過去問クイズ

柔道整復師 過去問 第25回 午後 の問題と解答を全問題表示しています。

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問題1
正しい組合せはどれか。
  1. 民事事件・・・行政庁の処分や決定に不服な者が救済を求める事件
  2. 民事訴訟・・・国家による訴追により審理する手続き
  3. 刑事事件・・・市民相互の紛争や利害の衝突に関する事件
  4. 刑事訴訟・・・犯罪を認定し刑罰を科するための手続き

【 解答:4 】

問題2
柔道整復師法で厚生労働大臣が業務の停止を命ずることができるのはどれか。
  1. 麻薬、大麻又はあへんの中毒者
  2. 科料の刑に処せられた者
  3. 免許証を紛失した者
  4. 免許証を破った者

【 解答:1 】

問題3
柔道整復師法施行規則で申請しなければならないのはどれか。2つ選べ。
  1. 名簿の登録の消除
  2. 名簿の訂正
  3. 免許証の再交付
  4. 免許証の書換え交付

【 解答:12 】

問題4
柔道整復師法で指定試験機関が不正行為者にできるのはどれか。
  1. 試験を無効にする。
  2. 受験を停止させる。
  3. 期間を定めて試験を受けさせない。
  4. 受験手数料を返還する。

【 解答:2 】

問題5
免許を取り消されたときの免許証の返納期日はどれか。
  1. 5日以内
  2. 7日以内
  3. 10日以内
  4. 30日以内

【 解答:1 】

問題6
柔道整復師法の施術所の開設・廃止で正しいのはどれか。
  1. 開設者は柔道整復師の免許を有していなければならない。
  2. 開設者の意志によらなければ廃止できない。
  3. 開設者は都道府県知事に届け出る。
  4. 構造設備の基準は条例で定める。

【 解答:3 】

問題7
柔道整復師の施術所の構造設備基準で正しいのはどれか。
  1. 3.3平方メートル以上の専用の施術室を有すること。
  2. 5.5平方メートル以上の専用の機能訓練室を有すること。
  3. 6.6平方メートル以上の待合室を有すること。
  4. 施術に用いる器具、手指等の消毒設備を有すること。

【 解答:4 】

問題8
省令はどれか。
  1. 医療法
  2. 柔道整復師法
  3. 柔道整復師法施行規則
  4. 柔道整復師法施工令

【 解答:3 】

問題9
法律上、応招義務があるのはどれか。
  1. 保健師
  2. 助産師
  3. 柔道整復師
  4. 救命救急士

【 解答:2 】

問題10
法律上、マッサージを行うことができるのはどれか。2つ選べ。
  1. 看護師
  2. 理学療法士
  3. 柔道整復師
  4. あん摩マッサージ指圧師

【 解答:24 】

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問題11
リハビリテーションの目的でないのはどれか。
  1. 病気の治癒
  2. 機能障害の軽減
  3. 復職
  4. 経済的自立

【 解答:1 】

問題12
橈骨神経麻痺で用いる装具はどれか。
  1. 短対立装具
  2. オッペンハイマー型装具
  3. MP伸展補助装具
  4. PIP伸展補助装具

【 解答:2 】

問題13
国際生活機能分類(ICF)での活動はどれか。
  1. 書字困難
  2. 事務職就職困難
  3. 上肢麻痺
  4. 巧緻障害

【 解答:1 】

問題14
日本リハビリテーション医学会および日本整形外科会が制定した関節可動域測定法で、右股関節の関節可動域を測定する際に右膝関節90度屈曲位で計測するのはどれか。
  1. 伸展
  2. 外転
  3. 内転
  4. 外旋

【 解答:4 】

問題15
下腿周径の測定で正しいのはどれか。
  1. 膝関節裂隙の遠位5で測定する。
  2. 膝関節裂隙の遠位10で測定する。
  3. 内果の近位20で測定する。
  4. 最大周径を測定する。

【 解答:4 】

問題16
日常生活動作(ADL)でないのはどれか。
  1. 入浴
  2. 食事
  3. 会話
  4. 整容

【 解答:3 】

問題17
脳卒中片麻痺の回復をみるブルンストローム法で分離運動がみられてくるのはどれか。
  1. ステージ2
  2. ステージ3
  3. ステージ4
  4. ステージ5

