問題
厚生労働省の「作業環境測定基準」及び「作業環境評価基準」に基づく作業環境測定及びその結果の評価に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 管理濃度は、有害物質に関する作業環境の状態を単位作業場所の作業環境測定結果から評価するための指標として設定されたものである。
- A測定は、原材料を反応槽へ投入する場合など、間欠的に大量の有害物質の発散を伴う作業における最高濃度を知るために行う測定である。
- B測定は、単位作業場所における気中有害物質濃度の平均的な分布を知るために行う測定である。
- A測定の第二評価値及びB測定の測定値がいずれも管理濃度に満たない単位作業場所は、第一管理区分になる。
- B測定の測定値が管理濃度を超えている単位作業場所の管理区分は、A測定の結果に関係なく第三管理区分となる。
答え 閉じる
正解は、 1 です。
解説
- 〇 設問の通り
- × 有害物質の発散を伴うような原材料の投入、点検作業が間けつ的に行われる作業や発生源に近接した作業位置の最高濃度の測定はB測定の結果により評価される。A測定は単位作業場所における有害物質の気中濃度の平均的な分布測定のことである。
- × 上記解説の通り
- × A測定の第二評価値及びB測定の測定値がいずれも管理濃度に満たない単位作業場所は、第二管理区分になる。
- × B測定の測定値が管理濃度の1.5倍を超えている単位作業場所の管理区分は、A測定の結果に関係なく第三管理区分となる。