- 食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在する場合があり、その物質の摂取される総量が継続して過剰にならないよう注意を促すことが重要となることがある。
- 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多い。その結果、アセトアミノフェンなどでは、通常よりも代謝されやすくなり、体内から医薬品が速く消失して十分な薬効が得られなくなることがある。
- 食品と医薬品の相互作用は、しばしば「飲み合わせ」と表現されるが、内服薬以外であっても、食品によって、医薬品の作用や代謝が影響を受ける可能性がある。
- 中和反応によって胃酸の働きを弱めること(制酸)を目的とする成分を主体とする胃腸薬については、炭酸飲料等の酸度の高い食品と一緒に服用すると、効き目が強くなり過ぎるおそれがある。