第18回(午後) はり師・きゅう師の過去問と解答を全問題表示しています。
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問題1
身体障害者の分類で割合が増加しているのはどれか。
- 視覚障害
- 聴覚・言語障害
- 肢体不自由
- 内部障害
【 解答:4 】
問題2
国際生活機能分類(ICF)について正しい記述はどれか。
- 生活機能とは日常生活動作のことである。
- 各構成要素の因果関係は両方向性である。
- 対象を障害者に限定して作成された分類法である。
- 個人因子とは健康状態のことである。
【 解答:2 】
問題3
医学的リハビリテーションチームを構戒するメンバーでないのはどれか。
- 臨床心理士
- 理学療法士
- ホームヘルパー
- ソーシャルワーカー
【 解答:3 】
問題4
筋力MMT2の関節運動に対し、筋力増強目的で運動療法を行う場合に、最も適切なのはどれか。
- 自動介助運動
- 自動運動
- 他動運動
- 漸増抵抗運動
【 解答:1 】
問題5
脳卒中片麻痺患者に用いる装具はどれか。
- 股関節装具
- 免荷装具
- 腰椎装具
- 短下肢装具
【 解答:4 】
問題6
下肢のブルンストロームステージで「共同運動がわずかに出現し、痙性が出始める。」のはどれか。
- ステージⅠ
- ステージⅡ
- ステージⅢ
- ステージⅣ
【 解答:2 】
問題7
患肢で荷重するときに義足を必要とする切断部位はどれか。
- 中足骨切断
- 膝関節離断
- サイム切断
- 大腿切断
【 解答:4 】
問題8
四肢の末梢神経麻痺のリハビリテーションで行わないのはどれか。
- 装具療法
- 低周波治療
- 温熱療法
- 関節可動域訓練
【 解答:3 】
問題9
五行色体の組合せで誤っているのはどれか。
- 辛―――鼻
- 液―――唾
- 歌―――宮
- 焦―――咳
【 解答:4 】
問題10
肺の生理作用で誤っているのはどれか。
- 気を主る
- 皮毛を主る
- 納気を主る
- 宣発を主る
【 解答:3 】
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問題11
外邪とその性質との組合せで誤っているのはどれか。
- 暑邪――気と津液を消耗する
- 風邪――衛気を犯し、変化しやすい
- 湿邪――脾胃を犯しやすい
- 寒邪――内風を生じる
【 解答:4 】
問題12
次の文で示す患者の病証として適切なのはどれか。「38歳の男性。半年前の失職以来、不安と不眠がある。起立時のめまいと軽度の動悸とを訴えている。」
- 肝陰虚証
- 腎気虚証
- 脾陽虚証
- 心血虚証
【 解答:4 】
問題13
脾の病証でみられないのはどれか。
- 咽喉の閉塞感
- 軟便
- 全身倦怠感
- 崩漏
【 解答:1 】
問題14
喉の腫れ 鼻出血および下の歯の痛みを呈する経脈病証はどれか。
- 胆経
- 膀胱経
- 大腸経
- 三焦経
【 解答:3 】
問題15
腎経の経脈病証の所見として適切でないのはどれか。
- 季肋部のつかえ
- 足底のほてり
- 血痰
- 立ちくらみ
【 解答:1 】
問題16
「おくび」について正しい記述はどれか。2つ選べ。
- 肺気が鼻に上衝して起こる。
- 胃気の上逆によって起こる。
- 労倦で起こる。
- 宿食で起こる。
【 解答:24 】
問題17
痛みの性質と病証との組合せで誤っているのはどれか。
- 隠痛――気滞
- 刺痛――血瘀
- 酸痛――虚証
- 重痛――湿証
【 解答:1 】
問題18
季節と脈状との組合せで正しいのはどれか。
- 冬―――毛脈
- 春―――緩脈
- 夏―――洪脈
- 秋―――石脈
【 解答:3 】
問題19
目のかすみ、めまい、脇部の隠痛および手足のふるえを呈する病証で最も考えられる舌質はどれか。
- 淡白舌
- 紫舌
- 淡紅舌
- 紅舌
【 解答:1 】
問題20
十二刺に含まれないのはどれか。
- 賛刺
- 直鍼刺
- 大瀉刺
- 浮刺
【 解答:3 】
問題21
瀉法はどれか。
- 前揉捏してから刺鍼する。
- 抜鍼後、鍼孔を閉じる。
- 郄穴に風を送って燃やす。