【 解答:3 】

問題18
プール内に立位になった時の水深は胸の高さであった。浮力による体重軽減の割合はどれか。
  1. 約30%
  2. 約50%
  3. 約70%
  4. 約90%

【 解答:3 】

問題19
脳梗塞を6ヶ月前に発症し、現在、利き手の右手に重度の麻痺が残存している。食事動作訓練で正しいのはどれか。
  1. 麻痺が回復するまで右手の機能訓練を行う。
  2. 右手で自助具を用いて食事動作訓練を行う。
  3. 左手で食事動作訓練を行う。
  4. 介助で食事するように家族指導を行う。

【 解答:3 】

問題20
PTB式免荷装具の適応はどれか。
  1. 変形性膝関節症
  2. 変形性足関節症
  3. 腓骨神経麻痺
  4. 脳梗塞後遺症

【 解答:2 】

問題21
65歳の男性。2年前の高所からの転落で上部胸髄損傷で対麻痺がある。車いすでの日常生活は自立していたが、急に頭痛、顔面紅潮、発汗が出現した。注意するのはどれか。
  1. 膀胱への多量の尿の貯留
  2. 股関節などの異所性骨化
  3. 肺炎の有無
  4. 両下肢の筋緊張の亢進

【 解答:1 】

問題22
意識障害でジャパン・コーマ・スケールの10はどれか。
  1. 開眼しているが自分の名前がいえない。
  2. 閉眼しているが呼びかけると開眼する。
  3. 痛み刺激を与えても全く反応せず閉眼したままである。
  4. 痛み刺激でも開眼しないが払いのけるような動作をする。

【 解答:2 】

問題23
疾患と異常歩行の組合せで正しいのはどれか。
  1. 下肢の動脈硬化症・・・・・・・失調性歩行
  2. 筋ジストロフィー・・・・・・・間欠性跛行
  3. パーキンソン(Parkinson)病・・・突進性歩行
  4. 脳梗塞・・・・・・・・・・・・アヒル歩行

【 解答:3 】

問題24
口腔粘膜の視診でコプリック斑がみられるのはどれか。
  1. 麻疹
  2. 猩紅熱
  3. 悪性貧血
  4. ビタミンB2欠乏症

【 解答:1 】

問題25
頚部正中付近に硬い腫瘤を触れるのはどれか。
  1. 甲状腺癌
  2. バセドウ(Basedow)病
  3. 慢性甲状腺炎
  4. 悪性リンパ腫

【 解答:1 】

問題26
腹部に赤色の皮膚線条を認めるのはどれか。
  1. 妊娠
  2. 肝硬変
  3. 下大静脈血栓症
  4. クッシング(Cushing)症候群

【 解答:4 】

問題27
腹部の打診で腸管に空気が充満しているときに聴取されるのはどれか。
  1. 清音
  2. 濁音
  3. 鼓音
  4. グル音

【 解答:3 】

問題28
触診で正しいのはどれか。
  1. 三叉神経第3枝神経痛の圧痛点は上眼窩点である。
  2. 下腿の浮腫は脛骨部を指で押すと圧痕が生じる。
  3. 皮下の良性腫瘍では可動性が悪い。
  4. 皮膚の触診では始めに局所を触れる。

【 解答:2 】

問題29
筋肉の診察・所見で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 左右の同部位を比較する。
  2. 脊髄神経根症による筋萎縮は全身性に均一である。
  3. 小脳疾患では四肢の筋トーヌスが低下することが多い。
  4. 痙縮では他動的運動に際して最初から最後まで抵抗がある。

【 解答:13 】

問題30
正常な腹部所見はどれか。
  1. 反跳痛
  2. 板状硬
  3. 平坦軟
  4. 筋性防御

【 解答:3 】

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問題31
圧痛を伴うリンパ節腫脹を来すのはどれか。
  1. 悪性リンパ腫
  2. リンパ性白血病
  3. 癌のリンパ節転移
  4. 化膿性リンパ節炎

【 解答:4 】

問題32
脈拍で正しいのはどれか。
  1. 貧血では徐脈となる。
  2. 大動脈弁閉鎖不全症では遅脈となる。
  3. 発熱時には速脈となる。
  4. 甲状腺機能低下症では頻脈となる。

