過去問クイズ

第24回(午後) はり師・きゅう師の過去問と解答を全問題表示しています。

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問題1
標準失語症検査においてブローカ失語の正解率が最も低い項目はどれか。
  1. 聴く
  2. 読む
  3. 話す
  4. 復唱

【 解答:3 】

問題2
正常歩行について正しいのはどれか。
  1. 歩行速度が遅くなると二重支持期は短くなる。
  2. 1歩行周期に一側の膝関節は2回屈曲する。
  3. 一側の踵接地からつま先離れまでを1歩という。
  4. 一側の踵と他側のつま先との間の距離を歩隔という。

【 解答:2 】

問題3
脳卒中の肩手症候群に対するリハビリテーションで正しいのはどれか。
  1. 温熱療法は禁忌である。
  2. 頸椎牽引が有効である。
  3. 関節可動域訓練は禁忌である。
  4. 星状神経節ブロックが有効である。

【 解答:4 】

問題4
第7頸髄節残存の脊髄損傷後に生じる合併症とその対応の組合せで最も適切なのはどれか。
  1. 起立性低血圧――――座位保持
  2. 殿部褥瘡――――――プッシュアップ
  3. 排尿障害――――――持続留置カテーテル
  4. 自律神経過反射―――下肢弾性ストッキング

【 解答:2 】

問題5
我が国において1990年以降の下肢切断の原因として最も多いのはどれか。
  1. 外傷
  2. 骨髄炎
  3. 骨肉腫
  4. 糖尿病性壊疽

【 解答:4 】

問題6
急性心筋梗塞後のリハビリテーションについて最も適切なのはどれか。
  1. 外来では行わない。
  2. 6週間プログラムで行う。
  3. 負荷試験をしながら進める。
  4. 最大酸素摂取量での心拍数まで行う。

【 解答:3 】

問題7
変形性股関節症に対する運動療法で最も適切なのはどれか。
  1. 階段昇降
  2. 水中歩行
  3. ジョギング
  4. トランポリン

【 解答:2 】

問題8
パーキンソン病のヤール分類とリハビリテーションの組合せで最も適切なのはどれか。
  1. ステージⅠ―――歩行訓練
  2. ステージⅡ―――立ち上がり動作訓練
  3. ステージⅢ―――立位バランス訓練
  4. ステージⅣ―――電動車椅子操作訓練

【 解答:3 】

問題9
陰陽学説で同じ属性の組合せはどれか。
  1. 内部――上部
  2. 奇数――老年
  3. 左側――衛気
  4. 静止――急性

【 解答:3 】

問題10
五行色体の組合せで正しいのはどれか。
  1. 唾――呻
  2. 香――鼻
  3. 辛――思
  4. 爪――神

【 解答:1 】

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問題11
肺に作用して発声・呼吸を推動するのはどれか。
  1. 営気
  2. 衛気
  3. 宗気
  4. 元気

【 解答:3 】

問題12
五神の志を蔵すのはどれか。

【 解答:3 】

問題13
外邪とその特徴の組合せで正しいのはどれか。
  1. 火邪――動血
  2. 風邪――収斂
  3. 湿邪――遊走性
  4. 寒邪――粘滞性

【 解答:1 】

問題14
次の文で示す症状の病因はどれか。「2日前から喉が痛む。鼻がつまり、頭が痛く、顔がむくむ。」
  1. 風邪
  2. 湿邪
  3. 暑邪
  4. 燥邪

【 解答:1 】

問題15
腎陽虚証の症状はどれか。
  1. 煩熱
  2. 浮腫
  3. 不眠
  4. 口渇

【 解答:2 】

問題16
病証と症状の組合せで正しいのはどれか。
  1. 肝血虚――目の充血
  2. 脾気虚――内臓下垂
  3. 心陽虚――盗汗
  4. 肺陰虚――壮熱

【 解答:2 】

問題17
次の文で示す経脈の病証はどれか。「48歳の女性。発汗、喉の腫れがあり、耳が聞こえにくく、耳鳴りが続く。」
  1. 足の陽明経
  2. 手の太陽経
  3. 足の少陰経
  4. 手の少陽経