- 灰の上から施灸する。
【 解答:3 】
問題22
補瀉迎随による経穴刺鍼で瀉法となるのはどれか。
- 陰谷へは足関節の方向に向けて刺す。
- 尺沢へは手関節の方向に向けて刺す。
- 陽谿へは肘関節の方向に向けて刺す。
- 委中へは足関節の方向に向けて刺す。
【 解答:1 】
問題23
経脈の始まりの経穴と終わりの経穴との組合せで正しいのはどれか。
- 湧泉―――大包
- 大敦―――日月
- 少択―――聴宮
- 中衛―――絲竹空
【 解答:3 】
問題24
奇経八脈と八総穴との組合せで正しいのはどれか。
- 陰維脈――外関
- 陽蹻脈――申脈
- 帯脈―――後谿
- 任脈―――照海
【 解答:2 】
問題25
取穴法で正しい記述はどれか。
- 胸郷は紫宮の外方6寸、第2肋間に取る。
- 水分は神闕の上方2寸に取る。
- 商曲は肓兪の上方1寸に取る。
- 缺盆は鎖骨上際陥凹部、乳頭線上に取る。
【 解答:4 】
問題26
第4肋間にないのはどれか。
- 天谿
- 霊墟
- 乳中
- 天池
【 解答:2 】
問題27
尺骨神経支配の筋上にある経穴はどれか。
- 合谷
- 清冷淵
- 手五里
- 少海
【 解答:1 】
問題28
排腹筋とヒラメ筋との間に取るのはどれか。
- 飛陽
- 豊隆
- 陽交
- 外丘
【 解答:1 】
問題29
経穴部位と筋との関係で同一筋上に位置しないのはどれか。
- 肩外兪
- 肩中兪
- 肩井
- 肩膠
【 解答:4 】
問題30
深排骨神経の固有支配領域にある経穴はどれか。
- 地五会
- 行間
- 公孫
- 申脈
【 解答:2 】
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問題31
五兪穴(五行穴)で脈気が注ぐ穴の主治はどれか。
- 体重節痛
- 喘咳寒熱
- 心窩満
- 身熱
【 解答:1 】
問題32
脾経の経金穴の取穴法はどれか。
- 内果の前下方陥凹部に取る。
- 内果の上3寸、脛骨内側縁の骨際に取る。
- 内果の直下1寸に取る。
- 内果の前下方、舟状骨粗面の直下に取る。
【 解答:1 】
問題33
太淵と足三里に共通するのはどれか。
- 土穴
- 四総穴
- 原穴
- 中風七穴
【 解答:1 】
問題34
自経に募穴がないのはどれか。
- 足厥陰肝経
- 手太陰肺経
- 足太陰脾経
- 足少陽胆経
【 解答:3 】
問題35
胸椎の棘突起間に取穴するのはどれか。
- 督兪
- 肩中兪
- 気海兪
- 巨闕兪
【 解答:4 】
問題36
実熱証に対する刺法で適切なのはどれか。
- 疾く刺入し、疾く抜鍼する。
- 経絡の流注に沿って刺入する。
- 呼気時に刺入し、吸気時に抜鍼する。
- 浅く刺入し、後に深くする。
【 解答:1 】
問題37
次の文で示す患者の病証に対し、五臓の病に用いる経穴で適切なのはどれか。「50歳の男性。最近、毛髪が多く抜け落ち、細く柔らかくなった。頭皮は脂が多い。耳鳴りや腰のだるさもある。脈は細数。」
- 太谿
- 太淵
- 太白
- 大陵
【 解答:1 】
問題38
次の文で示す患者の病証に対する治療方針で適切なのはどれか。「35歳の女性。日頃から前頭部に頭重感があり、頭がぼんやりする。胃のつかえ感、泥状便を伴う。舌苔は白膩、脈は滑。」
- 瘀血を改善する。
- 痰濁を除く。
- 津液を補う。
- 陽気を補う。
【 解答:2 】
問題39
次の文で示す患者の病証に対する治療方針で適切なのはどれか。「45歳の女性。疲労時に腹痛が起こり、冷えると増悪する。倦怠感があり、便は水様性。舌質は淡、脈は沈細。」
- 肝陰を補う。
- 脾陽を補う。
- 腎陰を補う。
- 肺気を補う。
【 解答:2 】
問題40
急性の胃痛に対して要穴を用いる場合、適切なのはどれか。
- 陰谷
- 飛陽
- 足竅陰
- 梁丘
【 解答:4 】
問題41
次の文で示す患者の病証に対し、治療対象となる経脈で適切なのはどれか。「28歳の女性。1年前から月経周期が不規則で月経量は少ない。乳房脹痛、月経痛がある。月経前から月経中にかけて抑うつがある。」
- 足厥陰経
- 足太陽経
- 足太陰経
- 足陽明経
【 解答:1 】
問題42
