面接場面におけるコミュニケーションについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  1. 初回面接を行う上では、チェックリストに従ってイエスかノーで次々に答えを求めるのが望ましい。
  2. 知的障害のあるクライエントと面接する際には、クライエントと直接話をするよりも、その介護者と話をする方がよい。
  3. 予備的共感とは、事前情報をもとにクライエントの立場に立って、共感的な姿勢を準備しておくことである。
  4. 波長合わせとは、相談援助者が、自らの態度、言葉遣い、質問の形式等をクライエントの反応に合わせて修正していくことである。
  5. 情緒面での反応を確認するために、クライエントの言葉を反復して繰り返すことは大切である。

【 正答:345 】

解説

  1. × イエスかノーで答えられる質問形式は、クローズドクエスチョンといい、面接の目標があいまいになってしまったときや、面接の焦点を次第に定めていくときに有効である。初回面接では、クライエントの主訴を聞き取り、その背景を理解するために、オープンクエスチョンが望ましい。
  2. × 援助を必要としているクライエント本人と話をするように努めなければならない。家族などの介助者との話は補助的なものである。
  3. 〇 設問の通り
  4. 〇 設問の通り
  5. 〇 設問の通り