【 解答:3 】

問題33
障害部位と障害される感覚の組み合わせで正しいのはどれか。
  1. 顔面神経――――顔面の触覚
  2. 後頭葉―――――2点識別覚
  3. 三叉神経――――味 覚
  4. 脊髄後索――――振動覚

【 解答:4 】

問題34
反射や筋トーヌス検査で誤っているのはどれか。
  1. 橈骨反射では前腕が回外する。
  2. 上腕二頭筋反射では肘関節が伸展する。
  3. アキレス腱反射では足関節が底屈する。
  4. 足クローヌスでは足関節が底屈・背屈を繰り返す。

【 解答:2 】

問題35
筋電図検査が診断に有用なのはどれか。
  1. 髄膜炎
  2. くも膜下出血
  3. 筋萎縮性側索硬化症
  4. アルツハイマー型認知症

【 解答:3 】

問題36
潰瘍性大腸炎の症状で多いのはどれか。
  1. 嘔 吐
  2. 吐 血
  3. 便 秘
  4. 粘血便

【 解答:4 】

問題37
食道静脈瘤をきたす疾患はどれか。
  1. 膵 炎
  2. 肝硬変
  3. 胆石症
  4. 逆流性食道炎

【 解答:2 】

問題38
僧帽弁閉鎖不全症で正しいのはどれか。
  1. 心不全の原因となる
  2. 弁置換術は禁忌である。
  3. 聴診で拡張期雑音を聴取する。
  4. 先天性によるものが多い。

【 解答:1 】

問題39
脊椎圧迫骨折を起こしやすいのはどれか。
  1. 血友病
  2. 多発性骨髄腫
  3. 慢性骨髄性白血病
  4. 特発性血小板減少性紫斑病

【 解答:2 】

問題40
リウマチ熱と関連性が高いのはどれか。
  1. 関節破壊
  2. 蝶形紅斑
  3. 口腔内潰瘍
  4. 心臓弁膜症

【 解答:4 】

問題41
腎・尿路疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 腎不全では血漿交換が必要となる。
  2. 前立腺肥大では尿意切迫感を訴えることがある。
  3. 尿路結石では下腹部痛を突然発症することが多い。
  4. 単純性膀胱炎の原因菌は表皮ブドウ球菌が多い。

【 解答:23 】

問題42
70歳の女性。5日前から右背部に違和感があり。今朝から火照るような痛みになった。衣服を着替える時に、右胸から側胸部を通って背中まで身体の右半周に赤い発疹と水疱が出ていることに気付いた。考えられる疾患はどれか。
  1. 肝硬変
  2. 帯状疱疹
  3. 単純性疱疹
  4. 全身性エリテマトーデス

【 解答:2 】

問題43
78歳の男性。高血圧を指摘されていた。脳出血を発症し、3か月のリハビリテーション後に在宅療養を開始した。右上下肢の完全麻痺を呈している。正しい組み合わせはどれか。
  1. バビンスキー反射―――――母趾は足底側に屈曲
  2. 右上肢の姿勢―――――――バレー肢位
  3. 画像所見―――――――――右大脳半球に病変
  4. 再発予防―――――――――血圧の管理

【 解答:4 】

問題44
感染症で誤っているのはどれか。
  1. 猫咬傷では一次縫合を行う。
  2. 肺アスペルギルス症では菌球形成が診られる。
  3. 破傷風による感染では開口障害が診られる。
  4. 心筋のIVHカテーテル感染では抗真菌薬の全身投与を行う。

【 解答:1 】

問題45
消毒と滅菌で正しいのはどれか。
  1. 皮膚消毒は一時的フローラの消毒を行う。
  2. 粘膜消毒に消毒用エタノールを用いる。
  3. 高圧蒸気滅菌は金属の消毒ができない。
  4. 酸化エチレンガス滅菌は熱に弱い素材に使用しない。

【 解答:1 】

問題46
移植で正しいのはどれか。
  1. 改正臓器移植法では15歳未満の脳死判定は行わない。
  2. 移植臓器の生着には主要組織適合抗原は関係しない。
  3. 臓器保存可能時間は各臓器とも一定である。
  4. 免疫抑制剤の副作用として二次発癌がある。

【 解答:4 】

問題47
けいれんで誤っているのはどれか。
  1. 脳腫瘍は症候性てんかんの原因となる。
  2. 一部の筋肉にとどまるものは部分発作という。
  3. 間代性けいれんでは手足を強直させる。
  4. 一部の筋肉に始まり全身に広がる場合を二次性全般化という。

