▼ 開く▲ 閉じる

0 問中 点数:0 点

▼ 解答結果 開く▲ 解答結果 閉じる

第1問
相談援助者の職業倫理について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
  1. クライエントに対する個人的な興味に基づいて質問するべきではない。
  2. 事例検討の内容があまりにもつらいものであったため、自宅でその具体的な内容を家族に話した。
  3. クライエントの表情や家族の様子については、守秘義務の範囲ではない。
  4. 退職後は、クライエントから相談があったことについて守秘義務はない。
  5. 職業倫理の違反を予防するためにも、スーパービジョンは有効である。
    1.  選択肢の通り
    2.  家族であっても守秘義務に違反する。
    3.  クライエントの表情や家族の様子についても守秘義務の範囲となる。
    4.  退職後も守秘義務は継続している。
    5.  スーパービジョンとは、対人援助職者(スーパーバイジー)が指導者(スーパーバイザー)から教育を受ける過程である。指導者が援助者と規則的に面接を行い、継続的な訓練を通じて専門的スキルを向上させることを目的としている。このような訓練を継続的に行うことは、職業倫理を定期的に見直すきっかけとなり、職業倫理の違反を予防することにつながる。
番号を2つ選択してください
12345
スポンサーリンク

問題

答え

【  】

解説

問題

介護保険法第1条又は第2条に規定されている文言はどれか。3つ選べ。

  1. 自立した日常生活
  2. 要介護状態等の軽減
  3. 医療との連携
  4. 利用者主体
  5. 介護の社会化
答え

【 1,2,3,  】

解説

介護保険法 第1条

第1項
この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。
第2条 第1項
介護保険は、被保険者の要介護状態又は要介護状態となるおそれがある状態に関し、必要な保険給付を行うものとする。
第2項
前項の保険給付は、要介護状態の軽減若しくは悪化の防止又は要介護状態となることの予防に資するよう行われるとともに、医療との連携に十分配慮して行われなければならない。
第3項
第1項の保険給付は、被保険者の心身の状況、その置かれている環境等に応じて、被保険者の選択に基づき、適切な保健医療サービス及び福祉サービスが、多様な事業者又は施設から、総合的かつ効率的に提供されるよう配慮して行われなければならない。
第4項
第1項の保険給付の内容及び水準は、被保険者が要介護状態となった場合においても、可能な限り、その居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮されなければならない。

問題

介護保険法第8条に規定されている居宅介護支援の内容として正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 地域包括ケアシステムの推進
  2. 要介護状態の軽減
  3. 居宅サービス計画の作成
  4. 介護認定審査会との連絡調整
  5. 指定居宅サービス事業者との連絡調整
答え

【 3,5,  】

解説

介護保険法 第8条 第24項

この法律において「居宅介護支援」とは、居宅要介護者が第四十一条第一項に規定する指定居宅サービス又は特例居宅介護サービス費に係る居宅サービス若しくはこれに相当するサービス、第四十二条の二第一項に規定する指定地域密着型サービス又は特例地域密着型介護サービス費に係る地域密着型サービス若しくはこれに相当するサービス及びその他の居宅において日常生活を営むために必要な保健医療サービス又は福祉サービス(以下この項において「指定居宅サービス等」という。)の適切な利用等をすることができるよう、当該居宅要介護者の依頼を受けて、その心身の状況、その置かれている環境、当該居宅要介護者及びその家族の希望等を勘案し、利用する指定居宅サービス等の種類及び内容、これを担当する者その他厚生労働省令で定める事項を定めた計画(以下この項、第百十五条の四十五第二項第三号及び別表において「居宅サービス計画」という。)を作成するとともに、当該居宅サービス計画に基づく指定居宅サービス等の提供が確保されるよう、第四十一条第一項に規定する指定居宅サービス事業者、第四十二条の二第一項に規定する指定地域密着型サービス事業者その他の者との連絡調整その他の便宜の提供を行い、並びに当該居宅要介護者が地域密着型介護老人福祉施設又は介護保険施設への入所を要する場合にあっては、地域密着型介護老人福祉施設又は介護保険施設への紹介その他の便宜の提供を行うことをいい、「居宅介護支援事業」とは、居宅介護支援を行う事業をいう。

問題

地域包括支援センターについて正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 社会福祉法人は、設置できない。
  2. 老人介護支援センターの設置者は、設置できない。
  3. 医療法人は、設置できる。
  4. 公益法人は、設置できない。
  5. 市町村は、設置できる。
答え

【 3,5,  】

解説

厚生労働省の地域包括支援設置運営通知

センターは、市町村(特別区を含む。以下同じ )が設置できることとされている。また、法第115条の39第1項に規定する包括的支援事業の実施の委託を受けた者も包括的支援事業等を実施するためにセンターを設置できることとされている。 包括的支援事業の委託を受けることができる者は、包括的支援事業を適切、公正、 中立かつ効率的に実施することができる法人であって、老人介護支援センター(在宅 介護支援センター)の設置者、地方自治法に基づく一部事務組合又は広域連合を組織 する市町村、医療法人、社会福祉法人、包括的支援事業を実施することを目的として 設置された公益法人又はNPO法人その他市町村が適当と認めるものとされている。

問題

包括的支援事業のうち、地域包括支援センター以外に委託できる事業として正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 総合相談支援事業
  2. 権利擁護事業
  3. 認知症総合支援事業
  4. 包括的・継続的ケアマネジメント支援事業
  5. 在宅医療・介護連携推進事業
答え

【 3,5,  】

解説

解答の通り

問題

介護保険法における審査請求について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 居宅介護支援の契約解除は、対象となる。
  2. 訪問介護の契約解除は、対象とならない。
  3. 被保険者証の交付の請求に関する処分は、対象とならない。
  4. 介護保険審査会の委員は、市町村長が任命する。
  5. 審査は、介護保険審査会が指名する委員で構成される合議体で行われる。
答え

【 2,5,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  選択肢の通り
  3.  対象となる
  4.  介護保険審査会は都道府県に設置され、委員は都道府県知事が任命する。
  5.  選択肢の通り

問題

住所地特例について正しいものはどれか。2つ選ぺ。

  1. 要介護者又は要支援者に限定される。
  2. 入所する施設が所在する市町村の地域密着型サービスは、対象外である。
  3. 介護予防給付は、対象となる。
  4. 軽費老人ホームは、対象施設である。
  5. 有料老人ホームは、対象施設ではない。
答え

