取り扱う者に対し、不正表示医薬品、不良医薬品、無承認無許可医薬品について廃棄を命じることはできない。
【 解答:4 】
- インドメタシンを主な成分とする外用鎮痛消炎薬は、喘息発作を誘発するおそれがあるため、「ぜんそくを起こしたことがある人」は使用しないこととされている。
- ポピドンヨードを主な成分とする含嗽薬は、ショック(アナフィラキシー)、アナフィラキシー様症状等の重篤な副作用を生じる危険性が高まるため「、本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人」は使用しないこととされている。
- 塩酸ジフェンヒドラミンを主な成分とする内服薬は、乳児に昏睡を起こすおそれがあるため、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」とされている。
- アミノ安息香酸エチルを主な成分とする医薬品は、ライ症候群の発症との関連性があるため、「透析療法を受けている人」は使用しないこととされている。
【 解答:4 】
- 薬事法の規定では、医薬品の添付文書及び容器若しくは包装に、「用法、用量」の記載は義務づけられていない。
- 医薬品の添付文書の内容は、医薬品の有効性・安全性等に係る新たな知見、使用に係る情報に基づき、年に一度、定期的に改訂されなければならない。
- 医薬品の添付文書は、通常、医薬品の箱を開封しないと確認することが難しいが、医薬関係者向けの出版物や製薬企業の添付文書集などが提供されている場合もあり、登録販売者はこれらを活用することで、医薬品の適切な選択、適正な使用が図られるよう、購入者等に対して情報提供を行うことができる。
- 医薬品の添付文書における使用上の注意である「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」は、枠囲い又はゴシック体にするなど他の記載事項と比べて目立つように記載されている。
- a,b
- a,c
- b,d
- c,d
【 解答:4 】
- 尿の貯留・尿閉を生じるおそれがあるため、「前立腺肥大による排尿困難」の症状がある人は、使用(服用)しないこと。
- 徐脈又は頻脈を引き起こし、心臓病の症状を悪化させるおそれがあるため、「心臓病」の診断を受けた人は、使用(服用)しないこと。
- 血圧を上昇させ、高血圧を悪化させるおそれがあるため、「高血圧」の診断を受けた人は、使用(服用)しないこと。
- 胃液の分泌が亢進し、胃潰瘍の症状を悪化させるおそれがあるため、「胃潰瘍」の診断を受けた人は、使用(服用)しないこと。
【 解答:4 】
- 1年
- 2年
- 3年
- 4年
- 5年
【 解答:3 】
- 摂取した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られているが、「してはいけないこと」の項で「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」として記載するほどではない場合に、「授乳中の人」と記載されている。
- 「次の診断を受けた人」として、現に医師の治療を受けているか否かによらず、その医薬品が使用されると状態の悪化や副作用等を招きやすい基礎疾患等が示されている。
- 他の医薬品でアレルギーの既往歴がある人でも、その医薬品を使用してアレルギー症状を起こしたことがなければ、アレルギー性の副作用を生じるリスクは低く、「相談すること」には当たらない。
- 一般用検査薬では、検査結果が陰性であっても何らかの症状がある場合は、再検査するか又は医師に相談する旨等が記載されている。
【 解答:5 】
- 添付文書情報、医薬品・医療機器等安全性情報のほか、緊急安全性情報や「使用上の注意」の改訂情報などが掲載されている。
- 企業や医療機関等から報告された、医薬品による副作用が疑われる症例情報が掲載されている。
- 医薬品・医療機器の安全性に関する情報が発出されたときに、本ホームページへの掲載と同時に、その情報を電子メールで配信するサービスを行っている。
- 医療関係者のみがアクセスできるようになっており、一般の医薬品購入者はホームページに掲載されている情報を閲覧することはできない。
【 解答:4 】
- 臭化水素酸スコポラミン
- ヒマシ油
- アルジオキサ
- スクラルファート
- ビサコジル
【 解答:1 】
- シロップ剤については、取り出した時の室温との急な温度差で変質するおそれがあるため、開封後は冷蔵庫内での保管をしてはならない。
- 医薬品を旅行や勤め先等へ携行するために別の容器へ移し替えると、日時が経過して中身がどんな医薬品であったか分からなくなってしまうことがあり、誤用の原因となるおそれがある。
- 家庭における誤飲事故等を避けるため、医薬品は食品と区別して保管されることが重要である。
- 眼科用薬は、長期間保存すると変質する可能性があるため、開封後においては家族間で共用し、できる限り早目に使い切ることが重要である。