【 解答:3 】

問題48
輸血の副作用と症状の組み合わせで正しいのはどれか。
  1. 空気塞栓――――――乏 尿
  2. 不適合輸血―――――血圧低下
  3. クエン酸中毒――――発 熱
  4. ウイルス感染――――けいれん

【 解答:2 】

問題49
結紮縫合法で正しいのはどれか。
  1. 女結びは男結びより緩みにくい。
  2. 体幹部は顔面より抜糸時期が早い。
  3. 糸の周囲に炎症が及ぶときは早めに抜糸する。
  4. 人工血管吻合に吸収性縫合糸を用いる。

【 解答:3 】

問題50
脊髄くも膜下麻酔で正しいのはどれか。
  1. 多くは胸椎で穿刺する。
  2. 上腹部の手術で使用する。
  3. サドルブロックは側臥位で行う。
  4. 脳脊髄液が漏れると頭痛が起こる。

【 解答:4 】

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問題51
心肺蘇生で誤っている組み合わせはどれか。
  1. ハイムリック法―――――――異物除去法
  2. 心臓マッサージの部位――――胸骨の上半分
  3. AED――――――――――――-自動体外式除細動器
  4. 蘇生着手――――――――――胸骨圧迫

【 解答:2 】

問題52
頭部打撲で救急搬入時、随意運動なく四肢伸展を認めた。Glasgow Coma Scale(GCS)のうち運動機能の判定で正しいのはどれか。
  1. M1
  2. M2
  3. M3
  4. M4

【 解答:2 】

問題53
高所からの転落による右第5~8肋骨の連続多発骨折で奇異呼吸を認める。
誤っているのはどれか。
  1. 骨折部胸壁は吸気時に膨隆する。
  2. 縦隔は吸気・呼気で左右に動揺する。
  3. 人工呼吸の陽圧換気が有効である。
  4. 弾性包帯固定で胸郭を補強する。

【 解答:1 】

問題54
70歳の男性。40km/時で乗用車を運転中、前方からの軽自動車のはみ出し走行により正面衝突し、ハンドルで前胸部を強打した。救急搬入時、前胸部痛、頻脈、血圧低下を認めた。最も損傷の可能性が高い臓器はどれか。
  1. 大動脈
  2. 肺静脈
  3. 横隔膜
  4. 肝 臓

【 解答:1 】

問題55
徒手筋力テストで正しいのはどれか。
  1. 重力を除けば全可動域で動くのは5である。
  2. 関節は動かず筋電図上で筋収縮も認められなければ1である。
  3. 重錘を用いて計測する。
  4. 片足でのつま先立ちが1回から9回まで可能な時は3である。

【 解答:4 】

問題56
骨形成不全症でみられないのはどれか。
  1. 青色強膜
  2. 水頭症
  3. 難 聴
  4. 大腿骨弯曲変形

【 解答:2 】

問題57
神経疾患の所見で正しい組み合わせはどれか。
  1. 脊髄空洞症―――――――――解離性感覚障害
  2. ポリオ―――――――――――腱反射亢進
  3. 筋萎縮性側索硬化症―――――感覚障害
  4. 神経性進行性筋萎縮症――――内反足

【 解答:1 】

問題58
化膿性骨髄炎について誤っているのはどれか。
  1. 感染経路に骨付着の化膿創からの波及がある。
  2. 初発時から骨膜反応を認める。
  3. 化膿巣の周囲は骨柩を形成する。
  4. 成人では基礎疾患として糖尿病がある。

【 解答:2 】

問題59
関節リウマチの脱臼・変形でないのはどれか。
  1. 肘関節の内反変形
  2. 尺骨頭の背側亜脱臼
  3. 股関節の中心性脱臼
  4. 外反母趾変形

【 解答:1 】

問題60
変形性膝関節症にみられないのはどれか。
  1. 運動開始時の痛み
  2. 大腿四頭筋萎縮
  3. 関節液混濁
  4. 骨棘形成

【 解答:3 】

問題61
骨腫瘍の単純エックス線所見で誤っている組み合わせはどれか。
  1. 線維性骨異形成・・・・・・・羊飼いの杖変形
  2. ユーイング肉腫・・・・・・・玉ねぎ様骨膜反応
  3. 多発性骨髄腫・・・・・・・・打ち抜き像
  4. 骨巨細胞腫・・・・・・・・・スリガラス状透明像