【 解答:4 】

問題18
陰虚にみられる舌苔はどれか。
  1. 厚苔
  2. 潤苔
  3. 膩苔
  4. 少苔

【 解答:4 】

問題19
次の文で示す患者の腹診所見はどれか。「75歳の女性。半年前から膝に力が入らない。姿勢は前かがみで、1回の尿量が少なく、足がむくむ。」
  1. 胸脇苦満
  2. 虚里の動
  3. 少(小)腹急結
  4. 小腹不仁

【 解答:4 】

問題20
次の文で示す症状に対し、難経六十九難に基づく適切な治療穴はどれか。「食欲がなく、腹部膨満感、下痢があり、手足に無力感がある。」
  1. 足関節後内側、内果尖とアキレス腱の間の陥凹部。
  2. 手掌、第5中手指節関節の近位端と同じ高さ、第4・第5中手骨間
  3. 前腕、橈骨下端の撓側で外側に最も突出した部位と橈骨動脈の間、手関節掌側横紋の上方1寸
  4. 足内側、第1中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際

【 解答:2 】

問題21
次の文で示す症状に用いる刺法はどれか。「足から膝にかけて冷えがあり、水様便が出る。」
  1. 短刺
  2. 偶刺
  3. 陰刺
  4. 報刺

【 解答:3 】

問題22
少海から神門までと同じ骨度はどれか。
  1. 脛骨内側顆下縁から内果尖
  2. 胸骨体下端から恥骨結合上縁
  3. 足指尖から踵
  4. 足三里から解渓

【 解答:3 】

問題23
経穴の部位と動脈の組合せで正しいのはどれか。
  1. 人迎―――顔面動脈
  2. 曲沢―――尺骨動脈
  3. 申脈―――後脛骨動脈
  4. 太衝―――足背動脈

【 解答:4 】

問題24
長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間にとる経穴はどれか。
  1. 太淵
  2. 偏歴
  3. 陽渓
  4. 列欠

【 解答:4 】

問題25
伏在神経の支配領域にある経穴はどれか。
  1. 梁丘
  2. 犢鼻
  3. 足三里
  4. 豊隆

【 解答:2 】

問題26
直刺して円回内筋にあたる経穴はどれか。
  1. 四瀆
  2. 少海
  3. 郄門
  4. 尺沢

【 解答:2 】

問題27
経穴と筋・腱の位置関係で正しいのはどれか。
  1. 霊道は尺側手根屈筋腱の尺側にある。
  2. 支正は尺側手根伸筋と小指伸筋の間にある。
  3. 曲沢は上腕二頭筋腱の撓側にある。
  4. 間使は長掌筋腱と撓側手根屈筋腱の間にある。

【 解答:4 】

問題28
気衝との位置関係で正しいのはどれか。
  1. 下方3寸に足五里がある。
  2. 上方1寸に水道がある。
  3. 外方2寸に衝門がある。
  4. 内方5分に急脈がある。

【 解答:1 】

問題29
取穴法で正しいのはどれか。
  1. 豊隆は前脛骨筋の外縁、外果尖の上方6寸に取る。
  2. 光明は腓骨の前縁、外果尖の上方5寸に取る。
  3. 復溜はアキレス腱の前縁、内果尖の上方4寸に取る。
  4. 中都は脛骨内側面の中央、内果尖の上方8寸に取る。

【 解答:2 】

問題30
前腕部にある絡穴の部位はどれか。
  1. 尺側手根屈筋腱の撓側縁、手関節掌側横紋の上方1寸
  2. 尺骨頭撓側の陥凹部、手関節背側横紋の上方1寸
  3. 尺骨の撓側縁、手関節背側横紋の上方3寸
  4. 長掌筋腱と撓側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方3寸

