難病について適切なものはどれか。3つ選べ。
  1. 進行性核上性麻痺では、早期から眼球運動障害や認知機能の低下が認められる。
  2. 脊髄小脳変性症では、運動能力を維持するリハビリテーションや環境整備により ADLを維持することが重要である。
  3. 潰瘍性大腸炎は、発症時に重症であっても、経過観察で完治する。
  4. 後縦靭帯骨化症では、首を強く後ろに反らすことにより症状が悪化する場合があるので、そのような動作は避ける。
  5. 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、症状は進行性で、数年で四肢麻痺、摂食障害、呼吸麻痺となり、痛みなどの知覚や記憶力も失う。

【 正答:124 】

解説

  1.  進行性核上性麻庫は、パーキンソン病によく似た症状で、眼球運動障害や転びやすい、無感情、抑うつなどの認知機能低下もみられる。
  2.  脊髄小脳変性症は、運動失調を引き起こすため、ADLの維持は重要である。
  3. × 潰瘍性大腸炎は、原因不明の難病で、現状では完治しない疾患である。
  4.  選択肢の通り
  5. × 筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、運動麻痺は生じるが、知覚や記憶力は失われない。