【 解答:4 】

問題62
第4・第5腰椎椎間板の突出型ヘルニアの臨床所見で正しいのはどれか。
  1. FNSテスト陽性
  2. 足関節クローヌス陽性
  3. 下腿内側の感覚障害
  4. 長母趾伸筋筋力低下

【 解答:4 】

問題63
分娩麻痺で正しいのはどれか。
  1. 腕神経叢損傷である。
  2. 下位型ではWaiters tip Positionが定型的な肢位である。
  3. 自然回復することはない。
  4. 節後損傷では手術による神経修復は期待できない。

【 解答:1 】

問題64
アキレス腱周囲炎の所見で誤っているのはどれか。
  1. 背屈制限が存在する。
  2. 背屈するとアキレス腱部に礫音が生じる。
  3. アキレス腱の付着部に圧痛と腫脹が存在する
  4. 足部は回内変形している。

【 解答:3 】

問題65
63歳の女性。特に誘因なく3週前から腰痛が出現したため受診した。単純エックス線写真で第1腰椎の圧迫骨折を認め、骨密度を計測したところ、T値(若年成人の平均値:YAM値)に対する比率は74%であった。誤っているのはどれか。
  1. 定期的な骨密度の測定を行う。
  2. 骨密度の数値から骨粗鬆症と診断する。
  3. 適度な運動を指導する。
  4. 選択的エストロゲン受容体調整薬の適応となる。

【 解答:2 】

問題66
タナ障害が発生しやすいのはどれか。
  1. 膝蓋上滑膜ヒダ
  2. 膝蓋下滑膜ヒダ
  3. 膝蓋内側滑膜ヒダ
  4. 膝蓋外側滑膜ヒダ

【 解答:3 】

問題67
ベネット(Bennett)損傷でみられないのはどれか。
  1. 肩関節の外旋可動域が減少する。
  2. 肩関節の外転・外旋で疼痛を生じる。
  3. 肩関節後方に圧痛がある。
  4. 投球時のコッキング期に疼痛を訴える。

【 解答:1 】

問題68
疲労骨折で正しいのはどれか。
  1. 主症状は患部の疼痛である。
  2. 病的状態が基盤に存在する。
  3. 1回の外力でも発生し得る。
  4. 上肢骨の発生頻度が高い。

【 解答:1 】

問題69
骨損傷における急性塑性変形で正しいのはどれか。
  1. 小児の長管骨にみられる。
  2. 骨挫傷が原因である。
  3. 骨軸に平行な骨折線を認める。
  4. 骨の海綿質部分に発生する。

【 解答:1 】

問題70
骨折の治癒機序で正しいのはどれか。
  1. 軟骨内骨化 → 血腫形成  → 結合織内骨化 → リモデリング
  2. 血腫形成  → 結合織内骨化 → 軟骨内骨化 → リモデリング
  3. 結合織内骨化 → 軟骨内骨化  → 血腫形成 → リモデリング
  4. 血腫形成 → 軟骨内骨化  → 結合織内骨化 → リモデリング

【 解答:2 】

問題71
脱臼で誤っている組み合わせはどれか。
  1. 肩鎖関節上方脱臼・・・・・・肩鎖靱帯損傷
  2. 肩関節烏口下脱臼・・・・・・バンカート損傷
  3. 肘関節後方脱臼・・・・・・・関節包後面断裂
  4. 示指MP関節脱臼・・・・・・・掌側版断裂

【 解答:3 】

問題72
誤っている組み合わせはどれか。
  1. 手根管症候群・・・・・・・・・・・正中神経
  2. 肘部管症候群・・・・・・・・・・・尺骨神経
  3. 円回内筋症候群・・・・・・・・・・橈骨神経
  4. ギヨン(Guyon)管症候群・・・・・・尺骨神経

【 解答:3 】

問題73
初期評価でないのはどれか。
  1. 業務範囲であるかどうかの判断
  2. 患者が自己管理するための助言
  3. クリティカルパスに沿った説明
  4. 治癒に至る治療プログラムの設定