【 解答:1 】

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問題31
絡穴が八脈交会穴である経脈はどれか。
  1. 手の太陽経
  2. 足の太陽経
  3. 手の少陽経
  4. 足の少陽経

【 解答:3 】

問題32
奇穴の取穴と主治の組合せで正しいのはどれか。
  1. 百会の前後左右の各1寸―――胃炎
  2. 翳風の後方約1寸――――――歯根炎
  3. 足三里の下方約2寸―――――胆嚢炎
  4. 中極の外方3寸―――――――膀胱炎

【 解答:4 】

問題33
奇穴の取り方で正しいのはどれか。
  1. 内膝眼は膝関節部、膝蓋骨底上際中央の陥凹部に取る。
  2. 痞根は第1腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸に取る。
  3. 十七椎は後正中線上、第5腰椎棘突起下方の陥凹部に取る。
  4. 腰痛点は手背、第2・第3および第3・第4中手骨底間の陥凹部の2点に取る。

【 解答:3 】

問題34
肩甲挙筋のトリガーポイント好発部位に当たるのはどれか。
  1. 肩井
  2. 肩髃
  3. 天髎
  4. 肩外兪

【 解答:4 】

問題35
次の文で示す患者の病証に対する治療で、原絡配穴法(主証、客証を踏まえて原穴と絡穴を配穴する法)の原則として適切な治療穴の組合せはどれか。「38歳の女性。2週間前に右側の顔面神経麻痺を発症。ほぼ同時期に同側の大腿前外側から下腿前面に痛みがある。最近、右足の第1指から下腿内側の痛みが加わった。」
  1. 太白――豊隆
  2. 衝陽――公孫
  3. 太白――公孫
  4. 衝陽――豊隆

【 解答:2 】

問題36
変形性膝関節症の患者に対するSOAP方式による経過記録でPに相当するのはどれか。
  1. 階段昇降時の膝の痛み
  2. 膝関節の屈曲拘縮
  3. 内側広筋の萎縮
  4. 大腿四頭筋訓練

【 解答:4 】

問題37
四診法で得られた所見で予後が最も悪いのはどれか。
  1. 仮神
  2. 少気
  3. 畏寒
  4. 濇脈

【 解答:1 】

問題38
機能性月経困難症の患者の治療でデルマトームを考慮して選穴する場合、適切でないのはどれか。
  1. 関元
  2. 脾兪
  3. 三焦兪
  4. 大腸兪

【 解答:4 】

問題39
異常歩行とその原因となる筋に対する局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。
  1. 鶏歩――――――――――――三陰交
  2. はさみ脚歩行――――――――陽陵泉
  3. 分回し歩行―――――――――足三里
  4. トレンデレンブルグ歩行―――居髎

【 解答:4 】

問題40
末梢神経麻痺と罹患筋への低周波鍼通電療法で用いる経穴との組合せで正しいのはどれか。
  1. 筋皮神経麻痺―――外関・陽池
  2. 橈骨神経麻痺―――曲池・合谷
  3. 正中神経麻痺―――支正・小海
  4. 尺骨神経麻痺―――郄門・内関

【 解答:2 】

問題41
胃痛に対して行う低周波鍼通電療法で、デルマトームを応用した経穴の組合せとして正しいのはどれか。
  1. 三焦兪―――腎兪
  2. 膈兪――――肝兪
  3. 玉枕――――天柱
  4. 大杼――――肺兪

【 解答:2 】

問題42
次の文で示す患者の東洋医学的病態で適切なのはどれか。「65歳の男性。主訴は排尿痛。3年前から自覚するようになった。飲食の不摂生から便がすっきり出ないときに痛みが強くなり、下腹部の不快感を伴う。尿は色が濃くて量が少ない。舌質は紅、舌苔は黄膩。脈は滑数。」
  1. 下焦の湿熱
  2. 命門の火衰
  3. 粛降の失調
  4. 運化の低下