【 3,4,  】

解説

  1.  例えば措置により養護老人ホームに入所した65歳以上の者は、要介護等認定を受けていなくても住所地特例が適用され、保険者は転居前の市町村となる。したがって、 要介護者または要支援者に限定されない。
  2.  平成27年度より一部の地域密着型サービスが利用可能となった。
  3.  介護予防特定施設入居者生活介護は、住所地特例対象施設に該当するため、予防給付も対象となる。
  4.  選択肢の通り
  5.  有料老人ホームは、特定施設であり、住所地特例対象施設である。

問題

地域包括支援センターの業務として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 地域ケア会議の開催
  2. 居宅介護支援事業所開設の許可
  3. 第一号介護予防支援事業の実施
  4. 要介護認定の申請代行
  5. 介護・医療連携推進会議の開催
答え

【 1,3,4,  】

解説

  1.  正しい
  2.  居宅介護支援事業所開設の許可については、都道府県知事が行う。ただし、2018年(平成30年)4月から、権限が市町村に移行される。
  3.  正しい
  4.  正しい
  5.  介護・医療連携推進会議は、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業者が開催する。

問題

社会福祉法人による利用者負担額軽減制度の対象となる居宅介護サービスとして正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 訪問入浴介護
  2. 訪問看護
  3. 小規模多機能型居宅介護
  4. 夜間対応型訪問介護
  5. 第一号訪問事業のうち介護予防訪問介護に相当する事業
答え

【 3,4,5,  】

解説

解答の通り

問題

居宅サービスについて正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 指定訪問介護事業者は、要介護認定の申請の援助はできない。
  2. 指定通所介護事業者は、要介護認定の申請の援助はできない。
  3. 居宅サービス事業者の指定は、6年ごとに更新を受けなければ効力を失う。
  4. 特定福祉用具販売は、含まれない。
  5. 福祉用具貸与は、含まれる。
答え

【 3,5,  】

解説

  1.  新規認定や更新認定を行う際、その申請に関する必要な援助を行わなければならない。
  2.  申請に関する必要な援助を行わなければならない。
  3.  選択肢の通り
  4.  特定福祉用具販売は、居宅サービスのうちの1つである。
  5.  選択肢の通り

問題

介護保険施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 地方公共団体は、介護老人保健施設を開設できる。
  2. 都道府県知事は、開設許可に当たっては、都道府県議会の意見を求めなければならない。
  3. 指定介護老人福祉施設の管理者は、原則として、医師でなければならない。
  4. 第三者評価の結果を公表することが義務付けられている。
  5. 都道府県の条例で定める員数の介護支援専門員を有しなければならない。
答え

【 1,5,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  市町村長の意見を求めなければならない。
  3.  指定介護老人福祉施設の管理者の資格について規定はない。
  4.  第三者評価の結果を公表することについては、義務づけられていない。
  5.  選択肢の通り

問題

地域ケア会議の機能として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 個別課題の解決
  2. 措置入所の判定
  3. 地域課題の発見
  4. 成年後見の申立て
  5. 政策の形成
答え

【 1,3,5,  】

解説

選択肢の通り

問題

介護保険の被保険者について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 65歳未満の生活保護受給者は、医療保険加入者であっても資格がない。
  2. 65歳以上の生活保護受給者は、住所がなくても第1号被保険者となる。
  3. 65歳以上の生活保護受給者は、医療保険加入者であっても第1号被保険者となる。
  4. 年齢到達による資格取得時期は、誕生日の前日となる。
  5. 児童福祉法上の医療型障害児入所施設の入所者は、被保険者とならない。
答え

【 3,4,5,  】

解説

  1.  65歳未満は、第2号被保険者に該当する年齢であり、生活保護受給者は基本的に 「住所を有する」 と考えられるため、医療保険加入者であれば、介護保険の第2号被保険者となる。
  2.  介護保険の被保険者の要件に「住所を有する」という記載がある。
  3.  選択肢の通り
  4.  介護保険の資格取得は、原則誕生日当日であるが、法律により満年齢での計算は、前日に年齢が加算されるため、誕生日の前日に資格を取得することとなる。
  5.  児童福祉法上の医療型障害児入所施設は、介護保険適用除外施設となるため、入所者は被保険者とならない。

問題

指定地域密着型サービス事業者について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 認知症対応型共同生活介護計画は、介護支援専門員でなくても作成できる。
  2. 小規模多機能型居宅介護の管理者は、介護の職務に従事してはならない。
  3. 公募指定をするときは、市町村の条例で定める基準に従って選考する。
  4. 事業の設備及び運営に関する基準は、市町村の条例で定める。
  5. 認知症対応型通所介護事業者には、定期的な避難訓練が義務付けられている。
答え

【 1,4,5,  】

解説

  1.  厚生労働大臣が定める研修を修了している者は、介護支援専門員の業務の監督のもと、認知症対応型共同生活介護計画を作成することができる。
  2.  管理上支障のない場合は、他の職務に従事することができる。
  3.  厚生労働省令で定める基準に従って選考する。
  4.  選択肢の通り
  5.  選択肢の通り

問題

要介護認定、要支援認定の有効期間について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 区分変更申請の場合は、6月間が原則である。
  2. 区分変更申請の場合は、24月間の設定が可能である。
  3. 新規申請の場合は、24月間の設定が可能である。
  4. 新規申請の場合は、12月間の設定が可能である。
  5. 新規申請の場合は、3月間の設定が可能である。
答え

【 1,4,5,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  区分変更申請の場合は、12月間までの設定が可能である。
  3.  新規申請の認定有効期間は、延長として12月間までの設定が可能である。
  4.  選択肢の通り
  5.  選択肢の通り

問題

要介護認定の広域的実施の目的として適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 第2号被保険者の保険料の統一
  2. 介護認定審査会委員の確保
  3. 市町村間の要介護状態区分ごとの分布の統一
  4. 近隣市町村での公平な判定
  5. 認定事務の効率化
答え

【 2,4,5,  】

解説

  1.  第2号被保険者の保険料については、各医療保険者が定めるため、要介護認定の広域的実施によって統一することはできない。
  2.  委員の確保を単独で行うことが難しい市町村も、共同で介護認定審査会を設置することで、委員を確保することができる。
  3.  審査・判定は、被保険者の状態を客観的に判断して行うべきものであるため、市町村間の要介護状態区分ごとの分布の統一を行うべきではない。
  4.  要介護認定の広域的実施を行うことで、近隣市町村間において、審査・判定結果がさらに公平となると考えられる。
  5.  広域的実施により、認定事務が集約化され効率的に行うことができると考えられる。