【 解答:2 】

問題74
受傷1週間以内に行う指導管理で正しい組み合わせはどれか。
  1. 上腕骨顆上骨折・・・・・・疼痛増強時には患部を十分冷却させる。
  2. 橈骨遠位端骨折・・・・・・手指の自動運動を積極的に行わせる。
  3. アキレス腱断裂・・・・・・固定状態での患肢荷重訓練をさせる。
  4. 前距腓靱帯損傷・・・・・・就寝時に踵部を床に接地させる。

【 解答:2 】

問題75
胸腰椎移行部圧迫骨折で誤っているのはどれか。
  1. 脊柱屈曲位でしりもちをつき発生する。
  2. 受傷椎高位に一致する帯状痛がみられる。
  3. 腹部膨満感を訴える。
  4. 脊髄損傷を合併しやすい。

【 解答:4 】

問題76
セイヤー絆創膏固定法で正しいのはどれか。
  1. 第Ⅰ帯は患肢を挙上させて下方転位を防止する。
  2. 第Ⅱ帯は肩を外方に引き鎖骨の短縮転位を防止する。
  3. 第Ⅲ帯は前腕の重量で骨折部に圧迫力を加える。
  4. 第Ⅳ帯は上腕を固定し患部の動揺性を防止する。

【 解答:3 】

問題77
介達外力によって発生する肩甲骨骨折の部位はどれか。
  1. 関節窩
  2. 体部
  3. 肩峰
  4. 下角

【 解答:1 】

問題78
肩関節前方脱臼に合併する上腕骨の陥没部位で正しいのはどれか。
  1. 前内方
  2. 前外方
  3. 後内方
  4. 後外方

【 解答:4 】

問題79
患者をベッド上で腹臥位とし、患側上肢をベッドの端から下垂させ、重りをつけて牽引し自然整復させる肩関節前方脱臼の整復法はどれか。
  1. スティムソン法
  2. ヒポクラテス法
  3. ミルヒ法
  4. モーテ法

【 解答:1 】

問題80
上腕骨骨幹部三角筋付着部より遠位部の骨折で正しいのはどれか。
  1. 近位骨片・・・・・・内方転位
  2. 遠位骨片・・・・・・外上方転位
  3. 近位骨片・・・・・・前外方転位
  4. 遠位骨片・・・・・・後下方転位

【 解答:3 】

問題81
ソルター・ハリス分類で上腕骨外顆骨折が該当するのはどれか。
  1. Ⅰ型
  2. Ⅱ型
  3. Ⅲ型
  4. IV型

【 解答:4 】

問題82
橈骨近位端骨折に合併しにくいのはどれか。
  1. 上腕骨内顆骨折
  2. 上腕骨小頭骨折
  3. 肘頭骨折
  4. 前腕両骨後方脱臼

【 解答:1 】

問題83
正しい組み合わせはどれか。
  1. 尺骨骨幹部骨折・・・・・過外反肘形成
  2. 橈骨遠位端骨折・・・・・過内反肘形成
  3. 中手骨頚部骨折・・・・・ナックルパート変化
  4. 末節骨骨折・・・・・・・ロッキングフィンガー変化

【 解答:3 】

問題84
第3中手骨長軸に沿った軸圧痛をみるのはどれか。
  1. 月状骨骨折
  2. 三角骨骨折
  3. 小菱形骨骨折
  4. 有鉤骨鉤骨折

【 解答:1 】

問題85
骨片転位で正しい組み合わせはどれか。
  1. 肩甲骨上角骨折・・・・上内方
  2. 上腕骨内顆骨折・・・・後上方
  3. 腸骨翼単独骨折・・・・下後方
  4. 脛骨外顆骨折・・・・・上前方

【 解答:1 】

問題86
下肢骨折で正しい組み合わせはどれか。
  1. 下腿骨三果部骨折・・・・・コットン(Cotton)骨折
  2. 膝蓋骨骨折・・・・・・・・マルゲーニュ(Malgaigne)骨折
  3. 脛骨粗面裂離骨折・・・・・ジョーンズ(Jones)骨折
  4. 脛骨骨幹部骨折・・・・・・ポット(Pott)骨折

【 解答:1 】

問題87
裂離骨折で正しい組み合わせはどれか。
  1. 恥骨下枝・・・・・仙結節靱帯
  2. 腓骨頭・・・・・・短腓骨筋
  3. 脛骨内果・・・・・三角靱帯
  4. 踵骨・・・・・・・後脛骨筋