【 解答:1 】

問題43
「74歳の男性。農業に従事。主訴は頻尿と会陰部の不快感。10年前から尿が出始めるまでに時間がかかるようになった。就寝後、排尿のため2回は覚醒する。PSA値は正常範囲内である。会陰部の不快感が増強している。血尿、尿混濁は認めず、排尿痛はない。」本症例の疾患で最も適切なのは'どれか。
  1. 膀胱炎
  2. 膀胱結石
  3. 前立腺肥大症
  4. 前立腺癌の進行期

【 解答:3 】

問題44
「74歳の男性。農業に従事。主訴は頻尿と会陰部の不快感。10年前から尿が出始めるまでに時間がかかるようになった。就寝後、排尿のため2回は覚醒する。PSA値は正常範囲内である。会陰部の不快感が増強している。血尿、尿混濁は認めず、排尿痛はない。」会陰部の症状緩和を目的に陰部神経への鍼施術を行う場合、刺鍼部位の目安となる体表点で最も適切なのはどれか。
  1. 上後腸骨棘と坐骨結節下端内側を結ぶ線上の中点
  2. 大転子と上後腸骨棘を結ぶ線の中点から直角下方3cmの点
  3. 大転子と坐骨結節を結ぶ線上の内側3分の1の点
  4. 大転子と仙尾関節を結ぶ線上の外側3分の1の点

【 解答:1 】

問題45
肩関節周囲炎の内旋制限に対し、拘縮している筋への施術で適切な経穴はどれか。
  1. 肩井
  2. 曲垣
  3. 天宗
  4. 中府

【 解答:3 】

問題46
「38歳の女性。1か月前から家事動作で右手首の撓側が痛むようになり、近医にてドケルバン病と診断された。湿布を続けたが徐々に痛みが増強したため来院。」病態を確認する目的で行うアイヒホッフテストの方法で正しいのはどれか。
  1. 母指を中に入れて握った手の尺屈を指示する。
  2. 母指を外にして握った手の尺屈を指示する。
  3. 母指を中に入れて握った手の橈屈を指示する。
  4. 母指を外にして握った手の橈屈を指示する。

【 解答:1 】

問題47
「38歳の女性。1か月前から家事動作で右手首の撓側が痛むようになり、近医にてドケルバン病と診断された。湿布を続けたが徐々に痛みが増強したため来院。」罹患筋に対する鍼施術で適切な経穴はどれか。
  1. 孔最
  2. 支溝
  3. 遍歴
  4. 手三里

【 解答:3 】

問題48
月経痛を訴える患者で鍼灸治療が最も適するのはどれか。
  1. 16歳、月経周期は不定、月経1日目に強い疼痛がある。
  2. 27歳、月経のたびに胸痛を伴う。
  3. 42歳、過多月経で貧血もある。
  4. 50歳、月経周期は不定、帯下があり不正性器出血がある。

【 解答:1 】

問題49
次の文で示す患者の仙骨部に施灸する場合、最も適切なのはどれか。「5歳の男児。夜間の遺尿が続いている。鍼灸治療は初めて。」
  1. 焦灼灸
  2. 打膿灸
  3. 知熱灸
  4. 透熱灸

【 解答:3 】

問題50
高齢者の運動器の機能評価に用いるのはどれか。
  1. PGCモラールスケール
  2. MMSE
  3. バーセルインデツクス
  4. ロコモ度テスト

【 解答:4 】

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問題51
承山への刺鍼が最も有効なスポーツ外傷で陽性となる徒手検査はどれか。
  1. ラックマンテスト
  2. トンプソンテスト
  3. コーゼンテスト
  4. グラスピングテスト

【 解答:2 】

問題52
次の文で示す患者の病証に対し、循経取穴で瀉法を行う経穴はどれか。「36歳の男性。1か月前に右足の内がえし捻挫を起こした。現在、腫脹は取れたが、前距腓靭帯部の熱感と動作時の疼痛が残っている。下腿外側部の自発痛を伴う。ストレスが増すと痛みは強くなり口苦を自覚する。舌質は紅、舌辺の舌苔は剥落。脈は滑。」
  1. 内庭
  2. 侠渓
  3. 行間
  4. 然谷