問題

要介護認定に係る主治医意見書における「医学的管理の必要性」の項目として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 訪問薬剤管理指導
  2. 訪問保清指導
  3. 訪問栄養食事指導
  4. 訪問歯科衛生指導
  5. 訪問飲水管理指導
答え

【 1,3,4,  】

解説

解答の通り

問題

要介護認定に係る主治医意見書における「サービス提供時における医学的観点からの留意事項」の項目として正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 血圧
  2. 飲水
  3. 摂食
  4. 排池
  5. 嘩下
答え

【 1,3,5,  】

解説

解答の通り

問題

介護予防の基本チェックリストの質問項目として正しいものはどれか。 3つ選べ。

  1. 15分位続けて歩いていますか。
  2. 部屋の掃除ができますか。
  3. 調理ができますか。
  4. 預貯金の出し入れをしていますか。
  5. 口の渇きが気になりますか。
答え

【 1,4,5,  】

解説

解答の通り

問題

居宅介護支援におけるモニタリングについて正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 地域ケア会議に結果を提出しなければならない。
  2. 結果の記録は、居宅介護支援完結の日から2年間保存しなければならない。
  3. 地域包括支援センターの指示に基づいて実施しなければならない。
  4. 月に1回以上、結果を記録しなければならない。
  5. 課題整理総括表を用いて行わなければならない。
答え

【 2,4,  】

解説

  1.  モニタリングの結果を、地域ケア会議に提出しなければならないという規定はない。
  2.  選択肢の通り
  3.  居宅介護支援におけるモニタリングは、地域包括支援センターの指示に基づいて実施する必要はない。
  4.  選択肢の通り
  5.  課題整理総括表を用いなくてもよい。

問題

介護予防サービス・支援計画書作成におけるアセスメント領域として正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 認知機能
  2. 日常生活(家庭生活)
  3. 介護力
  4. 生活歴
  5. 社会参加、対人関係ーコミユニケーション
答え

【 2,5,  】

解説

解答の通り

問題

指定介護老人福祉施設の施設サービス計画について正しいものはどれか。 3つ選べ。

  1. 地域住民の自発的な活動を位置付けるよう努める。
  2. 作成に係るサービス担当者会議の開催等を要する。
  3. 入所者の家族にも必ず交付しなければならない。
  4. 施設の行事や日課を記載する。
  5. 月に1回はモニタリングを行わなければならない。
答え

【 1,2,4,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  選択肢の通り
  3.  家族に必ず交付する必要はない。
  4.  選択肢の通り
  5.  施設サービス計画のモニタリングは定期的に行わなければならないが、月に1回という規定はない。

問題

サービス担当者会議について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 特記事項を書いた認定調査員は、出席しなければならない。
  2. 地域包括支援センターの主任介護支援専門員は、出席しなければならない。
  3. 利用者が要支援更新認定を受けた場合は、開催するのが原則である。
  4. 介護予防サービス計画の原案の内容について、担当者から意見を求める。
  5. 施設サービス計画の原案を作成するため、常に開催しなければならない。
答え

【 3,4,  】

解説

  1.  特記事項を書いた認定調査員の出席は必要ない。
  2.  地域包括支援センターの主任介護支援専門員の出席は必要ない。
  3.  選択肢の通り
  4.  選択肢の通り
  5.  施設サービス計画の原案を作成した後に、サービス担当者会議を開催する。

問題

居宅介護支援のアセスメントについて正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 認定調査員に委託できる。
  2. 指定市町村事務受託法人に委託できる。
  3. 居宅サービス計画原案を示しながら行う。
  4. 利用者の有する能力を評価する。
  5. 利用者の置かれている環境等を評価する。
答え

【 4,5,  】

解説

  1.  居宅介護支援のアセスメントは、居宅サービス計画を作成する介護支援専門員が行うため、認定調査員に委託することはできない。
  2.  居宅介護支援のアセスメントは、居宅サービス計画を作成する介護支援専門員が行うため、指定市町村事務受託法人に委託することはできない。
  3.  居宅介護支援のアセスメントは、居宅サービス計画原案を作成する前に行う。
  4.  選択肢の通り
  5.  選択肢の通り

問題

居宅介護支援の開始について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 時期は、要介護認定後である。
  2. 利用申込者の同意を得なければならない。
  3. あらかじめ、苦情処理の体制について説明しなければならない。
  4. 障害者施策の相談支援専門員を介して依頼が来る場合がある。
  5. 入院患者については、退院後でなければならない。
答え

【 2,3,4,  】

解説

  1.  認定申請前や認定申請中であっても、居宅介護支援を行うことは可能である。
  2.  選択肢の通り
  3.  選択肢の通り
  4.  障害者施策の利用者が、介護保険の被保険者となり介護保険のサービスを利用するためには、居宅介護支援が必要であるため、相談支援専門員からの依頼もある。
  5.  退院に向けた取り組みとして、入院中にも、居宅介護支援を開始することができる。

問題

大地震があり、自分が担当する認知症の利用者及びその家族と避難所で面接した。利用者は興奮気味であり、歩き回ったり、大声を出したりして、他の避難者から迷惑がられているように見えた。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 避難者の迷惑を考え、利用者本人だけ外の車の中で生活するよう勧めた。
  2. 家族も大変なので、避難所のリーダーの監視下に置いてもらった。
  3. 外の混乱している様子が分からないよう、段ボールの小部屋に隔離した。
  4. 福祉避難所に移れないか、地域包括支援センターの職員に相談した。
  5. 周りの避難者に理解と協力を求めた。
答え

【 4,5,  】

解説

  1.  利用者本人だけ車の中で過ごしてもらうのは、利用者本位に反する行動である。
  2.  家族も大変だからといって、 避難所のリーダーの監視下に置くというのは、利用者本位に反する行動である。
  3.  隔離は、行動制限に該当する行為になるため、行ってはならない。
  4.  興奮状態が収まらないなどであれば、福祉避難所への移動も考えなければならない。
  5.  適切である。

問題

高齢者に多い症状・疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 高齢者の難聴では、伝音性難聴が多い。
  2. 服用する薬剤数が多くなると、副作用のリスクは増大する。
  3. 心房細動では、心内で形成された血栓により、脳梗塞をきたすことが多い。
  4. 高齢者のめまいは、内耳の障害のほか、血圧のコントロール不良、脳腫蕩などが原因となることがある。
  5. 加齢黄斑変性では、進行しても視力が失われることはない。
答え

