保育士 実技試験 平成30年
音楽表現に関する技術
幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の両方を弾き歌いする。
求められる力:保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。
- 「おかあさん」(作詞:田中ナナ 作曲:中田喜直)
- 「アイ アイ」(作詞:相田裕美 作曲:宇野誠一郎)
- ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかで演奏すること。(楽譜の持ち込み可)
- ピアノの伴奏には市販の楽譜を用いるか、添付楽譜のコードネームを参照して編曲したものを用いる。
- ギター、アコーディオンで伴奏する場合には、添付楽譜のコードネームを尊重して演奏すること。
- いずれの楽器とも、前奏・後奏を付けてもよい。歌詞は1番のみとする。移調してもよい。
- ピアノ以外の楽器は持参すること。
- ギターはアンプの使用を認めないのでアコースティックギターを用いること。カポタストの使用は可。
- アコーディオンは独奏用を用いること。
造形表現に関する技術
保育の一場面を絵画で表現する。
求められる力:保育士として必要な造形表現(情景及び人物等を豊かにイメージした描写や色使いなど)ができること。
- 表現に関する問題文と条件を試験の当日に提示されます。
- 当日示される問題文で設定された一場面を、条件を満たして表現してください。
- 当日の持ち物(試験中机上に置けるもの)
- 鉛筆またはシャープペンシル(HB~2B)
- 色鉛筆(12 ~ 24色程度)
※水溶性色鉛筆の使用はOKですが、水分を塗布することは禁止です。また、クレヨン・パス・マーカーペン等の使用は不可です。 - 消しゴム
- 腕時計(アラーム等の音が鳴らないもの。計算機、電話等の機能のついていないもの。置時計不可)
※携帯用鉛筆削りを会場内に持ち込むことはOKですが、試験時間中に使用する場合は、試験監督員の了解を 得てから使用してください。
※受験者の間での用具の貸し借りは認められませんので、忘れないように注意してください。
- 試験時間は45分です。
- 解答用紙の大きさはA4判で、絵を描く枠の大きさは縦横19cmです。(紙の種類は試験の当日に提示されます。)
言語表現に関する技術
3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、下記の1 ~ 4のお話のうち一つを選択し、子どもが集中して聴けるようなお話を行う。
求められる力:保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること。
- 「おむすびころりん」(日本の昔話)
- 「3びきのこぶた」(イギリスの昔話)
- 「3びきのやぎのがらがらどん」(ノルウェーの昔話)
- 「てぶくろ」(ウクライナ民話)
- 子どもは20人程度が自分の前にいることを想定する。
- お話の編集、展開に関して特にきまりはありませんが、3分になるようにまとめてください。
- 題名は開始合図のあと、一番最初に子どもに向けて言ってください。
- 絵本・道具(台本・人形)等の一切の使用は禁止です。
絵本を読んだり、道具を使ったりした場合は、不正行為になりますので注意してください。
不正行為とみなされた場合、実技試験は無効となるほか、当該年試験から3年以内の期間で受験ができなくなる場合があります。(児童福祉法施行規則第6条の14第2項) - 3分間は退出できません。時間は係員が計ります。
- 子どもに見立てた椅子等を前方に用意します。