【 解答:3 】

問題88
下肢骨折で正しい組み合わせはどれか。
  1. 大腿骨大転子骨折・・・・・・・・・・ルドロフ症候
  2. 大腿骨内側側副靱帯付着部骨折・・・・内反ストレステスト陽性
  3. 脛骨顆間隆起骨折・・・・・・・・・・前方引き出しテスト陽性
  4. 中間楔状骨骨折・・・・・・・・・・・ナウマン症候

【 解答:3 】

問題89
股関節脱臼で誤っているのはどれか。
  1. 介達外力により発生することが多い。
  2. 後方脱臼が大半を占める。
  3. 大腿骨頭靱帯の断裂がみられる。
  4. 寛骨臼縁の骨折を伴うものを中心性脱臼という。

【 解答:4 】

問題90
外傷性膝関節脱臼で正しいのはどれか。
  1. 後方脱臼がもっとも多く発生する。
  2. ダッシュボード損傷で前方脱臼が発生する。
  3. 膝側副靱帯損傷を合併することはない。
  4. 足背動脈の拍動の消失・減弱に注意する。

【 解答:4 】

問題91
脱臼と症状の組合せで誤っているのはどれか。
  1. 膝関節前方脱臼―――――――膝関節伸展位
  2. ショパール関節外側脱臼―――内反足様変形
  3. リスフラン関節背側脱臼―――尖足位変形
  4. 第1趾背側脱臼――――――Z字型変形

【 解答:2 】

問題92
外傷性顎関節捻挫と鑑別を要する顎関節症はどれか。
  1. Ⅰ型
  2. Ⅱ型
  3. Ⅲ型
  4. Ⅳ型

【 解答:2 】

問題93
肋間筋損傷の特徴的な所見はどこか。
  1. 介達痛
  2. 腫 脹
  3. 内出血
  4. 運動痛

【 解答:4 】

問題94
胸骨骨折で多いのはどれか。
  1. 縦骨折
  2. 横骨折
  3. 斜骨折
  4. 複合骨折

【 解答:2 】

問題95
関連痛で正しい組合せはどれか。
  1. 上腕骨外側上顆炎――――――示指伸筋
  2. 上腕骨内側上顆炎――――――尺側手根屈筋
  3. ステナー損傷――――――――母指対立筋
  4. ばね指―――――――――――短母指屈筋

【 解答:2 】

問題96
成人で発症するのはどれか。
  1. パンナー(Panner)病
  2. キーンベック(Kienbock)病
  3. フライバーグ(Freiberg)病
  4. セーバー(Sever)病

【 解答:2 】

問題97
非外傷性腓骨筋腱脱臼で誤っているのはどれか。
  1. 足関節の内返しで発生する。
  2. 長腓骨筋腱が外果の前方へ移動する。
  3. 上腓骨筋支帯の欠損がある。
  4. 腓骨筋腱溝の形成不全がある。

【 解答:1 】

問題98
足関節内返し強制による前距腓靭帯損傷で正しいのはどれか。
  1. 疼痛や腫脹の程度と損傷程度は比例する。
  2. 足関節底屈位に比べ足関節直角位での内反強制で疼痛が増強する。
  3. 外果と第5中足骨基部を結ぶ線の中点から2横指前方に圧痛がみられる。
  4. 重症例では距骨の前方引き出し症状が見られる。

【 解答:4 】

問題99
下腿骨疲労骨折で難治なのはどれか。
  1. a
  2. b
  3. c
  4. d

【 解答:3 】

問題100
ラウゲ・ハンセン分類で誤っているのはどれか。
  1. 回内・外転損傷
  2. 回外・内転損傷
  3. 回内・外旋損傷
  4. 回外・内旋損傷

【 解答:4 】

問題101
30歳の男性。災害現場で意識なく倒れているところを発見された。顔面蒼白、冷汗、脈拍減弱を認めた。搬送に備え、とるべき適切な体位はどれか。
  1. a
  2. b
  3. c
  4. d