【 2,3,4,  】

解説

  1.  高齢者の難聴は、感音性難聴(加齢性難聴)のほうが多い。
  2.  選択肢の通り
  3.  血栓が血管を通じて脳に到達すると、血管を詰まらせ、脳梗塞を発症することが多い。
  4.  選択肢の通り
  5.  加齢黄斑変性は、中心暗点(視野の中心部が見えなくなる)を引き起こす。また、 網膜下で出血を起こすと、突然失明することもある。

問題

次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 高齢者の不明熱では、悪性腫蕩や感染症が隠れていることがある。
  2. 心室性期外収縮は、健康な人ではみられない。
  3. 血圧測定は、上腕での測定が難しい場合には、下肢で測定してもよい。
  4. 起立性低血圧は、飲酒や降圧剤の使用も原因となる。
  5. 本態性高血圧は、腎臓や内分泌の異常により血圧が高い状態をいう。
答え

【 1,3,4,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  心室性期外収縮は、不整脈の一種で、健康な人でもみられる。
  3.  選択肢の通り
  4.  選択肢の通り
  5.  本態性高血圧は、原因がわからない高血圧のことを指し、 腎臓や内分泌の異常など原因がわかっている高血圧は、二次性高血圧と呼ばれる。

問題

検査について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 高齢者のBMI (Body Mass Index)は、脊椎の変形や圧迫骨折により、本来の値より小さくなる。
  2. 血清アルブミンは、高齢者の長期にわたる栄養状態をみるために有用な指標である。
  3. AST (GOT)は、肝臓の疾病以外の原因でも上昇する。
  4. 糖尿病の指標であるヘモグロビンAlcは、検査前1~2時間の血糖レベルを反映している。
  5. CRP (C反応性たんぱく質)は、感染症以外に、悪性腫蕩や謬原病でも高値になることがある。
答え

【 2,3,5,  】

解説

  1.  脊椎の変形や圧迫骨折により、身長が低くなる。
    BMIの計算式は、「 体重(kg)÷[身長(m)身長(m)] 」で計算され、BMIの値は、本来の値より大きくなる。
  2.  選択肢の通り
  3.  心臓、筋肉の疾患によっても上昇する。
  4.  糖尿病の指標であるヘモグロビンAlcは、検査前1~2ヶ月の血糖レベルを反映している。
  5.  選択肢の通り

問題

呼吸状態について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. チアノーゼは、呼吸状態が悪いため血液中の酸素が欠乏し、皮膚や粘膜が紫藍色になることである。
  2. 心不全により呼吸困難をきたしている場合は、起坐位又は半坐位となることで呼吸困難が軽減される。
  3. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合は、口をすぼめて息を吸う呼吸を積極的に勧める。
  4. 呼吸のたびに顎であえぐような下顎呼吸が始まると、 1~2時間後に死亡することが多い。
  5. チェーンストークス呼吸は、睡眠時無呼吸症候群に特徴的な呼吸である。
答え

【 1,2,4,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  肺のうっ血状態が軽減されるため、呼吸を行うのが楽になる。
  3.  口をすぼめて息をゆっくり吐く呼吸を積極的に勧める。
  4.  選択肢の通り
  5.  睡眠時無呼吸症候群の特徴的な呼吸とは、睡眠中に呼吸が止まる状態を指し、チェーンストークス呼吸を引き起こすものではない。チェーンストークス呼吸とは、小さい呼吸から大きい呼吸になり、さらに小さな呼吸となり、一時的に呼吸が停止する状態をいう。

問題

次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 慢性心不全に用いられるジギタリス製剤や認知症治療薬は、食欲不振の原因になることがある。
  2. 高齢者は、口渇の訴えが多いので、水分の過剰摂取に注意する。
  3. 嚥下障害の有無を把握するには、食事の所要時間、むせや誤嚥の有無、姿勢等を観察する。
  4. 経口維持加算は、多職種による食事の観察や会議を行い、経口維持計画を作成し、 管理栄養士等により栄養管理を行った場合に算定する。
  5. 高齢者では、ADLの低下よりも、小腸における消化や吸収機能の低下が著しい。
答え

【 1,3,4,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  高齢者は、口の渇きを感じにくくなり口渇を訴えることが少ない。水分の過剰摂取ではなく、水分をとらないことによる脱水などに注意する必要がある。
  3.  選択肢の通り
  4.  選択肢の通り
  5.  ADLの低下と比較すると少ないとされている。

問題

皮膚疾患について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 脂漏性湿疹では、患部を清潔に保つほか、抗真菌薬、保湿剤、ビタミン薬などが使用される。
  2. 帯状庖疹は、水痘・帯状庖疹ウイルス感染の再活性化によって起こる。
  3. 皮脂欠乏症は患部を清潔に保つことが悪化予防になることから、ナイロンタオルなどを使ってよく洗う。
  4. 白癖は家族内で感染することはまれであるため、爪切りやスリッパなどは共有しても差し支えない。
  5. 薬疹は、長期間服用している薬剤により生じることはない。
答え

【 1,2,  】

解説

  1.  抗真菌薬や炎症を抑えるための外用薬を用い、かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン剤やビタミン剤の内服薬などを使用する。
  2.  選択肢の通り
  3.  皮膚が乾燥する皮脂欠乏症では、ナイロンタオルを使用することで皮膚が刺激を受け、皮膚の表皮が傷つきかゆみが強まるおそれがあり、避けたほうがよい。
  4.  白癖は家族内で感染が広がる。皮膚に触れるものを共有してはならない。
  5.  薬疹は、長期間使用している薬剤からも急に発症することがある。

問題

在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 悪性腫蕩の疼痛管理のために麻薬を使う場合は、便秘になることが多いので、排便コントロールに留意する。
  2. 腹膜透析は、在宅で行うことができるため、血液透析に比べて通院回数は少ない。
  3. インスリンを自己注射している場合に、冷や汗、動悸、、震えがみられたら、高血糖を疑う。
  4. 在宅酸素療法や人工呼吸療法を実施している場合は、パルスオキシメーターの購入費用の補助を受けられることがある。
  5. 胃ろうに栄養剤を注入する際には、水平仰臥位で実施する。
答え

【 1,2,4,  】

解説

  1.  主な副作用は便秘、嘔吐・吐き気、眠気で、呼吸抑制などが起こることもある。
  2.  選択肢の通り
  3.  インスリンは、血糖値を下げる作用があるため、投与中に冷や汗、動悸、震えがみられたら、低血糖を疑う。
  4.  選択肢の通り
  5.  胃ろうに栄養剤を注入する際は、栄養剤の逆流を防ぐため、30度以上起こした状態で行う。