次の文で示す患者の病態に対し、五兪穴の主治を考慮して施術を行う場合、最も適切な経穴はどれか。「45歳の女性。右肩関節の後面に痛みがあり、右上肢後内側に放散痛がみられる。」
- 前谷
- 後谿
- 陽谷
- 小海
【 解答:2 】
問題43
半腱様筋の痛みに対し、五刺の刺法を用いて施術する場合、適切な部位はどれか。
- 排骨頭部
- 大転子部
- 鵞足部
- 脛骨粗面部
【 解答:3 】
問題44
理学検査所見と病態に対する局所治療穴との組合せで適切でないのはどれか。
- 中指伸展テスト陽性――――――――曲池
- ペインフルアークサイン陽性――――天府
- フローマン徴候陽性――――――――小海
- フィンケルスタインテスト陽性―――陽谿
【 解答:2 】
問題45
理学検査所見と病態に対する局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。
- 大腿神経伸展テスト陽性――浮郄
- パトリックテスト陽性―――足三里
- ブラガード徴候陽性――――殷門
- ニュートンテスト陽性―――環跳
【 解答:3 】
問題46
次の文で示す患者の病態に対し、罹患部へ局所治療を行う場合、適切な筋はどれか。「20歳の男性。ハードルの選手。練習中に右臀部に痛みを感じるようになった。股関節の他動的な内旋によって痛みは増強する。」
- 梨状筋
- 中殿筋
- 大腿方形筋
- 大腿筋膜張筋
【 解答:1 】
問題47
シンスプリントの罹患部に対する局所治療穴として適切なのはどれか。
- 承山
- 三陰交
- 上巨虚
- 光明
【 解答:2 】
問題48
顎関節症の開口障害に対する局所治療穴として適切なのはどれか。
- 聴宮
- 瞳子膠
- 迎香
- 浮白
【 解答:1 】
問題49
下の歯の痛みの軽減を目的として循経取穴をする場合、適切な経穴はどれか。
- 足三里
- 手三里
- 外丘
- 支溝
【 解答:2 】
問題50
「70歳の男性。3か月前から歩行によって右下腿後面に締めつけられるような痛みが出現する。休息すると、姿勢にかかわらず痛みが軽減する。SLRテスト陰性、知覚検査異常なし。」最も考えられる疾患はどれか。
- 糖尿病性ニューロパチー
- 腰部脊柱管狭窄症
- 閉塞性動脈硬化症
- 腰椎椎間板ヘルニア
【 解答:3 】
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問題51
「70歳の男性。3か月前から歩行によって右下腿後面に締めつけられるような痛みが出現する。休息すると、姿勢にかかわらず痛みが軽減する。SLRテスト陰性、知覚検査異常なし。」この患者の病態に対する施術目的で最も適切なのはどれか。
- 下肢の筋力増強
- 下肢の末梢循環改善
- 腰部の神経根圧迫の改善
- 腰部の筋緊張改善
【 解答:2 】
問題52
「40歳の男性。普段から鼻炎に悩まされ、息切れがある。子供の頃から風邪を引きやすく、寒がりである。舌質は淡。舌苔は薄白。脈は緩弱。」病証に基づいた治療方針で最も適切なのはどれか。
- 肺気を補う。
- 肝血を補う。
- 脾気を補う。
- 心血を補う。
【 解答:1 】
問題53
「40歳の男性。普段から鼻炎に悩まされ、息切れがある。子供の頃から風邪を引きやすく、寒がりである。舌質は淡。舌苔は薄白。脈は緩弱。」難経六十九難に基づく治療を行う場合、適切な経穴はどれか。
- 少衝・大敦
- 太淵・太白
- 大都・少府
- 曲泉・陰谷
【 解答:2 】
問題54
「21歳の女性。最近、食思不振や発熱があり、次第に血便や腹痛を伴うようになった。痔瘻はない。内視鏡検査で縦走潰瘍、敷石状病変はみられなかった。普段から寒がりで、冷たいものを飲食すると下痢が出現しやすい。手足が冷え、腰がだるい。舌質は淡白、脈は細くて弱い。」診断として最も考えられるのはどれか。
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
- 過敏性腸症候群
- 大腸ポリープ
【 解答:1 】
問題55