【 解答:2 】

問題102
75歳の女性。自宅の庭で転倒し受傷した。来所時左肩周辺の疼痛を訴え、上肢の挙上不能であった。なお、骨粗鬆症により円背がみられる。単純エックス線写真(別冊No.1)を別に示す。治療方針で適切なのはどれか。2つ選べ。
  1. 積極的に徒手整復を行う。
  2. 4週間程度は患肢を体幹に固定する。
  3. ハンギングキャストの適応となる。
  4. 固定除去後はコッドマン体操が有効である。

【 解答:24 】

問題103
45歳の男性。2か月前に右手を衝き転倒した。前腕部の脱臼骨折に対してギプス固定にて加療された。その後、痛みや感覚の障害はないが、指が伸びないと来所した。MP関節は伸展できないが、手関節は背屈可能であった。考えられるのはどれか。
  1. 円回内筋による前骨間神経障害
  2. 尺骨神経障害による鷲手変形
  3. ギプスによる手指屈曲拘縮
  4. 橈骨頭による後骨間神経障害

【 解答:4 】

問題104
21歳の男性。1か月前から投球時右肩部に痛みが出現するため来所した。同部にわずかな熱感が見られ、肩関節自動運動に制限はみられないが、挙上時や外転外旋運動時に疼痛と引っかかり感が出現した。考えられるのはどれか。2つ選べ。
  1. SLAP損傷
  2. 肩甲上神経麻痺
  3. 石灰沈着性肩関節周囲炎
  4. 肩峰下インピンジメント症候群

【 解答:14 】

問題105
45歳の男性。右前腕掌側近位に急激な疼痛が出現し、その3日後から母指と示指が曲がりにくいとの主訴で来所した。母指と示指でマルを作る動作を指示したところ、図のような障害を呈した。考えられるのはどれか。
  1. 母指球筋の萎縮
  2. 方形回内筋の麻痺
  3. 示指末節部の感覚異常
  4. 背側骨間筋の萎縮

【 解答:2 】

問題106
16歳の男子。高校の野球部に所属している。7歳の時、ジャングルジムから転落し左肘骨折の既往歴がある。肘関節の屈曲で肘内側部から前腕尺側にかけてしびれがあり、握力も低下してきたため来所した。患肢は外反肘変形を呈している。考えられる所見はどれか。
  1. 母指球筋の萎縮
  2. フローマン徴候陽性
  3. 下垂手
  4. 示指・中指末節の感覚異常

【 解答:2 】

問題107
40歳の女性。3か月前からマラソン大会に向けランニングを始めた。1週間前からランニング中に右膝関節部に疼痛を感じるようになった。特に腫脹はみられず、図のように大腿骨外顆やや近位を圧迫しながら膝関節を伸展させると疼痛が誘発された。考えらえるのはどれか。
  1. ジャンパー膝
  2. 腸脛靱帯炎
  3. 半月板損傷
  4. 膝外側側副靭帯損傷

【 解答:2 】

問題108
25歳の男性。1か月前にバスケットボール中に左膝を打撲した後、膝蓋骨上外側部の圧痛と運動中や運動後の鈍痛で来所した。単純エックス線写真(別冊No.2)を別に示す。膝の腫脹や安静時痛、骨偏位や不安感(apprehension)はなく踵殿距離も左右差はなかった。考えられるのはどれか。
  1. 膝蓋骨脱臼
  2. 膝蓋骨骨折
  3. 分裂膝蓋骨
  4. 膝蓋腱靱帯炎

【 解答:3 】

問題109
35歳の男性。テニスの試合中、下腿部に激痛を覚え、その後歩行困難となり来所した。損傷部位に圧痛を認め、陥凹を触知した。足関節自動的底屈時に損傷部に疼痛を訴え、下腿三頭筋を把握した際、足関節は底屈した。健常者の下腿の写真(別冊No.3)を別に示す。考えらえる損傷部はどれか。
  1. a
  2. b
  3. c
  4. d

【 解答:3 】

問題110
22歳の男性。1週前、サッカーの練習で右足によるインステップキックを行った際、右足関節後方部に痛みを感じ練習を中止した。練習の中止で疼痛が軽減し、練習の再開で同部の疼痛が再発し来所した。現在、足関節後部の圧痛と他動的な足関節の底屈強制で同部に疼痛が再発する。疑われるのはどれか。
  1. 足根洞症候群
  2. 有痛性外脛骨
  3. 二分靱帯損傷
  4. 有痛性三角骨

【 解答:4 】

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