問題

次の記述について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. ジェネリック医薬品は、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない。
  2. 医療保険における訪問診療は、医師が計画的な医学管理の下に定期的に訪問して診療を行うことである。
  3. 中心静脈栄養法を行っている者は、入浴はできない。
  4. 呼吸の苦しさを訴えた場合は、速やかに症状を緩和するため、医師の指示にかかわらず酸素流量を増やす。
  5. 膀胱留置カテーテルを使用し、尿漏れがある場合は、カテーテルの閉塞を疑う。
答え

【 2,5,  】

解説

  1.  医薬品副作用被害救済制度は、ジェネリック医薬品も対象としている。
  2.  選択肢の通り
  3.  中心静脈栄養法を行っている者であっても、入浴は可能である。
  4.  酸素流量は、医師の指示なしに変更してはいけない。
  5.  選択肢の通り

問題

感染症について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 感染症罹患者に対する特別な対応を、標準予防策(スタンダード・プリコーション) と呼ぶ。
  2. 介護施設で集団感染を起こしやすい感染症には、C型肝炎や麻しんがある。
  3. ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると、胃潰瘍は治りにくかったり再発したりする。
  4. ノルウェー疥癬は、感染力が非常に強いので、一定期間の個室での管理が必要である。
  5. ウイルス感染により引き起こされる肝がんは、終末期であっても介護保険の特定疾病には該当しない。
答え

【 3,4,  】

解説

  1.  感染症罹患者だけを対象としたものではなく、感染予防一般に適用すべき方策がスタンダード・プリコーションである。
  2.  介護施設で集団感染を起こしやすい感染症としては、ノロウイルス感染症やインフルエンザ、疹癖、結核などが挙げられる。
  3.  選択肢の通り
  4.  選択肢の通り
  5.  末期がんについては、発症部位や原因を問わず、すべて介護保険の特定疾病となる。

問題

次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 急変時に予想される事態への対応、緊急受診先等をあらかじめ主治医や家族と共有しておくことが望ましい。
  2. 血圧低下による重要臓器の末梢循環が著しく障害された状態をショックという。
  3. 高齢者の場合、急変時にみられる痛みや呼吸困難などの訴えがないことも多い。
  4. 嘔吐した場合には、仰臥位にして口腔内に吐物が残っていないかを確認する。
  5. 高齢者は、感染症に罹患すれば、必ず発熱する。
答え

【 1,2,3,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  医学用語としてのショックとは、何らかの原因で循環不全に陥り、生命の維持に危険が生じている状態のことをいう。
  3.  選択肢の通り
  4.  仰臥位では気道閉塞の可能性が高くなるため、側臥位にして確認する。
  5.  高齢者の症状は非定型的であるため、感染症に擢患しても、発熱するとは限らない。

問題

次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 入浴の際に、皮膚の発赤や新しいアザを見つけても、褥瘡のできる部位でなければ、そのままにしてもかまわない。
  2. 膀胱留置カテーテルの使用時は、蓄尿バッグを膀胱と同じ高さに固定する。
  3. 適切な住宅改修や移動補助具の導入は、介護負担の軽減につながる。
  4. 摂食・嚥下障害による誤嚥は、嚥下前、嚥下中、嚥下後のいずれのときでも生じることがある。
  5. 睡眠障害は、痛みやかゆみ、咳、呼吸困難、頻尿などが原因となることがある。
答え

【 3,4,5,  】

解説

  1.  部位に関係なく、不自然な発赤やアザは、褥瘡や虐待によりできた可能性があるため、医療職やそのほかの職種に報告をし、速やかに対応する。
  2.  蓄尿バッグを膀胱と同じ高さに固定すると、尿がカテーテルに逆流してしまう可能性があるため、膀胱より低い位置に置く。
  3.  選択肢の通り
  4.  選択肢の通り
  5.  選択肢の通り

問題

薬剤について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 肝機能が低下している場合は、薬剤の代謝速度が速くなる。
  2. 口腔内で溶ける0D (Oral Disintegrant) 錠は、口腔粘膜からそのまま吸収される薬剤である。
  3. 薬剤は、主に便として排港される。
  4. 麻薬は、口渇の原因となり得る薬剤である。
  5. 上半身を起こし、多めの水で薬を服用することが、食道潰瘍の予防につながる。
答え

【 4,5,  】

解説

  1.  肝機能が低下すると、代謝の機能が低下し、代謝は遅くなる。
  2.  口腔内で溶けるOD錠は、消化管で吸収される。口腔粘膜からそのまま吸収される薬には、舌下錠やバッカル錠などがある。
  3.  薬剤は主に尿として排池される。
  4.  選択肢の通り
  5.  多めの水で薬を服用することにより、薬が食道粘膜にはりつくことなく胃に送られるので、食道潰瘍の予防になる。

問題

訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. ターミナルケア加算は、死亡日にターミナルケアを実施した場合に加算できる。
  2. 介護保険の要介護者であっても医療保険の訪問看護の対象となるのは、厚生労働大臣が定める疾病、急性増悪時及び精神障害である。
  3. 主治医から交付される訪問看護指示書の有効期間は、3か月以内である。
  4. 緊急時訪問看護加算では、利用者・家族は、24時間連絡を取ることができる。
  5. 訪問看護師でも、薬剤管理を行うことができる。
答え

【 2,4,5,  】

解説

  1.  ターミナルケア加算は、死亡日及び死亡日前14日以内に2日以上ターミナルケアを行った場合に算定される。
  2.  選択肢の通り
  3.  訪問看護指示書の有効期間は、6か月以内となっている。
  4.  選択肢の通り
  5.  選択肢の通り

問題

短期入所療養介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 喀痰吸引を必要とする要介護高齢者は、介護老人保健施設での短期入所療養介護を利用できない。
  2. 短期入所療養介護には、ターミナルケアも含まれる。
  3. 緊急短期入所受入加算は、居宅サービス計画にない短期入所療養介護を緊急に行った場合に、 7日を限度として算定できる。
  4. 投薬以外の診療を行ってはならない。
  5. 介護老人保健施設において多職種で共同して個別リハビリテーション計画を作成し、実施した場合には、個別リハビリテーション実施加算を算定できる。
答え

【 2,3,5,  】

解説

  1.  短期入所療養介護では、医師や看護職員が常駐するため、医療的ケアが必要な要介護者も受け入れることが可能であり、喀痰吸引を必要とする要介護高齢者を受け入れることができる。
  2.  選択肢の通り
  3.  選択肢の通り
  4.  運営基準に「検査・投薬・注射・処置等は、利用者の状況に合わせ妥当適切に行う」 とあり、投薬以外の診療を行ってはならないとする規定はない。
  5.  選択肢の通り