- a,b
- b,c
- c,d
- a,d
【 解答:2 】
- 医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対して科学的な根拠に基づいた正確なアドバイスを与え、セルフメディケーションを適切に支援することが期待されている。
- 登録販売者は、医薬品の適正な使用を確保するため、製造販売業者から提供される情報の活用に努めなければならない。
- 情報通信技術の発展・普及に伴って、一般の生活者でも容易に医薬品情報を入手することが可能なため、登録販売者から購入者等への医薬品情報の提供は必要ない。
- 登録販売者は、購入した医薬品を使い終わるまで、必要なときに、いつでも取り出して読むことができるよう添付文書を大切に保存することの必要性について、購入者等に説明することが重要である。
【 解答:2 】
- 製造販売業者
- 独立行政法人医薬品医療機器総合機構理事長
- 都道府県知事
- 店舗を管轄する保健所の長
- 厚生労働大臣
【 解答:5 】
- 医薬品や医療機器によるものと疑われる健康被害を報告対象としているが、医薬部外品又は化粧品による健康被害についても自発的な情報協力が要請されている。
- 登録販売者による医薬品の副作用報告は、定められた期間内までに行われなければならない。
- 医薬品の副作用等の報告は、医薬品との因果関係が明確な場合のみ求められている。
- 報告者に対しては、安全性情報受領確認書が交付される。
- a,b
- b,c
- c,d
- a,d
【 解答:4 】
- 療用医薬品において使用されていた有効成分を、一般用医薬品において初めて配合したものを( a )という。
- br>既存の医薬品と明らかに異なる有効成分が配合された一般用医薬品を( b )という。
- br>( b )には、10年を超えない範囲で厚生労働大臣が承認時に定める一定期間、承認後の使用成績等を製造販売元の製薬企業が集積し、厚生労働省へ提出する制度である( c )が適用される。
【 解答:1 】
【 解答:3 】
国内で発生した副作用症例、感染症症例に関する、製薬企業からの報告については、その内容、重篤性により報告期限が異なっている。副作用症例報告において、医薬品によるものと疑われる死亡事例の報告期限は( )以内である。
- 5日
- 10日
- 15日
- 20日
- 25日
【 解答:3 】
- 麻黄湯
- 葛根湯
- 小柴胡湯
- 当帰芍薬散
- 小青竜湯
【 解答:3 】
- 医療費や医療手当などの各種給付の請求は、請求する者の住所地の都道府県知事に対して行う。
- 医療費の給付は、副作用の原因となった医薬品を製造販売した製薬企業が直接行う。
- 医学的薬学的判断を要する事項について薬事・食品衛生審議会の諮問・答申を経て、厚生労働大臣が判定した結果に基づいて、医療費等の給付が行われる。
- 救済給付業務に必要なすべての費用は、製薬企業から年度ごとに納付される拠出金で賄われている。
【 解答:2 】
- 医薬品を適正に使用して生じた健康被害であれば、医療機関での治療を要さずに寛解したような軽度のものについても給付対象となる。
- 無承認無許可医薬品(いわゆる健康食品として販売されたもののほか、個人輸入により入手された医薬品を含む)の使用による健康被害は救済制度の対象となる。
- 一般用医薬品の殺虫剤・殺鼠剤による健康被害は救済制度の対象とならない。
- 一般用医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求にあたっては、医師の診断書等のほか、その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の販売業者の作成した販売証明書等が必要となる。
- a,b
- b,c
- c,d
- a,d
【 解答:3 】
【 解答:2 】
- 医療費
- 医療手当
- 遺族一時金
- 遺族年金
- 障害年金
【 解答:5 】
- 医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年「薬と健康の週間」として広報活動やイベント等が実施されている。
- 薬物の長期の乱用によって、臓器障害、情緒不安定、対人関係・社会生活上の障害などにいたった事例が報告されている。
- 薬物乱用防止を一層推進するため、毎年10月17日~23日の1週間、国、自治体、関係団体等により、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されている。
- 青少年では、薬物乱用の危険性に関する認識や理解が必ずしも十分でなく、好奇心から身近に入手できる薬物(一般用医薬品を含む。)を興味本位で乱用することがあるため、医薬品の適正使用の重要性等に関して、小中学生のうちから啓発を行うことが重要である。
【 解答:2 】