【 解答:2 】

問題53
素問、霊枢、難経の「治未病」に関して誤っているのはどれか。
  1. 病気になる前に予防する。
  2. 病の兆候を早期に発見して早期に治療する。
  3. 治療すべきタイミングが重要である。
  4. 1つの臓を病めば治未病の概念からはずれる。

【 解答:4 】

問題54
頸椎の間欠牽引療法を座位で施行する場合、頸椎の牽引角度で最も適切なのはどれか。
  1. 屈曲15度
  2. 0度
  3. 伸展15度
  4. 伸展30度

【 解答:1 】

問題55
「63歳の男性。手のふるえ、歩行困難、歯車様の筋強剛がみられる。」本患者の特徴的な手のふるえはどれか。
  1. コップをつかもうとするときのふるえ
  2. ゆっくりと踊るようなふるえ
  3. 丸薬を丸めるような手指のふるえ
  4. 細かい指先のふるえ

【 解答:3 】

問題56
「63歳の男性。手のふるえ、歩行困難、歯車様の筋強剛がみられる。」本患者の臓腑病証に基づいて九刺による鍼治療を行う場合の組合せで適切なのはどれか。
  1. 肺兪――――太淵
  2. 肝兪――――太衝
  3. 脾兪――――太白
  4. 心兪――――神門

【 解答:2 】

問題57
「42歳の男性。腹痛、腹部膨満感、食欲不振、軟便が2か月続いている。近医の診察で機能性胃腸症と言われた。ストレスが多い仕事に就いている。強いストレスがかかると症状が増悪する。舌苔は白膩。脈は弦。」最も適切な病証はどれか。
  1. 脾胃の病証
  2. 脾腎の病証
  3. 肝胃の病証
  4. 肝脾の病証

【 解答:4 】

問題58
「42歳の男性。腹痛、腹部膨満感、食欲不振、軟便が2か月続いている。近医の診察で機能性胃腸症と言われた。ストレスが多い仕事に就いている。強いストレスがかかると症状が増悪する。舌苔は白膩。脈は弦。」本患者の腹痛の性質はどれか。
  1. 隠痛
  2. 脹痛
  3. 刺痛
  4. 酸痛

【 解答:2 】

問題59
「28歳の女性。第一子を出産したが、乳房の張り感はなく、母乳の出が悪い。産後の疲労感はある。なお、出産時には出血量が多かった。顔色はくすんだ黄色、舌質は淡白、脈は虚細。」 本症例で最も考えられる病証はどれか。
  1. 陽虚
  2. 痰飲
  3. 血瘀
  4. 気血両虚

【 解答:4 】

問題60
「28歳の女性。第一子を出産したが、乳房の張り感はなく、母乳の出が悪い。産後の疲労感はある。なお、出産時には出血量が多かった。顔色はくすんだ黄色、舌質は淡白、脈は虚細。」 本症例の乳汁分泌を促すために頻用されている経穴はどれか。
  1. 地機
  2. 至陰
  3. 膻中
  4. 関衝

【 解答:3 】

問題61
撚鍼法の刺入時に抵抗感が最も強い鍼尖の形状はどれか。
  1. 卵型
  2. ノゲ型
  3. 柳葉型
  4. 松葉型

【 解答:1 】

問題62
刺鍼手技で目的深度までを3等分し、各深度で雀啄を行うのはどれか。
  1. 間歇術
  2. 乱鍼術
  3. 屋漏術
  4. 随鍼術

【 解答:3 】

問題63
WHOの「鍼の基礎教育と安全性に関するガイドライン(1999年)」において、鍼通電療法を行ってはならないのはどれか。
  1. ペースメーカーを使用している者
  2. インプラントを使用している者
  3. 人工関節を使用している者
  4. ステントを使用している者