問題

介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 若年性認知症の入所者を受け入れた場合には、介護報酬の加算を算定できる。
  2. 既存の介護療養型医療施設は、介護療養型老人保健施設に転換することができる。
  3. 施設長は、医師でなければならない。
  4. 退所時等指導加算は、退所後に自宅を訪問して生活指導を行っても算定できない。
  5. 口腔衛生管理体制加算は、歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が1か月に4回以上口腔ケアを行った場合に限り算定できる。
答え

【 1,2,  】

解説

  1.  若年性認知症利用者受入加算を算定することができる。
  2.  介護療養型医療施設は、介護療養型老人保健施設に転換していく方針となっている。
  3.  介護老人保健施設の管理者は原則医師でなければならないが、施設長が医師でなければならないという規定はない。
  4.  算定することができる。
  5.  歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が1か月に4回以上口腔ケアを行った場合に限り算定できる加算は、口腔衛生管理体制加算である。

問題

高齢者の特性について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 老年症候群に対しては、できる限り安静や臥床が必要である。
  2. せん妄は、原因や誘因を取り除いても消失しない。
  3. 体重減少、疲れやすい、身体活動レベルの低下、握力低下、歩行速度低下の5つの要素のうち、3つ以上あればフレイル(虚弱)と定義される。
  4. サルコペニア(加齢性筋肉減少症)は、運動器全体の機能低下をきたすことがある。
  5. 加齢により、最近の出来事に対する記憶が低下していくことが多い。
答え

【 3,4,5,  】

解説

  1.  高齢者が安静や臥床を続けると、廃用症候群になるおそれがあるため、老年症候群の症状を呈してもできる限り日常生活を変えないようにする必要がある。
  2.  せん妄は、一過性のものであり、原因や誘因を取り除くことにより症状は消失する。
  3.  選択肢の通り
  4.  選択肢の通り
  5.  選択肢の通り

問題

終末期のケアについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. 体位変換の頻度の減少や栄養状態の悪化により、褥瘡ができやすくなる。
  2. 本人の意思を確認できない状況下では、家族の意見が分かれることがあるため、 医療・介護専門職が方針を話し合い、その結果に基づき家族を説得する。
  3. 終末期には、息苦しさが楽になるよう、ベッドの角度調整など姿勢の工夫をする。
  4. 終末期には、身体への負担が大きいため、本人が望んでも入浴は避けなければならない。
  5. 家族の予期悲嘆を表現できるよう支援することは、家族に対して看取りへの心の準備を促すことにつながる。
答え

【 1,3,5,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  本人の意思を確認できない状況下では、医療・介護専門職・家族が話し合うことが重要である。専門職の意見で家族を説得するのは適切ではない。
  3.  選択肢の通り
  4.  本人の望みを聴き、最大限取り入れることが求められる。
  5.  選択肢の通り

問題

認知症について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. レビー小体型認知症では、起立性低血圧や失神による転倒、便秘などの症状はまれである。
  2. 認知症ケアパスとは、医療機関の連携を示すもので、介護体制は含まない。
  3. 若年性認知症者は、自立支援医療の対象となる。
  4. 認知症のSOSネットワークは、警察だけでなく、介護事業者や地域の生活関連団体等が捜索に協力して、行方不明者を発見する仕組みである。
  5. 正常圧水頭症にみられる認知機能障害は、脳の周囲や脳室内に脳脊髄液が貯留するために生じる。
答え

【 3,4,5,  】

解説

  1.  レビー小体型認知症では、起立性低血圧や失神による転倒、便秘などの症状が、みられることが多い。
  2.  認知症ケアパスは、地域での介護連携のなか、状態に応じた適切なサービス提供の流れを示すものであり、介護体制も含まれる。
  3.  選択肢の通り
  4.  選択肢の通り
  5.  選択肢の通り

問題

居宅サービス事業について適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 連携型定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所は、定期巡回サービス、随時対応サービス、随時訪問サービスを提供する。
  2. 指定訪問リハビリテーションの提供は、研修を受けた看護師が行うことができる。
  3. 介護予防訪問看護の対象者には、末期の悪性腫蕩の患者も含まれる。
  4. 短期入所療養介護の入所が4日以上になる場合は、医師の診療方針に基づき、居宅サービス計画に沿った短期入所療養介護計画を事業所の管理者が作成する。
  5. 通所リハビリテーション計画は、かかりつけ医の指示により作成しなければならない。
答え

【 1,4,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  指定訪問リハビリテーション事業者の従業者は、リハビリテーション専門職のみであり、看護師は不可である。
  3.  末期の悪性腫瘍である患者は、医療保険の訪間看護の対象となるため、介護保険の介護予防訪間看護を利用することができない。
  4.  選択肢の通り
  5.  通所リハビリテーション計画は、施設に常勤する医師や理学療法士などの従業者が共同で作成しなければならない。

問題

災害対応について適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. 深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)は、長時間同じ姿勢でいることから生じやすいので、こまめに足を動かすことなどで予防する。
  2. 災害時においても、個人情報保護の観点から、要援護者の個人情報の提供及び共有は、行うことができない。
  3. 災害時の新たな課題である生活不活発病は、活動低下により身体機能が低下した状態をいい、要介護者のみに生じる。
  4. 人工呼吸器等電源を必要とする医療機器使用者の停電時の対応については、平時より、主治医等と話し合い、対応を決めておく。
  5. 福祉避難所の対象者は、高齢者や障害者など避難所生活において何らかの特別な配慮を必要とする者とし、その家族は含まない。
答え

【 1,4,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  要援護者に対する適切な対応を行うため、要援護者の服薬管理や既往症などを含む個人情報の提供及び共有は行われるべきである。
  3.  生活不活発病は、身体を動かさないことで引き起こされるため 要介護者のみではなく、避難所などで動きにくい状態にある者すべてに起こる可能性がある。
  4.  選択肢の通り
  5.  その家族も対象となる。

問題

ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. クライエントの意欲を高めるために、小さな事柄から自己決定を促すことが重要である。
  2. クライエントが希望する必要なサービスを同居家族が望まない場合には、家族の意向を優先する。
  3. クライエントと家族の間の問題を調整することは、クライエントとの信頼関係を崩壊させる原因となるため、できるだけ控えるべきである。
  4. クライエントに必要な介護サービス等を活用して、家族の過重な介護負担を軽減する。
  5. クライエントの生命の危険を予見したときは、専門職による介入を試みる。
答え

