一人暮らしのAさんは、脳梗塞を発症して入院し、現在は介護老人保健施設に入所している。右半身に麻痺が残るものの、在宅生活が可能との判断から退所が決まり、担当することになった居宅介護支援事業所に相談が入った。Aさんのこれからの在宅生活を考えるに当たり、居宅介護支援事業所の介護支援専門員の対応として、より適切なものどれか。3つ選べ。
  1. 介護老人保健施設の支援相談員に、居宅サービス計画原案の作成を依頼する。
  2. 着脱しやすい衣服の工夫について、介護老人保健施設の理学療法士や作業療法士に相談する。
  3. 転倒を防止するため、なるべくベッド上での生活を中心とした居宅サービス計画を作成する。
  4. 退所前に介護老人保健施設の理学療法士や作業療法士とともに自宅を訪問し、動線と家具の配置を確認する。
  5. 介護老人保健施設入所中にアセスメントを行い、退所に向けたカンファレンスに参加する。

【 正答:245 】

解説

  1. × 居宅サービス計画原案は、居宅介護支援事業所の介護支援専門員が作成する。
  2. 〇 設問の通り
  3. × このような対応は廃用症候群を引き起こしかねない。
  4. 〇 介護老人保健施設が、退所前に自宅を訪問して退所後の生活の指導を行った場合や、退所後に訪問指導を行った場合には、「退所時等指導加算」で評価される。
  5. 〇 このような対応を行った場合には、居宅介護支援費に「退院・退所加算」が算定される。