第一種衛生管理者過去問

フード関連問題

平成27年4月 第12問

問題

粉じん(ヒュームを含む。)による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  1. じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病である。
  2. 鉱物性粉じんに含まれる遊離けい酸(SiO2)は、石灰化を伴う胸膜肥厚や胸膜中皮腫を生じさせるという特徴がある。
  3. じん肺は、肺結核のほか、続発性気管支炎、続発性気胸、原発性肺がんなどを合併することがある。
  4. 溶接工肺は、溶接に際して発生する酸化鉄ヒュームのばく露によって発症するじん肺である。
  5. 炭素を含む粉じんもじん肺を起こすことがある。

答え 閉じる 

正解は、 2 です。

解説

  1. 〇 設問の通り
  2. × けい肺症は、何年間も遊離けい酸を吸入した人に発症する。吸い込まれた遊離けい酸は肺に沈着し、じん肺を起こす。胸膜肥厚や胸膜中皮腫を生じさせるのは石綿である。
  3. 〇 設問の通り
  4. 〇 設問の通り
  5. 〇 水に溶けない、あるいは溶けにくい炭素を含む粉じんは、じん肺を起こす。