【 1,4,5,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  クライエントが希望する必要なサービスを同居家族が望まない場合には、双方の意見をできる限り聴いたうえで調整を進めていくことが重要である。
  3.  クライエントと家族の双方に中立な立場で、問題を調整することが重要な役割である。
  4.  選択肢の通り
  5.  選択肢の通り

問題

相談援助者の職業倫理について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  1. クライエントに対する個人的な興味に基づいて質問するべきではない。
  2. 事例検討の内容があまりにもつらいものであったため、自宅でその具体的な内容を家族に話した。
  3. クライエントの表情や家族の様子については、守秘義務の範囲ではない。
  4. 退職後は、クライエントから相談があったことについて守秘義務はない。
  5. 職業倫理の違反を予防するためにも、スーパービジョンは有効である。
答え

【 1,5,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  家族であっても守秘義務に違反する。
  3.  クライエントの表情や家族の様子についても守秘義務の範囲となる。
  4.  退職後も守秘義務は継続している。
  5.  スーパービジョンとは、対人援助職者(スーパーバイジー)が指導者(スーパーバイザー)から教育を受ける過程である。指導者が援助者と規則的に面接を行い、継続的な訓練を通じて専門的スキルを向上させることを目的としている。このような訓練を継続的に行うことは、職業倫理を定期的に見直すきっかけとなり、職業倫理の違反を予防することにつながる。

問題

メゾ・ソーシャルワーク(集団援助)について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  1. メンバーの中に共通の問題を発見し、共感することは、孤立感や悲壮感を解消することにはつながらない。
  2. 援助を受ける立場にあるメンバーは、他人を援助するという立場にはなれない。
  3. 集団として活動するという体験で、グループのカの大きさを理解することができる。
  4. 一人ではできない活動に仲間とともに取り組むことで、できるようになった喜びを体験することができる。
  5. 他のメンバーの行動を観察することは、自分の問題について新たな見方を獲得する機会となる。
答え

【 3,4,5,  】

解説

  1.  メンバーの中に共通の問題を発見し、共感することは、孤立感や悲壮感を解消することにつながる。
  2.  援助を受ける立場にあるメンバーであっても、他人を援助するという立場になることができる。
  3.  選択肢の通り
  4.  選択肢の通り
  5.  選択肢の通り

問題

マクロ・ソーシャルワーク(地域援助)として、より適切なものはどれか。 3つ選べ。

  1. 社会福祉協議会による一人暮らし高齢者への声かけ活動のための住民の組織化
  2. 地域包括支援センターの社会福祉士による高齢者を虐待する家族への面接
  3. 住民が手軽に福祉サービスの情報を入手できる手段の創設
  4. 特別養護老人ホームの生活相談員による入所者に対するグループ活動
  5. コンビニエンスストアや商店街、地域の企業などの社会資源が行う認知症高齢者の見守り活動
答え

【 1,3,5,  】

解説

  1.  適切である。
  2.  ミクロ・ソーシャルワーク(個別援助)である。
  3.  適切である。
  4.  メゾ・ソーシャルワーク(集団援助)である。
  5.  適切である。

問題

短期入所生活介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 利用者20名未満の併設型の事業所の場合、介護職員は非常勤でもよい。
  2. すべての利用者について、短期入所生活介護計画を作成しなければならない。
  3. 短期入所生活介護計画は、居宅サービス計画を作成した介護支援専門員が作成しなければならない。
  4. 災害等のやむを得ない事情がある場合には、利用定員を超えた短期入所生活介護が認められる。
  5. 緊急短期入所受入加算と認知症行動・心理症状緊急対応加算は、同時に算定できる。
答え

【 1,4,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  短期入所生活介護計画は、おおむね4日以上利用する利用者に対して作成しなければならないが、すべての利用者に作成する必要はない。
  3.  短期入所生活介護計画は、事業所の管理者が作成しなければならない。
  4.  選択肢の通り
  5.  緊急短期入所受入加算と認知症行動・心理症状緊急対応加算は、ともに 「緊急受入」であるため、同時に算定することはできない。

問題

介護保険の給付対象となる福祉用具について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 福祉用具貸与事業所には、福祉用具専門相談員を1名以上置かなければならない。
  2. 利用者の身体を滑らせるスライディングボードは、福祉用具貸与の対象となる。
  3. 浴槽用の手すりは、福祉用具貸与の対象となる。
  4. 特定福祉用具を販売する際には、福祉用具専門相談員は、利用者ごとに特定福祉用具販売計画を作成しなければならない。
  5. 福祉用具貸与の対象となるスロープは、持ち運びできないものでもよい。
答え

【 2,4,  】

解説

  1.  福祉用具貸与事業所には、福祉用具専門相談員を、 2人以上置かなければならない。
  2.  選択肢の通り
  3.  浴槽用の手すりは、特定福祉用具販売の対象となる。
  4.  選択肢の通り
  5.  福祉用具貸与の対象となるスロープは、持ち運びができるものでなければならない。持ち運びができないスロープは工事を伴うものとして、住宅改修の対象となる。

問題

介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 家具の修繕は、生活援助として算定する。
  2. 利用者以外の家族の衣類の洗濯は、生活援助として算定する。
  3. ストマ装具のパウチにたまった排池物を捨てることは、身体介護として算定する。
  4. 1人の利用者に対して同時に2人の訪問介護員がサービスを提供しても、 2人分の訪間介護費は算定できない。
  5. 処方薬の受け取りは、生活援助として算定する。
答え

【 3,5,  】

解説

  1.  日常生活の援助に該当しないため、生活援助として算定することはできない。
  2.  直接本人の援助に該当しないため、 生活援助として算定することはできない。
  3.  選択肢の通り
  4.  2人分の訪問介護費を算定することができる。
  5.  選択肢の通り

問題

介護保険における通所介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 看護職員の配置は、義務付けられていない。
  2. おむつ代は、利用料以外の料金として支払いを受けることができる。
  3. 認知症介護指導者養成研修を修了した職員を配置していれば、認知症の程度にかかわらず、認知症加算を算定できる。
  4. 通所介護事業所と同一の建物内に居住する利用者がサービスを利用する場合であっても、通所介護費を減算されることはない。
  5. 利用者に病状の急変が生じた場合は、主治の医師への連絡等の措置を講じなければならない。
答え