【 解答:1 】

問題64
鍼治療後に起こった症状で気胸を疑うのはどれか。
  1. 喘鳴
  2. 血痰
  3. めまい
  4. 呼吸困難

【 解答:4 】

問題65
B型肝炎患者の肩こりに対する鍼施術で正しいのはどれか。
  1. 施術者はワクチン接種が法的に義務づけられている。
  2. 刺入した鍼はウィルス付着物として扱う。
  3. 抜鍼後、出血していなければ素手で後揉法を行ってもよい。
  4. 鍼刺し事故の場合はすぐに酒精綿で圧迫する。

【 解答:2 】

問題66
刺鍼局所に起こる神経原性炎症について正しいのはどれか。
  1. ノルアドレナリンが関与する。
  2. 単シナプス反射によって起こる。
  3. 血漿蛋白が漏出する。
  4. 皮膚のみで起こる。

【 解答:3 】

問題67
下行性痛覚抑制系による鍼鎮痛の特徴について正しいのはどれか。
  1. 発現までに時間がかかる。
  2. 大脳皮質感覚野で起こる。
  3. 効果は刺激周囲に限られる。
  4. 刺激終了後すぐに消失する。

【 解答:1 】

問題68
中脘への鍼刺激で胃運動が抑制される機序に関与するのはどれか。
  1. 下腹神経
  2. 大内臓神経
  3. 骨盤神経
  4. 迷走神経

【 解答:2 】

問題69
鍼治療による生体防御反応に最も関係するのはどれか。
  1. アセチルコリン遊離
  2. 体性―内臓反射
  3. サイトカイン産生
  4. パチニ小体興奮

【 解答:3 】

問題70
ストレス学説において初めに加えられたストレッサーに対してのみ有効な抵抗を現す時期はどれか。
  1. ショック相
  2. 反ショック相
  3. 交絡感作期
  4. 疲憊期

【 解答:3 】

問題71
ヨモギの組成のうち精油を多く含むのはどれか。
  1. 葉柄
  2. 毛茸
  3. 葉脈
  4. 腺毛

【 解答:4 】

問題72
押灸に用いる艾で正しいのはどれか。
  1. 火力が強い。
  2. 手触りがよい。
  3. 淡黄白色である。
  4. 繊維が細かい。

【 解答:1 】

問題73
通常用いる透熱灸で正しいのはどれか。
  1. 大豆大の艾炷を用いる。
  2. 施灸でできた痂疲は取り除く。
  3. 精製度の高い艾を用いる。
  4. 艾炷底面の燃焼最高温度は約150℃である。

【 解答:3 】

問題74
八分灸が属する灸法はどれか。
  1. 焦灼灸
  2. 知熱灸
  3. 塩灸
  4. 温筒灸

【 解答:2 】

問題75
WHOの「鍼の基礎教育と安全性に関するガイドライン(1999年)」において灸治療の禁忌はどれか。
  1. 低血圧
  2. 高熱
  3. 便秘
  4. 月経痛

【 解答:2 】

問題76
免疫機能低下の患者に適した灸はどれか。
  1. 紅灸
  2. 打膿灸
  3. 焦灼灸
  4. 隔物灸

【 解答:4 】

問題77
灸刺激の伝導に関与するのはどれか。
  1. Ⅱ群線維
  2. 脊髄後角
  3. 後索核
  4. 赤核

【 解答:2 】

問題78
ラットの背部への施灸において同一脊髄レベルでの神経損傷により軸索反射が消失するのはどれか。
  1. 脊髄神経を脊髄神経節の末梢側で切断
  2. 脊髄神経前根を切断
  3. 交感神経を灰白交通枝で切断
  4. 脊髄後角を破壊

【 解答:1 】

問題79
ブラジキニン発痛作用を増強させるのはどれか。
  1. CGRP
  2. エンケファリン
  3. サブスタンスP
  4. プロスタグランジン

【 解答:4 】

問題80
虚弱体質を改善する灸の作用はどれか。
  1. 防衛作用
  2. 免疫作用
  3. 調整作用
  4. 転調作用

【 解答:4 】

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