問題
体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。
- 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
- 寒冷にさらされ体温が正常より低くなると、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
- 不感蒸泄とは、水分が発汗により失われることをいう。
- 温熱性発汗は、全身でみられるが、特に足の裏で多い。
答え 閉じる
正解は、 1 です。
解説
- 〇 設問の通り
- × 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを恒常性といい、自律神経による神経性調節とホルモンなどによる体液性調節により維持されている。
- × 寒冷にさらされ体温が正常より低くなると、皮膚の血管が収縮して血流量を減らし、放熱量を減らすので、皮膚温は下がる。また、体内の代謝活動を高めて、熱の産生量を増やす。
- × 常温安静時には、発汗していない状態でも皮膚及び呼吸器から1日約900mlの水分の蒸発がみられる。これを不感蒸泄という。
- × 温熱性発汗は体熱を放散する役割があり、手のひら・足裏を除いて全身に発汗する。