【 2,5,  】

解説

  1.  看護職員(看護師または准看護師)の配置は義務付けられている。
  2.  おむつ代は、保険給付の対象外であるため、利用料とは別に支払いを受けることができる。
  3.  認知症加算は、認知症高齢者の日常生活自立度が皿以上の利用者に対して加算することができる。
  4.  通所介護事業所と同一の建物内に居住する利用者については、通所介護費が減算される。
  5.  選択肢の通り

問題

介護保険における通所介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. 若年性認知症の利用者を受け入れた場合は、認知症加算に加えて、若年性認知症利用者受入加算を算定できる。
  2. 低栄養状態にある利用者に対して管理栄養士を中心に栄養改善サービスを提供した場合は、月に2回を限度として栄養改善加算を算定できる。
  3. 通所介護計画は、利用者が希望した場合にのみ交付すればよい。
  4. 利用者からの要望があれば、利用定員を超えてサービスを提供することができる。
  5. サービス利用時間が9時間以上の場合は、5時間を限度として延長加算を算定できる。
答え

【 2,5,  】

解説

  1.  認知症加算を算定している場合は、算定することができない。
  2.  選択肢の通り
  3.  通所介護計画は、すべての利用者に交付しなければならない。
  4.  災害などのやむを得ない状況においては、定員を超えてサービスを行うことができるが、利用者の要望で定員を超えることはできない。
  5.  選択肢の通り

問題

認知症対応型共同生活介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 計画作成担当者は、厚生労働大臣が定める研修を修了している者でなければならない。
  2. 入退去に際しては、その年月日を利用者の被保険者証に記載しなければならない。
  3. 入居した日から30日以内の期間について算定される初期加算は、短期利用にも適用される。
  4. 利用者の処遇上必要と認められる場合であっても、居室を二人部屋にすることはできない。
  5. 非常災害に対する具体的な計画を、定期的に従業者に周知しなければならない。
答え

【 1,2,5,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  選択肢の通り
  3.  初期加算は入居する利用者に対するもので、短期利用の利用者には適用されない。
  4.  利用者の処遇上必要と認められる場合は2人にすることができる。
  5.  選択肢の通り

問題

小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 登録定員は、29人以下としなければならない。
  2. 運営に当たり、地域住民やその自発的な活動等との連携・協力を行う等の地域との交流を図らなければならない。
  3. 利用者は、 1か所の小規模多機能型居宅介護事業所に限って、利用者登録をすることができる。
  4. 小規模多機能型居宅介護事業者は、利用者の負担によって、利用者宅で他の事業者の介護を受けさせることができる。
  5. 通いサービスの利用者が登録定員の2分の1を下回る状態を続けてはならない。
答え

【 1,2,3,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  選択肢の通り
  3.  選択肢の通り
  4.  小規模多機能型居宅介護事業者は、利用者の負担によって、利用者宅で他の事業者の介護を受けさせてはならない。
  5.  通いサービスの利用者が登録定員に比べて著しく少ない状態であってはならないが、 2分の1を下回る状態などの具体的な基準は定められていない。

問題

介護老人福祉施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. やむを得ない事由があれば、要介護1又は2の人でも入所できる。
  2. あらかじめ協力歯科医療機関を定めておくよう努めなければならない。
  3. 入所者が入院する場合には、3か月間は空床にしておかなければならない。
  4. 他の職務と兼務していない常勤の介護支援専門員を1名以上置かなければならない。
  5. 歯科医師から技術的指導を受けた介護職員が口腔ケアを行った場合は、口腔衛生管理加算を算定できる。
答え

【 1,2,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  選択肢の通り
  3.  入所者が入院する場合、おおむね3か月以内に退院することが明らかに見込まれる場合は、退院後円滑に再入所することができなければならないが、その間空床にしておく必要はなく、空床利用型短期入所生活介護として活用してもよい。
  4.  入所者の処遇に支障がない場合は、他の職務に従事することができる。
  5.  口腔衛生管理加算は、歯科衛生士が1か月に4回以上口腔ケアを行った場合の加算であり、歯科衛生士が介護職員に技術的指導を行った場合は、口腔衛生管理体制加算が算定できる。

問題

生活保護制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 介護保険の介護保険料は、生活扶助として給付される。
  2. 介護扶助による介護の給付は、介護保険法の指定を受け、かつ、生活保護法による指定を受けた事業者等に委託して行われる。
  3. 被保護者が介護保険の被保険者である場合は、介護保険の保険給付より介護扶助が優先して給付される。
  4. 介護保険制度に基づく住宅改修は、住宅扶助の対象である。
  5. 医療扶助による医療の給付は、入院又は通院により治療を必要とする場合に、生活保護の指定医療機関に委託して行われる。
答え

【 1,2,5,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  選択肢の通り
  3.  被保護者が介護保険の被保険者である場合、介護扶助より介護保険の保険給付が優先して給付される。
  4.  介護保険制度に基づく住宅改修は、介護保険法に基づくものであるため、介護扶助の対象となる。
  5.  選択肢の通り

問題

成年後見制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 成年後見人が成年被後見人の居住用の不動産を処分する場合には、家庭裁判所の許可が必要である。
  2. 家庭裁判所は、本人の同意がなくても、四親等内の親族の請求により、補助開始の審判をすることができる。
  3. 市町村は、後見、保佐及び補助の業務を適正に行うことができる人材の育成を図るために必要な研修を実施するよう努めなければならない。
  4. 市町村は、後見、保佐及び補助の業務を適正に行うことができる者を家庭裁判所に推薦するよう努めなければならない。
  5. 任意後見人は、本人からの依頼により、市町村長が任命する。
答え

【 1,3,4,  】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  本人の同意のもと、四親等内の親族などの請求により、家庭裁判所の審判によって、同意権や代理権を与えることができる。
  3.  選択肢の通り
  4.  選択肢の通り
  5.  任意後見人は、本人と公正証書による契約を行う者で、市町村長に任命権限はない。

問題

後期高齢者医療制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

  1. 保険料は、厚生労働省令で定める。
  2. 65歳以上75歳未満であって、後期高齢者医療広域連合の障害認定を受けた者も、 被保険者となる。
  3. 生活保護世帯に属する者も、被保険者となる。
  4. 一部負担の割合は、原則として1割であるが、現役並み所得者は3割である。
  5. 給付には、高額療養費及び高額介護合算療養費の支給が含まれる。
答え

【 2,4,5,  】

解説

  1.  保険料は、後期高齢者医療広域連合が条例で定める。
  2.  選択肢の通り
  3.  生活保護世帯に属する者は、後期高齢者医療制度の被保険者にならない。
  4.  選択肢の通り
  5.  後期高齢者医療制度の保険給付は、医療保険制度で支給されるものと同じである。