「21歳の女性。最近、食思不振や発熱があり、次第に血便や腹痛を伴うようになった。痔瘻はない。内視鏡検査で縦走潰瘍、敷石状病変はみられなかった。普段から寒がりで、冷たいものを飲食すると下痢が出現しやすい。手足が冷え、腰がだるい。舌質は淡白、脈は細くて弱い。」東洋医学からみた病証として適切なのはどれか。
- 肺気虚証
- 心陰虚証
- 脾陽虚証
- 肝血虚証
【 解答:3 】
問題56
「49歳の男性。左耳痛で始まり、その後に外耳道、耳介周辺に水疱がみられ、同側の顔面が麻痺した。」最も考えられる疾患はどれか。
- ラムゼイハント症候群
- 三叉神経麻痺
- 耳下腺腫瘍
- ベル麻痺
【 解答:1 】
問題57
「49歳の男性。左耳痛で始まり、その後に外耳道、耳介周辺に水疱がみられ、同側の顔面が麻痺した。」顔面筋を広範囲に刺激するのに最も適切な経穴はどれか。
- 天牖
- 風池
- 翳風
- 完骨
【 解答:3 】
問題58
鍼の手技で最も新しいのはどれか。
- 打鍼法
- 皮内鍼法
- 管鍼法
- 撚鍼法
【 解答:2 】
問題59
鍼を使用せず弱刺激を与える手技はどれか。
- 内調術
- 細指術
- 単刺術
- 管散術
【 解答:4 】
問題60
筋など深部まで刺入を必要とする鍼法はどれか。
- 皮内鍼法
- 灸頭鍼法
- 小児鍼法
- 散鍼法
【 解答:2 】
問題61
撚鍼法に適した鍼尖の形状はどれか。
- 卵形
- 松葉形
- ノゲ形
- 柳葉形
【 解答:4 】
問題62
鍼治療後の気胸を疑う症状はどれか。
- 咳嗽
- 発熱
- 悪寒
- 眩暈
【 解答:1 】
問題63
深刺による臓器傷害について誤っている組合せはどれか。
- 志室――――腎臓
- 右陰都―――脾臓
- 右梁門―――肝臓
- 膏肓――――肺
【 解答:2 】
問題64
鍼鎮痛機構に関与しないのはどれか。
- ブラジキニン
- 脊髄膠様質
- 下行性抑制
- オピオイド物質
【 解答:1 】
問題65
鍼麻酔の特徴として適切でない記述はどれか。
- 患者の意識がある。
- 鎮痛の発現に時間がかかる。
- 鎮痛効果に個体差がある。
- 筋は弛緩する。
【 解答:4 】
問題66
鍼刺激による反応でポリモーダル受容器が関与しないのはどれか。
- 内因性鎮痛機構の賦括
- サブスタンスPの遊離
- 鍼のひびきの惹起
- Aβ線維の興奮
【 解答:4 】
問題67
刺鍼局所に起こるフレアー現象に関与する反射はどれか。
- 病的反射
- 体性―内臓反射
- 軸索反射
- 深部反射
【 解答:3 】
問題68
良質艾の精製過程で最終段階に使用する道具はどれか。
- 裁断機
- 唐箕
- 石臼
- 篩
【 解答:2 】
問題69
良質艾の成分について正しい記述はどれか。
- 繊維成分が多い。
- 灰分が多い。
- 揮発成分が多い。
- 水分が多い。
【 解答:3 】
問題70
隔物灸でないのはどれか。
- ニラ灸
- 塩灸
- 味噌灸
- 紅灸
【 解答:4 】
問題71
多壮灸を原則とするのはどれか。
- 知熱灸
- ビワの葉灸
- 焦灼灸
- 打膿灸
【 解答:3 】
問題72
小児に対する灸施術で適切でないのはどれか。
- 棒灸を用いる。
- 艾を硬くひねる。
- 壮数を少なくする。
- 小さな郄穴を用いる。
【 解答:2 】
問題73
患者の状態と灸法との組合せで適切でないのはどれか。
- 副腎皮質ステロイドの使用――知熱灸
- 糖尿病性ニューロパチー―――棒灸
- 疣贅――――――――――――焦灼灸
- 免疫抑制剤の服用――――――透熱灸
【 解答:4 】
問題74
透熱灸による熱痛覚を伝える伝導路はどれか。
- 後索路
- 内側毛帯路
- 腹側脊髄視床路
- 外側脊髄視床路
【 解答:4 】
問題75
灸刺激による末梢血管収縮の機序に関与するのはどれか。
- CGRP
- 一酸化窒素
- ノルアドレナリン
- サブスタンスP
【 解答:3 】
問題76
透熱灸による生体反応で誤っているのはどれか。
- マスト細胞の活性化
- 血液凝固時間の短縮
- 血管透過性の亢進
- マクロファージ貪食能の低下
【 解答:4 】
問題77
サイバネティックスの学説で提唱されたのはどれか。
- 交感神経―副腎皮質系
- 内因性鎮痛機構
- フィードバック機構
- レニン・アンジオテンシン系
【 解答:3 】